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短編集的な

注意。
※以前運営していたサイトからの流用
※プラスの方使うの初めてなので、ちょっと実験的に載せています





「兵助、手つないでいい?」
「ん?何で許可が要るの?」

そう言って笑って、私が繋ぐより先に兵助は手を握ってきた。
見上げた兵助の顔は、相変わらず美人さんで綺麗。

「まつげ長い。触ってみたいなぁ。」
「うーんちょっと嫌かな…。」
「まつげは許可制かー。」
「…仕方ないなぁ。ちょっとだけだぞ?」
困ったような顔も好き。その顔が、目を伏せる。
さわさわ、握られてない方の手の先で、まつげが長いとこんな感じかぁとしばらく堪能してみる。

「くすぐったい。…俺も[#dn=1#]に、もっと触れたくなる。」
まつげから手を離した時、兵助の大きな両手が頬を包み込むように触れてきて。

額を寄せた後、静かに唇に兵助の熱が降ってきた。




【触れていたい】
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