ただ、ソラが見たかった
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- heroine side -
『ラウル!!降りなさい!!!』
幼い頃から、私の義理父の口癖はそればかりだった。
私が高い所に登ろうとすると、そんな言葉と共に平手打ち降ってくる。
義理母はそんな私を見て見ぬ振り。
でも、私は決して止めることはしなかった。
___________________________
_________________
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『よぉ、ラウル!元気してたか!』
『あ、ハンネスおじさん!!』
まぁたほっぺに傷つくってよぉ、と言いながら彼______ハンネスおじさんは私の元へ近寄ってくる。
ハンネスおじさんとは、たまたま知り合いになっただけだけど、彼はとても親切な人だった。
『あ、ハンネスおじさんお酒くさいっ!!また呑んでたでしょ!』
抱き上げられた時に、態とそう言って顔を背けてやれば、周りにいるおじさんの同期たちがどっと笑った。
『ハハッ!そりゃあ違いねえな!』
『嬢ちゃんはハンネスの女房みてぇだ!』
しっかりした女房がいて幸せだなあハンネス!なんて言葉に、おじさんは顔を真っ赤に怒りながらも、結局はみんなと笑いあって。
『ふふふっ!』
『なぁんだ?ラウル、お前も俺のこと笑うのか?』
そんなやつにはこうしてやる!と、ハンネスおじさんは眉を下げながら、少し拗ねたように私の耳をつまんできた。
『えー、違うよ!!だってさ!』
_____________…みんながとっても幸せそうだから
…そう言って笑った私を、貴方はどんな顔で見ていたんだろう。
(6歳のワタシ)
『ラウル!!降りなさい!!!』
幼い頃から、私の義理父の口癖はそればかりだった。
私が高い所に登ろうとすると、そんな言葉と共に平手打ち降ってくる。
義理母はそんな私を見て見ぬ振り。
でも、私は決して止めることはしなかった。
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『よぉ、ラウル!元気してたか!』
『あ、ハンネスおじさん!!』
まぁたほっぺに傷つくってよぉ、と言いながら彼______ハンネスおじさんは私の元へ近寄ってくる。
ハンネスおじさんとは、たまたま知り合いになっただけだけど、彼はとても親切な人だった。
『あ、ハンネスおじさんお酒くさいっ!!また呑んでたでしょ!』
抱き上げられた時に、態とそう言って顔を背けてやれば、周りにいるおじさんの同期たちがどっと笑った。
『ハハッ!そりゃあ違いねえな!』
『嬢ちゃんはハンネスの女房みてぇだ!』
しっかりした女房がいて幸せだなあハンネス!なんて言葉に、おじさんは顔を真っ赤に怒りながらも、結局はみんなと笑いあって。
『ふふふっ!』
『なぁんだ?ラウル、お前も俺のこと笑うのか?』
そんなやつにはこうしてやる!と、ハンネスおじさんは眉を下げながら、少し拗ねたように私の耳をつまんできた。
『えー、違うよ!!だってさ!』
_____________…みんながとっても幸せそうだから
…そう言って笑った私を、貴方はどんな顔で見ていたんだろう。
(6歳のワタシ)