商人
ソニョシデクエスト
その2
勇者テヨンは旅の仲間を探すべく、隣町に向かった
テヨン「お金もちょっと貯まったし、まずは今後のためにやくそうでも買っとくかな」
テヨンがやくそうを買うためにどうぐやに入ると、
さすが商業で結構栄えている隣町なだけにたくさんの種類のやくそうがあった
テヨン「まだMP(マジックポイント:魔法用のパラメーター)もそんなにないし、
まずは普通にHP(ヒットポイント:これなくなる=死)回復用のやくそう買っとこう
おじちゃん!やくそう下さい!」
どうぐや「毎度あり!やくそう1個は10ソシだよ
何個買うかい?」
テヨン「え?10ソシ?
うちの町では8ソシなんだけど…
こっちじゃ高いんだな~」
隣町は思ったより物価が高かった。
こんなことならこの町に来る前に自分の町でやくそう買い溜めしておけばよかった…
そう思ったけれど、今更そんなこと言ったって仕方がない
テヨン「じゃあ~…10個…」
「ちょっとおじちゃん!やくそう8ソシでしょ!
何小さい子にふっかけてんの!」
テヨンがおじちゃんに注文しようとしたところをノッポの商人に遮られた
テヨン「…って、え?やくそう8ソシなの?」
「そうだよ ここの町でも普通は8ソシなの」
テヨン「おじちゃん酷い!
ここのどうぐやで買わないほうが良いって言いふらすからね!」
どうぐや「待って待って!ごめんよ!
おわびにやくそう5ソシで売るから!そんなことしないで!」
テヨンはそのどうぐやでやくそうを20個買った
どうぐやを出ると、さっきのノッポの商人が
隣のぶきやに入ろうとしているところだった
テヨンは慌てて商人に声をかける
テヨン「あの!商人さん!
さっきはありがとうございました!」
「あぁ~さっきの小さい子か
別にいいよ
あんた童顔で小さいからカモにされやすいんだよ
気をつけな」
そう言って再びぶきやに入ろうとする商人をまた引き止める
テヨン「あの!私の旅の仲間になってくれませんか?」
「は?」
テヨン「10億ソシの褒美が出る魔王倒しの旅に出ようと思ってて、
今その仲間を探しているんです
商人さんなら世界各国の情報に詳しそうだし、
さっきも助けてくれて頼りになりそうだから」
「あんたがあの魔王を倒しに?
なんの冗談?」
テヨン「冗談じゃありません!
これから仲間集めて…」
「あんたがあの魔王のところに行くなんて死にに行くようなもんでしょ?
無謀だよ 止めときな」
テヨン「でも、王様にも倒してくるって約束しちゃったし…」
「は?王様?
王様ってソシ王国の?」
テヨン「そうですけど…」
「なんであんたみたいなのが王様に会えるの?」
テヨン「え?王様に呼ばれたから?」
「え?なんで?」
テヨン「魔王倒してほしいって…」
「え?王様から頼まれたの?
は?なんであんたに頼むの?」
テヨン「う~んと…剣術大会で優勝したからかな?
他にも頼まれた人いたみたいですけど。
でも、10億ソシ出るなら私も助かるかなって思って…えへへ」
「え?剣術大会ってソシ王国主催の?
あんたもしかしてあの大会で優勝したの?
あ!もしかしてこの前優勝したテヨンってあんた?」
テヨン「そうですけど…?なんで?」
「はぁ~……
そりゃごめん まさかそれほどの腕前だとは…」
テヨン「え?」
「あの大会は世界大会だからあんたは世界一強いってことよ
まさかこんなちっこいのが世界最強だとは知らなかったわ…」
テヨン「いや、私は町の大会に出ただけで」
「町ってあそこの城下町でしょ?」
テヨン「そうですけど」
「出たの何回目なの?」
テヨン「え?この前のが初めてです
優勝賞金が出るって聞いたから…えへへ
賞金のおかげで家族に新しいおうち建てれたんです
でも、そのせいでお金全部なくなって家族に怒られちゃった
もっと賢く自分のために使えって」
「呆れた 初めてで優勝したの?
あんたどんだけ強いのよ…」
ノッポの商人は片手を目に当てて空を仰いだ後、
テヨンの方を振り向いた
「わかった あんたの仲間になる
あんたとなら魔王倒しも夢じゃない気がするし、
世界中まわることになるだろうから私の商売も上手くいきそうだわ」
テヨン「ありがとうございます!
改めまして、私はテヨンです
よろしくお願いします!」
「私はスヨンよ よろしくね」
こうして商人スヨンが旅の仲間に加わった
→あとがき
その2
勇者テヨンは旅の仲間を探すべく、隣町に向かった
テヨン「お金もちょっと貯まったし、まずは今後のためにやくそうでも買っとくかな」
テヨンがやくそうを買うためにどうぐやに入ると、
さすが商業で結構栄えている隣町なだけにたくさんの種類のやくそうがあった
テヨン「まだMP(マジックポイント:魔法用のパラメーター)もそんなにないし、
まずは普通にHP(ヒットポイント:これなくなる=死)回復用のやくそう買っとこう
おじちゃん!やくそう下さい!」
どうぐや「毎度あり!やくそう1個は10ソシだよ
何個買うかい?」
テヨン「え?10ソシ?
うちの町では8ソシなんだけど…
こっちじゃ高いんだな~」
隣町は思ったより物価が高かった。
こんなことならこの町に来る前に自分の町でやくそう買い溜めしておけばよかった…
そう思ったけれど、今更そんなこと言ったって仕方がない
テヨン「じゃあ~…10個…」
「ちょっとおじちゃん!やくそう8ソシでしょ!
何小さい子にふっかけてんの!」
テヨンがおじちゃんに注文しようとしたところをノッポの商人に遮られた
テヨン「…って、え?やくそう8ソシなの?」
「そうだよ ここの町でも普通は8ソシなの」
テヨン「おじちゃん酷い!
ここのどうぐやで買わないほうが良いって言いふらすからね!」
どうぐや「待って待って!ごめんよ!
おわびにやくそう5ソシで売るから!そんなことしないで!」
テヨンはそのどうぐやでやくそうを20個買った
どうぐやを出ると、さっきのノッポの商人が
隣のぶきやに入ろうとしているところだった
テヨンは慌てて商人に声をかける
テヨン「あの!商人さん!
さっきはありがとうございました!」
「あぁ~さっきの小さい子か
別にいいよ
あんた童顔で小さいからカモにされやすいんだよ
気をつけな」
そう言って再びぶきやに入ろうとする商人をまた引き止める
テヨン「あの!私の旅の仲間になってくれませんか?」
「は?」
テヨン「10億ソシの褒美が出る魔王倒しの旅に出ようと思ってて、
今その仲間を探しているんです
商人さんなら世界各国の情報に詳しそうだし、
さっきも助けてくれて頼りになりそうだから」
「あんたがあの魔王を倒しに?
なんの冗談?」
テヨン「冗談じゃありません!
これから仲間集めて…」
「あんたがあの魔王のところに行くなんて死にに行くようなもんでしょ?
無謀だよ 止めときな」
テヨン「でも、王様にも倒してくるって約束しちゃったし…」
「は?王様?
王様ってソシ王国の?」
テヨン「そうですけど…」
「なんであんたみたいなのが王様に会えるの?」
テヨン「え?王様に呼ばれたから?」
「え?なんで?」
テヨン「魔王倒してほしいって…」
「え?王様から頼まれたの?
は?なんであんたに頼むの?」
テヨン「う~んと…剣術大会で優勝したからかな?
他にも頼まれた人いたみたいですけど。
でも、10億ソシ出るなら私も助かるかなって思って…えへへ」
「え?剣術大会ってソシ王国主催の?
あんたもしかしてあの大会で優勝したの?
あ!もしかしてこの前優勝したテヨンってあんた?」
テヨン「そうですけど…?なんで?」
「はぁ~……
そりゃごめん まさかそれほどの腕前だとは…」
テヨン「え?」
「あの大会は世界大会だからあんたは世界一強いってことよ
まさかこんなちっこいのが世界最強だとは知らなかったわ…」
テヨン「いや、私は町の大会に出ただけで」
「町ってあそこの城下町でしょ?」
テヨン「そうですけど」
「出たの何回目なの?」
テヨン「え?この前のが初めてです
優勝賞金が出るって聞いたから…えへへ
賞金のおかげで家族に新しいおうち建てれたんです
でも、そのせいでお金全部なくなって家族に怒られちゃった
もっと賢く自分のために使えって」
「呆れた 初めてで優勝したの?
あんたどんだけ強いのよ…」
ノッポの商人は片手を目に当てて空を仰いだ後、
テヨンの方を振り向いた
「わかった あんたの仲間になる
あんたとなら魔王倒しも夢じゃない気がするし、
世界中まわることになるだろうから私の商売も上手くいきそうだわ」
テヨン「ありがとうございます!
改めまして、私はテヨンです
よろしくお願いします!」
「私はスヨンよ よろしくね」
こうして商人スヨンが旅の仲間に加わった
→あとがき