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『夏休み番外編⑥ 余計なことする奴』
※注!!いわゆるラッキースケベネタが含まれるので、不快に思われる方は読まないことをおすすめします!!
※六年生+鉢屋三郎出てきます。
※夢主が可哀そうな目に遭います。
夏休みのある日。
外出中だった鉢屋三郎が学園に戻る道すがら、裏裏山の道の途中で上町ひまり(陽太のすがた)と偶然行き合った。
「あれ?ひまり先輩。こんな所で何してるんですか?」
「三郎か。いや、今まで自主トレしてたんだけど、汗かいちゃったから、そこの川の下流で水浴びしてから帰ろうかなって。」
「そうでしたか。…そういえば今朝、他の六年生の先輩方と一緒に出て行かれませんでしたっけ?」
「ああ。最初は合同鍛錬してたんだけど、途中から各自に分かれてやってたから。三郎、帰る途中なら悪いんだけど他の奴見かけたら、先に帰っといてって伝えておいてくれないかな?」
「それは別に、いいですけど。」
「見かけたらでいいから。それじゃ。………あと、覗くなよ?」
「随分、信用無いですねぇ。そんなことするわけないじゃないですか。」
「よし、信じてやる。じゃ、よろしく!」
あっという間に茂みの向こうに姿を消した彼女を見届けてから、三郎は再び歩き始めた。
しばらく行った先で今度は、他の六年生六人の姿を見つけて声をかける。
「あっ、先輩方!丁度いらっしゃって良かった。」
「鉢屋じゃないか。何をしているんだ、こんな所で。」
気付いた一番近くの仙蔵が振り返って訊く。
「ちょっと用事がありまして、外出先から戻ってきたところです。それで先輩、さっき僕あちらの方でひまり先輩にお会いしたんですけど。」
「陽太に?我々も自主トレを終えて、あいつを呼びに行こうと思っていたところだ。」
「それが、帰る前に水浴びしていくから、先に帰ってていい、とのことで。」
「そうか。わざわざ伝えてもらって、すまないな。」
「いいえ。それにしても、今日も暑かったですよね。こう暑いと、冷たい川の水で、水浴びの一つでもしたくなりますよねぇ。」
すると話を聞いていた文次郎、小平太、留三郎も乗ってくる。
「確かに、俺たちもいつにも増して汗だくになっちまったしな。」
「ついでに私たちも、水浴びしていかないか?」
「おう、いいなそれ!」
「あ、でも、ひまりと鉢合わせちゃったら悪いし…」
遠慮がちに伊作が言うのを聞いて、三郎は。
「ああそれなら、ひまり先輩、上流の方で水浴びするって言ってたんで、下流に行かれたら問題無いかと。」
「そうなのか。じゃあ、大丈夫だろ!」
「お前も一緒に行こうぜ、伊作!」
「う、うん……」
「それでは先輩方、僕はお先に失礼します。」
「おう、気を付けて帰れよー。」
問題も解決し、お互いスッキリした顔で別れる。
ーーーーーーーーーーその5分後。
「いやあああああああ!!!何でこっちに来てるんだよ!?!?!?」
着ていた服を全て脱いで川で水浴びをしていた上町ひまり(ひまりのすがた)と、男六人が鉢合わせしてしまい。
悲鳴に驚いた近くの鳥たちも、一斉に木から飛び立った。
「ち…違う!誤解だ!!」
「こっちを見るなあああああ!!」
赤い顔で焦ったように両手を横に振る文次郎の顔に、拳くらいの石が投げられめり込んだ。
「話を聞け!というかお前こそ何でここにいるんだ?!」
「とにかく見るなあああああ!!」
投石を防ぐためやや横に顔を逸らしつつ正面を両手のひらでガードする留三郎の顔に、カーブボール(石)がめり込んだ。
「ぼ、僕は何も見てないからっ…!!」
「脳裏まで記憶消せえええええ!!」
首筋まで真っ赤になりながら両手で目を覆う伊作に、忍び装束の袴がバサァと覆いかぶさった。
「気に病むことないぞひまり、胸が大きくなくても生きていける!」
「お前は死ねえええええ!!」
人の頭くらいの岩が、励まそうとした小平太の顔を真正面から強襲した。
「……」
「長次、ずっと後ろ向いててくれてありがとう!そのままどっか行って!!」
ほとんど砂粒くらいの大きさの石が、見ないように後ろを向いている長次の頭にコイン、と当たった。
「…ひまりお前、また太ったんじゃないのか?」
「お前ほんと黙れよ……」
顎に手を当てて冷静に分析する仙蔵に豪速球(推定200km/h)が放たれるも、ヒュンと避けられてしまった。
そして。一同は怒り心頭のひまりに低い声で「そこ座れ」と命じられ、緊急会議(死刑の前の尋問とも言う)が開かれる。
しかし仁王立ちの彼女の前に並んで正座させれた男たちは、緊急処置で制服の上だけ身に纏ったその姿を前に、それぞれ葛藤することになるのだった。
この方が目に毒だろバカタレ…
ラッキーとか思ってねーぞ俺は…
ひまり、脚綺麗……って何考えてるんだ僕…!!
あいつほんと胸ないなー…
体を冷やしてはいけない…
ウエスト+0.3cmといったところか…
大事な部分は一応隠せているものの、太ももの途中から下は惜しげもなく晒されている(というか晒してしまっている)ことには気付かないまま。
「……で?どういうつもりでこっちに来たわけ?」
死ぬ前に言い訳くらいは聞いてやろうという表情で仁王立ちのまま問う彼女に、文次郎は必死で弁解する。
「だから誤解だって言ってるだろうが!俺たちは鉢屋に、お前が上流の方にいるって言われたから……」
「三郎から聞いてるんだったら、ーーーーーーーちょっと待って、今、上流って言った?私、下流で水浴びするってあいつに言ったんだけど…」
「………」
「……………」
犯人、鉢屋三郎と判明。
「さぶろおおおおおおおおおおお」
「はちやあああああああああああ」
怒涛の勢いで学園に戻った七人は血眼で三郎を探し回るも、奴はとっくの昔に再び出かけて(逃げて)おり、捕まえることは叶わなかったという。
※注!!いわゆるラッキースケベネタが含まれるので、不快に思われる方は読まないことをおすすめします!!
※六年生+鉢屋三郎出てきます。
※夢主が可哀そうな目に遭います。
夏休みのある日。
外出中だった鉢屋三郎が学園に戻る道すがら、裏裏山の道の途中で上町ひまり(陽太のすがた)と偶然行き合った。
「あれ?ひまり先輩。こんな所で何してるんですか?」
「三郎か。いや、今まで自主トレしてたんだけど、汗かいちゃったから、そこの川の下流で水浴びしてから帰ろうかなって。」
「そうでしたか。…そういえば今朝、他の六年生の先輩方と一緒に出て行かれませんでしたっけ?」
「ああ。最初は合同鍛錬してたんだけど、途中から各自に分かれてやってたから。三郎、帰る途中なら悪いんだけど他の奴見かけたら、先に帰っといてって伝えておいてくれないかな?」
「それは別に、いいですけど。」
「見かけたらでいいから。それじゃ。………あと、覗くなよ?」
「随分、信用無いですねぇ。そんなことするわけないじゃないですか。」
「よし、信じてやる。じゃ、よろしく!」
あっという間に茂みの向こうに姿を消した彼女を見届けてから、三郎は再び歩き始めた。
しばらく行った先で今度は、他の六年生六人の姿を見つけて声をかける。
「あっ、先輩方!丁度いらっしゃって良かった。」
「鉢屋じゃないか。何をしているんだ、こんな所で。」
気付いた一番近くの仙蔵が振り返って訊く。
「ちょっと用事がありまして、外出先から戻ってきたところです。それで先輩、さっき僕あちらの方でひまり先輩にお会いしたんですけど。」
「陽太に?我々も自主トレを終えて、あいつを呼びに行こうと思っていたところだ。」
「それが、帰る前に水浴びしていくから、先に帰ってていい、とのことで。」
「そうか。わざわざ伝えてもらって、すまないな。」
「いいえ。それにしても、今日も暑かったですよね。こう暑いと、冷たい川の水で、水浴びの一つでもしたくなりますよねぇ。」
すると話を聞いていた文次郎、小平太、留三郎も乗ってくる。
「確かに、俺たちもいつにも増して汗だくになっちまったしな。」
「ついでに私たちも、水浴びしていかないか?」
「おう、いいなそれ!」
「あ、でも、ひまりと鉢合わせちゃったら悪いし…」
遠慮がちに伊作が言うのを聞いて、三郎は。
「ああそれなら、ひまり先輩、上流の方で水浴びするって言ってたんで、下流に行かれたら問題無いかと。」
「そうなのか。じゃあ、大丈夫だろ!」
「お前も一緒に行こうぜ、伊作!」
「う、うん……」
「それでは先輩方、僕はお先に失礼します。」
「おう、気を付けて帰れよー。」
問題も解決し、お互いスッキリした顔で別れる。
ーーーーーーーーーーその5分後。
「いやあああああああ!!!何でこっちに来てるんだよ!?!?!?」
着ていた服を全て脱いで川で水浴びをしていた上町ひまり(ひまりのすがた)と、男六人が鉢合わせしてしまい。
悲鳴に驚いた近くの鳥たちも、一斉に木から飛び立った。
「ち…違う!誤解だ!!」
「こっちを見るなあああああ!!」
赤い顔で焦ったように両手を横に振る文次郎の顔に、拳くらいの石が投げられめり込んだ。
「話を聞け!というかお前こそ何でここにいるんだ?!」
「とにかく見るなあああああ!!」
投石を防ぐためやや横に顔を逸らしつつ正面を両手のひらでガードする留三郎の顔に、カーブボール(石)がめり込んだ。
「ぼ、僕は何も見てないからっ…!!」
「脳裏まで記憶消せえええええ!!」
首筋まで真っ赤になりながら両手で目を覆う伊作に、忍び装束の袴がバサァと覆いかぶさった。
「気に病むことないぞひまり、胸が大きくなくても生きていける!」
「お前は死ねえええええ!!」
人の頭くらいの岩が、励まそうとした小平太の顔を真正面から強襲した。
「……」
「長次、ずっと後ろ向いててくれてありがとう!そのままどっか行って!!」
ほとんど砂粒くらいの大きさの石が、見ないように後ろを向いている長次の頭にコイン、と当たった。
「…ひまりお前、また太ったんじゃないのか?」
「お前ほんと黙れよ……」
顎に手を当てて冷静に分析する仙蔵に豪速球(推定200km/h)が放たれるも、ヒュンと避けられてしまった。
そして。一同は怒り心頭のひまりに低い声で「そこ座れ」と命じられ、緊急会議(死刑の前の尋問とも言う)が開かれる。
しかし仁王立ちの彼女の前に並んで正座させれた男たちは、緊急処置で制服の上だけ身に纏ったその姿を前に、それぞれ葛藤することになるのだった。
この方が目に毒だろバカタレ…
ラッキーとか思ってねーぞ俺は…
ひまり、脚綺麗……って何考えてるんだ僕…!!
あいつほんと胸ないなー…
体を冷やしてはいけない…
ウエスト+0.3cmといったところか…
大事な部分は一応隠せているものの、太ももの途中から下は惜しげもなく晒されている(というか晒してしまっている)ことには気付かないまま。
「……で?どういうつもりでこっちに来たわけ?」
死ぬ前に言い訳くらいは聞いてやろうという表情で仁王立ちのまま問う彼女に、文次郎は必死で弁解する。
「だから誤解だって言ってるだろうが!俺たちは鉢屋に、お前が上流の方にいるって言われたから……」
「三郎から聞いてるんだったら、ーーーーーーーちょっと待って、今、上流って言った?私、下流で水浴びするってあいつに言ったんだけど…」
「………」
「……………」
犯人、鉢屋三郎と判明。
「さぶろおおおおおおおおおおお」
「はちやあああああああああああ」
怒涛の勢いで学園に戻った七人は血眼で三郎を探し回るも、奴はとっくの昔に再び出かけて(逃げて)おり、捕まえることは叶わなかったという。