日記

大切な日常

2016/04/16 11:39
皆様、お久し振りです。
そしてきっと初めましての方も多いですよね。
初めまして。「がめに」と申します。

私は昨年の10月末まで少女時代を題材にしたお話を書き、約2年ほどサイトを運営しておりました。
サイトを閉鎖したのですが、
今回の震災を受け、少しでも皆様を笑顔にできたらと思い、
戻ってまいりました。


私は現在関東で一人暮らしをして仕事をしているのですが、実家は九州です。
そして、私の実家は、今起こっている地震の中で震度が上位の地区になりますので、
今回のことがとても他人事とは思えません。
最初の大きな地震の後から頻繁に連絡を取っている親も兄弟も
「怖い」「怖くて眠れない」と繰り返し言っております。
かなりの頻度で大きな余震が続いていることも聞いております。

私も九州出身だからわかりますが、
九州の方は地震になれていらっしゃらない方が多いと思います。
だからこそ、今回のことは心身ともにかなりダメージが大きいだろうなと思っております。
実は、私もそうだったんです。

私は東日本大震災の直後に仕事のため、九州から関東に上京しました。
本震では関東にいなかったものの、毎日頻繁に起こる大きな余震、混乱するインフラ。
それらを体験しました。

九州ではほとんど地震を体験したことがありませんでしたので、
頻繁に起こる大きな余震が恐ろしくて堪りませんでしたし、
上京して職場を移ったばかりだったので周りに親しい知り合いもおらず、
どうやって地域の情報を得ればよいのかもよくわからなくて毎日の生活がかなり不安でした。
毎日が非日常だったので、今思うと精神的にもかなり不安定だったように思います。
そして、東北の方々は私よりもっともっと不安な体験をされた方が多いと思います。


その頃、心の支えにしていたのが、世界中の方からの被災地を応援する動画や文章、
そして私が読むのを日課にしていた小説サイトの存在でした。
(その頃は少女時代を知りませんでしたので、小説サイトはドラマの二次小説だったりします。)
そのサイトのサイト主様は、被災地に短いメッセージを毎回送り、
「私にはこんなことしかできないけれど…」と言いながら変わらず小説を投稿し続けてくれました。
私は、私の中にあった“小説を読む日常”
を続けさせてくれたこのサイトの存在にかなり助けられました。
小さなことかもしれませんが、私の中では日常を維持してくれた大きな存在でした。


熊本の最初の大きな地震の後、何かしたいけど何ができるかなって考えた時、
あの当時を思い出し、あのサイトを思い出しました。
そして、昨年このサイトを閉める直前に読者様から頂いた
「このサイトが心の拠り所でした」というお言葉を思い出しました。
このサイトを心の拠り所にしてくださった方がいるならば、
微力ながらあのとき受けたご恩をお返しするためにもサイトを再開しようと思いました。


実はサイトを閉めた後も、個人的に楽しむためにお話をのんびり書いておりました。
一応Twitterで公開はさせていただいておりましたが、自分が楽しむのが主目的なので、
自分の気が向いたときに書き、Twitterでの公開も長くとも1日くらいしかしておりませんでした。
フォロワー様であっても、
運よく見かけた方くらいしか読まれていた方はいらっしゃらないと思います。
(ツイートは1日も経たないうちに削除していました)
お話はちょこちょこ書いていましたが、サイトの再開をするつもりは全くありませんでした。

しかし、サイトを運営していた頃の読者様達からのコメントを思い出し、
少しでも皆様が笑顔になる助けができたらと思い、サイトを再開することにしました。

新しいお話の更新はあまりできないかもしれません。
しかし、以前のお話を読み返して楽しんでいただけるだけでも、
このサイトを再開した意義はあるんじゃないかなと期待して公開を続けようと思います。


私はここで“ソシのお話の日常”を作って皆様をお待ちしております。
ふとお話の世界に浸りたくなったときはどうぞお気軽にお立ち寄りくださいね^^


皆様、どうか安全第一でお体を大切になさってくださいませ。



それではまた。

コメント

コメントを受け付けていません。