いつかきっと

Tiffany side






ユナとの約束の期間、3ヶ月が過ぎ、
私達は誰にも告げず
自然に以前と同じ関係に戻った





私はテヨンときちんと話して自分の気持ちを伝えたかった
謝りたかった
きっとテヨンは辛いと思うけど、
あのときの自分のことについてもちゃんと話したかった


そして、あなたを愛してるって
ずっと傍にいてほしい
あなたと離れたくないってあなたに伝わるまで伝えたかった








でも、そういう時に限って
私とテヨンのスケジュールはことごとくすれ違っていて、
二人になる時間が全くと言っていいほど取れなかった


もどかしい想いばかりが募っていく
















そんなある日


私はユリとヒョヨンと共にバラエティー番組の収録をしていた





休憩時間になってスタッフさんに用意してもらったお茶を飲んでいると、
携帯を見たユリが慌てて近寄ってきた



ユリ「パニ 大変!テヨンが倒れたって!」


パニ「え!?」





私は慌ててお茶を机に置いて
ユリの携帯を見せてもらう



すると、スヨンからメンバーにテヨンが倒れた旨を知らせるメールがきていた

メールには、
テヨンは疲れが溜まって倒れたこと、
怪我などはしておらず大事には至らないことが書かれていた





ユリ「テヨンが倒れたってことはもう結構情報として出回ってるみたいだから
スヨンは私達が混乱しないようにメールしてくれたみたいね」


ヒョヨン「疲れでまだよかったわ
一瞬、何かの病気かと思ってヒヤッとしたわ」






私はユリとヒョヨンの会話が頭を素通りしていた



テヨン…!

あなたのもとに今すぐにでも駆けつけたい
あなたの顔を直接見て無事を確認したい





そう思ったけれど、
撮影は私一人ではなく大勢の出演者がいるバラエティー番組




不安で心は焦るばかりだったけれど、
収録を終えて宿舎に帰れた頃には
既に夜中に近い時間になっていた




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