キン肉マン
髭剃りの電源を入れ、自分の顔の手入れを行う。すると背後に人の気配がし、洗面台の鏡に写る大きな自分の身体の隙間から彼女の姿がわずかに見えた。
「…今は髭伸ばさないのね」
「ん?」
髭剃りの電源を切り、背後から聞こえた声に振り返る。
「昔は髭、生やしてたのにね」
「あぁ、まぁな」
緊急の用事ではなさそうだったので、髭剃りを再開する。
「髪型も合わさってまんまるしてて、可愛かったなぁ…」
「可愛かったってお前な…ん?ちょっと待て。何で、俺が髭伸ばしてた頃を知ってんだ?」
俺が悪魔超人の時は、まだ彼女は幼くて記憶もほとんどないはずだ。嫌な予感がして髭剃りを止め、リビングに戻った彼女を追いかける。ソファに座っていた彼女は一枚の写真を熱心に見つめ、ぶつぶつと何か喋っている。
「この頃は髪の毛が短めで手触り良さそう…ふわふわの髪と髭が合わさって、お顔が丸く見える…ちょっと悪ぶってる表情が可愛い〜!」
「お前、何見て…」
後ろから覗き込めば、彼女が持っていたのはいつ撮ったのかわからないが悪魔超人として地球に降り立った時の自分の写真だった。
「うおぉぉぉぉっ!?なんでそんなモン持ってんだ!!」
「あ!返して!」
慌てて奪い取り、彼女に取り返される前にびりびりに破り捨てた。
「あぁぁ!!私の大事なコレクションが!!……まぁ、まだ予備あるしいいか」
「何ぃ!?」
彼女が新しく取り出した写真に、驚き呆れひっくり返った。
「あ、ひっくり返っちゃった!写真撮らなきゃ」
止まる事ないシャッター音が聞こえる。
「な、なんでこんな写真が…」
悪魔超人の頃に関しては、できる事なら彼女に知られないで欲しい部分もある。なのに、ばっちりと撮られている写真の数々はどうしたことか。
「ふふっ!正義超人のお友達がいるって良いことね!」
「誰だ!これをばら撒いたヤツぁ!?」
かつて共に戦った仲間達に会った時は片っ端から問い詰めてやると、心に誓ったのだった。
「…今は髭伸ばさないのね」
「ん?」
髭剃りの電源を切り、背後から聞こえた声に振り返る。
「昔は髭、生やしてたのにね」
「あぁ、まぁな」
緊急の用事ではなさそうだったので、髭剃りを再開する。
「髪型も合わさってまんまるしてて、可愛かったなぁ…」
「可愛かったってお前な…ん?ちょっと待て。何で、俺が髭伸ばしてた頃を知ってんだ?」
俺が悪魔超人の時は、まだ彼女は幼くて記憶もほとんどないはずだ。嫌な予感がして髭剃りを止め、リビングに戻った彼女を追いかける。ソファに座っていた彼女は一枚の写真を熱心に見つめ、ぶつぶつと何か喋っている。
「この頃は髪の毛が短めで手触り良さそう…ふわふわの髪と髭が合わさって、お顔が丸く見える…ちょっと悪ぶってる表情が可愛い〜!」
「お前、何見て…」
後ろから覗き込めば、彼女が持っていたのはいつ撮ったのかわからないが悪魔超人として地球に降り立った時の自分の写真だった。
「うおぉぉぉぉっ!?なんでそんなモン持ってんだ!!」
「あ!返して!」
慌てて奪い取り、彼女に取り返される前にびりびりに破り捨てた。
「あぁぁ!!私の大事なコレクションが!!……まぁ、まだ予備あるしいいか」
「何ぃ!?」
彼女が新しく取り出した写真に、驚き呆れひっくり返った。
「あ、ひっくり返っちゃった!写真撮らなきゃ」
止まる事ないシャッター音が聞こえる。
「な、なんでこんな写真が…」
悪魔超人の頃に関しては、できる事なら彼女に知られないで欲しい部分もある。なのに、ばっちりと撮られている写真の数々はどうしたことか。
「ふふっ!正義超人のお友達がいるって良いことね!」
「誰だ!これをばら撒いたヤツぁ!?」
かつて共に戦った仲間達に会った時は片っ端から問い詰めてやると、心に誓ったのだった。
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