日記

霖雨のタイトル(後編)

2015/08/31 01:22
雨シリーズ
皆様、こんばんは。
お話の更新はありません。


雨シリーズ終わったよ記念の日記第3回。(全4回予定)
霖雨のタイトルについて。後編。


16話目。シカは二人が一時過ごしていたホテルのバーでテヨンの悩みを聞く。
テヨンへの独占欲みたいなものが湧いているのを感じるけれど、まだ自覚なし。
テヨンとパニがどしゃ降りの中、
テヨンへの恋心を咲かせようとしているシカ。

「雨花」は雨の降っている時の花。雨中の花。
また、雨のように散る花。



17話目。テヨンはシカのアドバイスに従ってパニと正直に話をする。
パニが好きだと言ってくれようが、
どうしても過去の経験から怖さが勝ると泣き始めるテヨン。
そして、テヨンの口から聞いて改めて自分がどれだけ酷いことをしたか思い知るパニ。
パニは、テヨンにあまりにも大きい傷を残してしまったことを悟り、
身を引くことを覚悟する。

長い雨がテヨンとパニの恋心を蝕んでいた。
「卯の花腐し」は、咲いている卯の花を腐らせるほどに降り続く霖雨。



18話目。テヨンとパニはようやくちゃんと別れた
しかしある朝、パニがシカに釘を刺す。「中途半端にテヨンを振り回すな」と。
パニにテヨンが好きなのかと問われ、そこでようやくテヨンへの気持ちを自覚するシカ。
だけど、その恋はきっと幸せではない。

「雨催い」は、今にも雨になりそうな様子。
ジェシカにも本格的に雨が降りそうな気配。



19話目。テヨンと二人で過ごす時間。
シカは思い切ってまだパニに未練があるのか聞いてみた。
テヨンの答えは「ない。もう恋はしない。これまでのことは忘れたい。」。
テヨンの、二人で一生懸命乗り越えた思い出さえ捨て去りたいというような言葉に傷つくシカ。
だけど、テヨンは傷つくシカに気づいていない。

心を冷やす厳しい雨。冷たい雨。「冷雨」。



20話目。テヨンと別れたものの全然吹っ切れず、
パニは毎日泣きながら飲んで夜をどうにか乗り越えていた。
辛すぎてどうにかなりそう。
実の姉に泣きながら電話をするパニ。
そして、心配した姉が言った。「実家に帰って来なさい」と。

雨は止まず、明るさなんて微塵もない。
雨が降って暗いさま。「雨闇」。



21話目。いい加減にテヨンへの気持ちを整理するため、
実家に戻ることを決意するパニ。
テヨンとの思い出の品を実家に送る準備をしていると、部屋にシカがやってくる。

テヨンを諦めるの?逃げるだけでしょ?
厳しい言葉を投げかけてくるシカに爆発するパニ。
だけど、シカが本当に言いたかったのはそんなことじゃなかった。
テヨンはあんたが好きなのよ?
それを暗に伝えてくれたシカ。
心が折れそうになっていたパニは、シカによって立ち直る。

好きな人と親友を思って行動した、不器用シカの優しい回。
「慈雨」は恵みの雨。作物に生気をもたらす雨。



22話目。
テヨンもパニもお互いを強く想い合っていることを、シカが悟ってしまう。
シカが自分の想いが叶わないことを悟る回。
そして、切なく優しい行動のきっかけになる回。

諦めようとしていたパニを立ち直らせた前の日、シカのもとに降った雨。
前日の夜に降った雨。「昨夜(よべ)の雨」



23話目。パニが再び前向きに頑張り始める。
未だパニを避けようとするテヨンに無理強いはせず、
だけど想いはしっかり伝えようとするパニ。
かすかに光が見え始めた回。

「雨明り」は、雨降りなのにほのかに明るく感じられること。



24話目。パニは前向きになったものの、テヨンはそんな気配を見せない。
相変わらず逃げてばかりのテヨンにスヨンもお怒りの様子。
周りはやきもきしてるけど、引きこもりテヨンは自分の殻に閉じこもったまま。
テヨンの気持ちがよくわからない。

雨の宵、月も厚い雨雲に覆われてて見えない。「雨夜の月」



25話目。ある夜、パニはテヨンと話そうとしたが彼女は不在。
自分と別れてから、毎晩テヨンが一人でドライブをしていたことを知る。
ソニはそんなテヨンに何も言わず、そっと見守り続けていた。
テヨンと話すために、あてもなく彼女を探すパニ。
そしてついにテヨンを見つける。

テヨンが一人で泣いていた場所を見つけたパニ。
そこはテヨンの涙を受け止めていた場所。
「雨垂落」は、軒下などの雨だれが落ちる所。



26話目。テヨンとの話し合いは以前の話し合いの平行線を辿り、
パニの気持ちはテヨンに届いてくれない。
「今の私を見てよ」
そう言いながらついに泣き出してしまうパニ。
何も言わず車を出てしまったテヨンと会えないまま、アメリカに旅立つ。

アメリカでミシェルの赤い傘を借りて買い物に出たパニは、
街でテヨンと似た格好の人を見かける。
よく見ると、それはテヨンだった。
なぜここにテヨンがいるのかなんて考える間もなく彼女を追いかけるパニ。

パニの差していた赤い傘、そして彼女の愛の花に降り注ぐ雨。
その雨はきっと赤い花をもっと素敵に咲かせるべく降り注ぐ雨。
「紅の雨」。紅の色をした花などに振り注ぐ雨。



27話目。
自分の気持ちを抑えてパニとテヨンを支えるシカに歯がゆさを感じるスヨン。
「泣くな馬鹿!」
そう言われて初めて我慢していた涙を流し始めるシカ。
ユナは泣き続けるシカに優しい言葉をかけながら慰めるのだった。

一人雨に濡れるシカを優しく守ろうとするスヨンとユナの回。
雨に濡れるのを防ぐために着物などの上にかけて覆うもの。「雨掛」。



28話目。テヨンがパニを想っている証拠をはっきり見つけてしまうシカ。
自分の想いを吹っ切るために、
うじうじしていたテヨンをだまし、アメリカへと送り出す。
テヨンはシカに背中を押されてようやくパニのもとへ。
一方シカははっきり失恋し、テヨンを送り出した後、ユナの胸で泣きじゃくった。

雨はシカのもとに降り注ぐ。
自分の周りにだけ降っているように感じられる局地的な雨。「私雨」。



29話目。テヨンはパニを追いかけてアメリカへ。
そしてようやく二人は想いを通じ合わせる。
長い長い雨を経て、ようやく訪れた「雨上がり」。



なんか長くなっちゃいましたが、以上が雨シリーズのタイトルでした~^^
雨を表す言葉って本当にたくさんありますよね。
雨シリーズを書き始めてからそれを知り、雨と縁深い日本らしいな~と思いました^^

次回は皆様に頂いたアンケートコメントについてお話しようと思っています。









以下、拍手お返事です。
今回お返事できなかった方にはまた次回お返事させていただきます。
皆様、コメントありがとうございました^^


SooSunペン様

おお…SooSunペン様…ありがとうございますTT
こちらこそ雨シリーズを最後まで見守っていただき、誠にありがとうございました。
SooSunペン様から頂いたコメントを見て、
雨完結お祝いにちょっとお高めのアイスを食べてみちゃったりしましたw

SooSunペン様はバッドエンド派(誰も結ばれずに終わる)だったんですね。
あ、もしかしてアンケートの1票はSooSunペン様だったのでしょうか?w
実は私も一時それを考えたことがあります。
これ…復縁はもう無理じゃないか?と思っていました(笑)
シカと結ばれてほしいとも思ったけれど、
そんな気配をテヨンは全然見せないし。
それくらいテヨンはキてましたし、怖がってましたし、
いくらパニでも無理な気がしました。
その状況を救ってくれたのがシカでございます。
たぶんシカがいなかったらバッドエンドを書いていた気がします(笑)

おぉ…雨の終了をそんなに惜しんでいただけるとは本当に嬉しいです^^
このサイトで1番好きなのが雨で、2番目が蜘蛛と蝶って、
やっぱりSooSunペン様くらいからしか聞いたことないですw

こちらこそありがとうございました!
私もSooSunペン様大好きです!笑
感情の表し方や台詞の言い回しは、
私の頭の中で起こったことをなるべくそのまま表現できるように書いているのですが、
きっとそのフィーリング?がSooSunペン様と近いのでしょうね^^
だからSooSunペン様にとって脳内再生されやすい感じになっているのではないかなと思います。
好きだと言っていただけてとても嬉しいです^^

雨が終わったので、ようやくソシみてを始められますw
いろんなカップルをできる限り掘り下げて書いていく予定ですので、
是非楽しんでいただけたら嬉しいです。
コメントありがとうございました!





雨シリーズ完結おめでとうございます。また、1話ずつ噛み締めるように読み返してしまいました。…様

こちらこそ最後まで読んでいただいてありがとうございました^^
「1話ずつ噛み締めるように」というお言葉が本当に嬉しいです。
そんなに大事に丁寧に私が描いたお話を楽しんでいただいているなんて…!

私が送り出した子(お話)たちは、
皆様に本当に大事にしていただいているんだな~ってよく感じます。
皆様から頂くコメントからそれがとても伝わってくるんです。
本当に嬉しいです。ありがたいです。感激です!
ありがとうございます^^

雨のテヨンの繊細さ、弱さを魅力的だったと言って下さる読者様に感動で震えております。
おぉう…。そんな風にうちの子を受け止めてくださっていたでのですねTT
嬉しい…!
こちらこそ感動をありがとうございました。
また是非いらしてくださいませ^^
コメントありがとうございました!





US様

ありがとうございます!終わりました~^^
おぉ!完結後にまた最初から読み返してくださったんですね!
長く重いので大変だったのではないかとお察し致します…笑

雨シリーズが始まったくらいから読んでいただいたということは、
だいたい1年半くらいでしょうか。
ずっとリアルタイムで雨を追いかけてくださっていたんですね!
一緒に泣いたり、笑っ…いや、また泣いたりw、苦しんだりしていただきながら、
最後まで共に駆け抜けてくださったということですね。
こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいですTT

US様から頂いた「ありがとうございました」のお言葉の後のたくさんのビックリマークに、
なんだかじーんとしちゃいました。
こちらこそありがとうございました!!!!!
これからまた別のお話で楽しんでいただけたら幸いです^^
コメントありがとうございました!

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