☆チョッパー、親になる ※夢主は子供です
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▽冒険
「うはぁー!ワクワクすんなー!」
ただ今、麦わらの一味は謎の島に上陸している。
冒険だー!と走り出すルフィとティナとチョッパー。
心配だからとついていくナミとサンジ。気晴らしに行くゾロ。
船番は、突然島に入ってはいけない病を発症させたウソップと、船の修理をするフランキーと本を読みたいロビンになった。
辺りは太陽の光も充分に届かない程、木が生い茂っていて薄暗く、何か化け物が出てきてもおかしくないぐらいだ。
人が歩く事を想定されていないのか、枯葉や小枝が落ちていて、整備もされていない為、足場も悪い。
「なんだか気味悪い場所ねぇ……」
周りを警戒し、両腕を擦りながら進むナミ。
「だいじょーぶ!ナミさんはこの俺が命をかけてお護りします!」
「サンジくん、のどかわいた」
「あーはいはい。待っててねぇ」
バッチリ格好良く言い切ったはずが、誰にも見向きされなかった上に、ティナにお茶をせがまれる始末。
水筒に淹れていたお茶を飲ませているサンジに、ゾロは「お前はそんなもんだよ」と小さく吐き捨てる。
「あぁ!?なんか言ったか筋肉マリモ!」
お茶を飲んで満足したティナは、バチバチと火花を散らすサンジとゾロを放って先を急ぐ。
「あ、ティナ待て。危ねぇぞ」
足場の悪い道を懸命に歩くティナを、ゾロが抱き上げて肩に乗せた。
「わー、たかーい!」
いつもよりも高い視界に目をキラキラと輝かせる。
「ティナちゃん、マリモが移ったら大変だからこっちおいでー。こっちも高いよー」
「移らねーよ!そっちこそグル眉が移っちまう」
「移るかクソ野郎」
「ねー、チョッパーのとこ行くー」
ゾロとサンジもチョッパーには勝てず、大人しくチョッパーのもとにティナを届けた。
「あれ?チョッパー、今日は乗せてくれるやつじゃないの?」
乗せてくれるやつとは、獣型の事を言っているのだ。今、チョッパーは人獣型だ。
「たまには一緒に歩こう」
蹄を差し出して誘うチョッパーに、ティナは笑顔で頷き、それを握り返した。
「なぁ見てみろよ。おんもしれぇぞー」
何かを見付けたらしく、しゃがんだままのルフィに手招きされたティナとチョッパーは、なんだなんだと、好奇心旺盛に近寄った。
ルフィの視線の先にあるのは、木の根元に生えている、明らかにおかしいカラフルな蛍光色のキノコ。そしてキノコにしてはやけに大きい。
こんな種類のキノコは、チョッパーが読んできた本の中には載っていなかった。記憶を掘り起こしてみても、思い当たらない。しかし、チョッパーの第六感が言っている。
――近寄るな危険だ、と。
「食えるのかな?」
「おいしいやつ?」
「や、やめとけ!絶対毒あるぞ!猛毒だ猛毒!」
ずささっと後退って説明するチョッパーを、ぽかんと見つめるルフィとティナ。
興味や好奇心で触ろうとしているティナに気が付いて、慌てて駆け寄り、すぐさま後ろに引き返した。
それは、速すぎて見えなかったと、後にルフィは語る。
まるで瞬間移動のように、気付いたら前にあったキノコも、隣にいたルフィも遠くなっていて目を丸くするティナ。
「ティナ、指は?キノコに触ったか?」
そして、遠かったはずのチョッパーがすぐ後ろに。
いつの間にこうなったのか分からないけれど、差し出したままの人差し指を見る。
「……触ってないよ」
「良かった……触るだけでも人に害を及ぼすものもあるから、今度からは触る前に俺に聞いてくれ」
完全に警戒してそう注意を向ければ、手を挙げて元気よく「はい!」と返事をした。
「ルフィも触るなよ。もうここから離れよう」
「食えねーならしょうがねーか。探検の続きだー!」
「だー!」
ティナとルフィはキノコの味見を断念し、チョッパーを連れて先へと進む。
「うはー!湖だぁー!」
「すっげー!ティナ行こう!」
チョッパーはティナの手を取り、ルフィの後に続いて走り出した。ナミとサンジとゾロも湖を眼前に、感嘆の声を漏らす。
神秘の如く木に囲まれ、太陽の光が反射しキラキラと光る水面。
人の手など一切入っていない、自然が造り上げた輝きを放っている。
「すごいすごい!すごいすごいすごいすごーい!」
チョッパーと両手を繋ぎ、クルクルと踊りながら感激を表現するティナ。
この景色を見て、サンジの脳内には、湖畔でナミと二人きりで散歩をするという、ロマンチックな映像が流れている。
「ナミさん、俺と散歩でもしませんか?」
サンジが思い切ってナミの肩を抱くが、ナミは無反応。何かしらの反応があっても良さそうなものだが。
もしかしたら、ナミも自分と同じ気持ちなのかもと、プラスの方に思考を働かせるが、一向に反応がない。
「……ナミさん?」
不思議に思い覗いた先には、どんどん青ざめていくナミの顔。サンジも、ナミの視線を辿ってそっちへと顔を向ける。
「……なっ……!」
唖然とし、咥えていたタバコを落とした。
そこには、体長10メートルはありそうな怪獣が、こちらを見下ろしている。その目付きは、獲物でも見付けた野獣のようで、口からはだらしなく涎を垂らしている。
「よし、ティナ来い!」
「うわぁー!」
「おいこらルフィ!ティナちゃんを危険に晒すな!嫁入り前なんだぞ!」
ルフィは、サンジの注意も聞かずティナを担ぐと、怪獣の頭へと腕を伸ばした。
「だいじょー…うわぁー!」
「うわぁー!」
「ティナ!」
「ティナちゃん!」
背中に上手く乗れず、二人して落下していく。
ティナの危険にルフィ以外の声が重なるが、ルフィを心配するものは誰もいない。
「ゾロナイス!」
「逃げるぞおめぇら!」
地面に落ちる寸前でゾロがティナを受け止め、小脇に抱えると走り出した。
ルフィは、誰にも受け止めてもらえずにそのまま落下。
「チョッパー!なんて言ってるんだ!?」
「食ってやるって」
聞かなくても分かった怪獣の言葉に、やっぱりかぁー!と必死に走る。
そんな中、ティナは1人、楽しそうに笑い声を立てている。
「あんな調子じゃ交渉も出来ないよ……」
チョッパーもどうにか怪獣と交渉を試みようとしたが、相手はこちらを食べる気満々で、聞く耳すら持ち合わせていない。
唯一、言葉が通じる自分がなんとか落ち着かせたかったが、交渉する余地も与えてもらえない事に悔しさに歯噛みする。
地面をいとも簡単に裂きそうな足に踏まれないように気を配りながら、懸命に足を動かす。
「だぁー!めんどくせぇー!ナミ、ティナ連れて離れてろ!」
一番最初に痺れを切らしたのはゾロだった。
ゾロからティナを託され、ナミはその手を握りしめてそこから離れる。距離をとった茂みに身を隠した。
「ナミさん凄いねー。おっきいねー」
ティナはナミの気持ちなど知らずに、楽しそうに目を輝かせて様子を見ている。
いつ仲間が現れるか気が気じゃないナミは、自分の口元に立てた人差し指を持ってきて大人しくさせる。
「ティナ、シーッ。静かにね。お口チャックよ」
「お口チャック……」
親指と人差し指の先を合わせたそれを、唇に這わせるように横に引いたティナの頭を、そうそういい子と頭を撫でる。
ナミは、周りを警戒しながら、男達の戦闘も視界に入れておく。
「怪獣だろうがなんだろが相手になるぜ」
ゾロは技を繰り出すが、怪獣は咆哮するだけで倒れない。それを見兼ねたルフィとサンジ、チョッパーも加勢し、怪獣を倒した。
ようやく、ナミも警戒を解いて息をつく。
「ありえねぇな、なんなんだこれ……」
立っていても巨体だったが、地面に伏せて間近で見ると更に迫力がある。
死んでいるのに、今にも動くんじゃないかと思ってしまう程。
「怪獣だぞー。そんなんも分かんねぇのか?」
「分かんねぇのか?」
ルフィとルフィの真似をするティナに、そうじゃねぇよと、ゾロは呆れたようにツッコミを入れる。
「おい、ルフィとゾロ。これ船まで運べ」
サンジに言われるがまま船のそばまで運んだ。
しかし、どう見積もっても、この体積じゃ船に乗り切らない。
調理するにしても捌くにしても外でやる事になり、サンジは手際よく準備をしていく。
船の中から出てきてそれを見たウソップが、目を剥いた。
「な、なんじゃこりゃああ!怪獣じゃねーかぁ!」
「なんだ。こんなスーパーな生きモンがいたんなら俺も行きゃ良かったぜ」
恐怖を覚えるウソップのそばで、感心し若干の後悔を嘆くフランキー。
船に戻ったティナとナミを、ロビンが出迎える。
「ロビンちゃん!」と、その太ももに抱きつくティナの頭を撫でる。
「ナミちゃんお疲れ様」
「ほんっと疲れたわ……私も留守番してれば良かった。悪いけどちょっと休ませてもらうわ」
手を振って女部屋へと向かうナミを見送ったあと、ティナはロビンの両手を取ってその場で飛び跳ねる。
「ロビンちゃんお話聞いてー」
「ふふ。何があったのかしら」
「あんねーあんねー、ルフィとチョッパーと一緒にね、見付けたのがあってね!すごかったのー!色がキラキラでねー!」
興奮冷めやまぬ状態で、身振り手振りで拙くも懸命に話すティナの話を微笑みながら聞いていた。
夜ご飯は、勿論怪獣の肉を使った料理だ。
「うはぁー!ワクワクすんなー!」
ただ今、麦わらの一味は謎の島に上陸している。
冒険だー!と走り出すルフィとティナとチョッパー。
心配だからとついていくナミとサンジ。気晴らしに行くゾロ。
船番は、突然島に入ってはいけない病を発症させたウソップと、船の修理をするフランキーと本を読みたいロビンになった。
辺りは太陽の光も充分に届かない程、木が生い茂っていて薄暗く、何か化け物が出てきてもおかしくないぐらいだ。
人が歩く事を想定されていないのか、枯葉や小枝が落ちていて、整備もされていない為、足場も悪い。
「なんだか気味悪い場所ねぇ……」
周りを警戒し、両腕を擦りながら進むナミ。
「だいじょーぶ!ナミさんはこの俺が命をかけてお護りします!」
「サンジくん、のどかわいた」
「あーはいはい。待っててねぇ」
バッチリ格好良く言い切ったはずが、誰にも見向きされなかった上に、ティナにお茶をせがまれる始末。
水筒に淹れていたお茶を飲ませているサンジに、ゾロは「お前はそんなもんだよ」と小さく吐き捨てる。
「あぁ!?なんか言ったか筋肉マリモ!」
お茶を飲んで満足したティナは、バチバチと火花を散らすサンジとゾロを放って先を急ぐ。
「あ、ティナ待て。危ねぇぞ」
足場の悪い道を懸命に歩くティナを、ゾロが抱き上げて肩に乗せた。
「わー、たかーい!」
いつもよりも高い視界に目をキラキラと輝かせる。
「ティナちゃん、マリモが移ったら大変だからこっちおいでー。こっちも高いよー」
「移らねーよ!そっちこそグル眉が移っちまう」
「移るかクソ野郎」
「ねー、チョッパーのとこ行くー」
ゾロとサンジもチョッパーには勝てず、大人しくチョッパーのもとにティナを届けた。
「あれ?チョッパー、今日は乗せてくれるやつじゃないの?」
乗せてくれるやつとは、獣型の事を言っているのだ。今、チョッパーは人獣型だ。
「たまには一緒に歩こう」
蹄を差し出して誘うチョッパーに、ティナは笑顔で頷き、それを握り返した。
「なぁ見てみろよ。おんもしれぇぞー」
何かを見付けたらしく、しゃがんだままのルフィに手招きされたティナとチョッパーは、なんだなんだと、好奇心旺盛に近寄った。
ルフィの視線の先にあるのは、木の根元に生えている、明らかにおかしいカラフルな蛍光色のキノコ。そしてキノコにしてはやけに大きい。
こんな種類のキノコは、チョッパーが読んできた本の中には載っていなかった。記憶を掘り起こしてみても、思い当たらない。しかし、チョッパーの第六感が言っている。
――近寄るな危険だ、と。
「食えるのかな?」
「おいしいやつ?」
「や、やめとけ!絶対毒あるぞ!猛毒だ猛毒!」
ずささっと後退って説明するチョッパーを、ぽかんと見つめるルフィとティナ。
興味や好奇心で触ろうとしているティナに気が付いて、慌てて駆け寄り、すぐさま後ろに引き返した。
それは、速すぎて見えなかったと、後にルフィは語る。
まるで瞬間移動のように、気付いたら前にあったキノコも、隣にいたルフィも遠くなっていて目を丸くするティナ。
「ティナ、指は?キノコに触ったか?」
そして、遠かったはずのチョッパーがすぐ後ろに。
いつの間にこうなったのか分からないけれど、差し出したままの人差し指を見る。
「……触ってないよ」
「良かった……触るだけでも人に害を及ぼすものもあるから、今度からは触る前に俺に聞いてくれ」
完全に警戒してそう注意を向ければ、手を挙げて元気よく「はい!」と返事をした。
「ルフィも触るなよ。もうここから離れよう」
「食えねーならしょうがねーか。探検の続きだー!」
「だー!」
ティナとルフィはキノコの味見を断念し、チョッパーを連れて先へと進む。
「うはー!湖だぁー!」
「すっげー!ティナ行こう!」
チョッパーはティナの手を取り、ルフィの後に続いて走り出した。ナミとサンジとゾロも湖を眼前に、感嘆の声を漏らす。
神秘の如く木に囲まれ、太陽の光が反射しキラキラと光る水面。
人の手など一切入っていない、自然が造り上げた輝きを放っている。
「すごいすごい!すごいすごいすごいすごーい!」
チョッパーと両手を繋ぎ、クルクルと踊りながら感激を表現するティナ。
この景色を見て、サンジの脳内には、湖畔でナミと二人きりで散歩をするという、ロマンチックな映像が流れている。
「ナミさん、俺と散歩でもしませんか?」
サンジが思い切ってナミの肩を抱くが、ナミは無反応。何かしらの反応があっても良さそうなものだが。
もしかしたら、ナミも自分と同じ気持ちなのかもと、プラスの方に思考を働かせるが、一向に反応がない。
「……ナミさん?」
不思議に思い覗いた先には、どんどん青ざめていくナミの顔。サンジも、ナミの視線を辿ってそっちへと顔を向ける。
「……なっ……!」
唖然とし、咥えていたタバコを落とした。
そこには、体長10メートルはありそうな怪獣が、こちらを見下ろしている。その目付きは、獲物でも見付けた野獣のようで、口からはだらしなく涎を垂らしている。
「よし、ティナ来い!」
「うわぁー!」
「おいこらルフィ!ティナちゃんを危険に晒すな!嫁入り前なんだぞ!」
ルフィは、サンジの注意も聞かずティナを担ぐと、怪獣の頭へと腕を伸ばした。
「だいじょー…うわぁー!」
「うわぁー!」
「ティナ!」
「ティナちゃん!」
背中に上手く乗れず、二人して落下していく。
ティナの危険にルフィ以外の声が重なるが、ルフィを心配するものは誰もいない。
「ゾロナイス!」
「逃げるぞおめぇら!」
地面に落ちる寸前でゾロがティナを受け止め、小脇に抱えると走り出した。
ルフィは、誰にも受け止めてもらえずにそのまま落下。
「チョッパー!なんて言ってるんだ!?」
「食ってやるって」
聞かなくても分かった怪獣の言葉に、やっぱりかぁー!と必死に走る。
そんな中、ティナは1人、楽しそうに笑い声を立てている。
「あんな調子じゃ交渉も出来ないよ……」
チョッパーもどうにか怪獣と交渉を試みようとしたが、相手はこちらを食べる気満々で、聞く耳すら持ち合わせていない。
唯一、言葉が通じる自分がなんとか落ち着かせたかったが、交渉する余地も与えてもらえない事に悔しさに歯噛みする。
地面をいとも簡単に裂きそうな足に踏まれないように気を配りながら、懸命に足を動かす。
「だぁー!めんどくせぇー!ナミ、ティナ連れて離れてろ!」
一番最初に痺れを切らしたのはゾロだった。
ゾロからティナを託され、ナミはその手を握りしめてそこから離れる。距離をとった茂みに身を隠した。
「ナミさん凄いねー。おっきいねー」
ティナはナミの気持ちなど知らずに、楽しそうに目を輝かせて様子を見ている。
いつ仲間が現れるか気が気じゃないナミは、自分の口元に立てた人差し指を持ってきて大人しくさせる。
「ティナ、シーッ。静かにね。お口チャックよ」
「お口チャック……」
親指と人差し指の先を合わせたそれを、唇に這わせるように横に引いたティナの頭を、そうそういい子と頭を撫でる。
ナミは、周りを警戒しながら、男達の戦闘も視界に入れておく。
「怪獣だろうがなんだろが相手になるぜ」
ゾロは技を繰り出すが、怪獣は咆哮するだけで倒れない。それを見兼ねたルフィとサンジ、チョッパーも加勢し、怪獣を倒した。
ようやく、ナミも警戒を解いて息をつく。
「ありえねぇな、なんなんだこれ……」
立っていても巨体だったが、地面に伏せて間近で見ると更に迫力がある。
死んでいるのに、今にも動くんじゃないかと思ってしまう程。
「怪獣だぞー。そんなんも分かんねぇのか?」
「分かんねぇのか?」
ルフィとルフィの真似をするティナに、そうじゃねぇよと、ゾロは呆れたようにツッコミを入れる。
「おい、ルフィとゾロ。これ船まで運べ」
サンジに言われるがまま船のそばまで運んだ。
しかし、どう見積もっても、この体積じゃ船に乗り切らない。
調理するにしても捌くにしても外でやる事になり、サンジは手際よく準備をしていく。
船の中から出てきてそれを見たウソップが、目を剥いた。
「な、なんじゃこりゃああ!怪獣じゃねーかぁ!」
「なんだ。こんなスーパーな生きモンがいたんなら俺も行きゃ良かったぜ」
恐怖を覚えるウソップのそばで、感心し若干の後悔を嘆くフランキー。
船に戻ったティナとナミを、ロビンが出迎える。
「ロビンちゃん!」と、その太ももに抱きつくティナの頭を撫でる。
「ナミちゃんお疲れ様」
「ほんっと疲れたわ……私も留守番してれば良かった。悪いけどちょっと休ませてもらうわ」
手を振って女部屋へと向かうナミを見送ったあと、ティナはロビンの両手を取ってその場で飛び跳ねる。
「ロビンちゃんお話聞いてー」
「ふふ。何があったのかしら」
「あんねーあんねー、ルフィとチョッパーと一緒にね、見付けたのがあってね!すごかったのー!色がキラキラでねー!」
興奮冷めやまぬ状態で、身振り手振りで拙くも懸命に話すティナの話を微笑みながら聞いていた。
夜ご飯は、勿論怪獣の肉を使った料理だ。