交換日記
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「はい、次紗羽ちゃんね」
「ありがとう」
退から渡されたノートを早速開いて中を見る。
日付とその日の内容が書かれた、最も一般的な日記。それを2人で交換し合っている。
退の日記を読むのが昔から凄く楽しみだ。
日記帳も、何冊目になったか分からない。
「ふふ。相変わらず土方さんと沖田さんと仲良いのね」
口元に手を当てて笑えば、ただコキ使われてるだけだよ、とひねくれた言葉が返ってきた。
でもその表情は怒ってはいなくて、困ったような苦笑いともとれるそれ。
退の日常は、私にとって羨ましい事山の如く。
日々変化がある退の日記と比べて、ベッドの上から動けない私の内容は、代わり映えしないもの。
「退は、私の日記読んでて楽しい?」
口をついて出てしまった事に、私自身が驚いた。
謝ろうと思って口を開いた瞬間、退の手が私の頭に乗った。
「紗羽ちゃんはバカだね。楽しくなかったらとうにやめてるよ」
よしよし、と撫でてくれるその手のひらが暖かい。
「今日も日記書くね」
「明日取りに来るよ」
退が帰った後、ノートにペンを走らせる。
交換日記をしようと言い出したのは退だった。
仕事が忙しくて来られない時は、万事屋さんが渡してくれる。
退にはたくさんお友達がいて、写真も何度か見せてもらった。
外の話を聞くのはおもしろい。
退の日記を読んでいると、まるで私も経験しているかのように楽しくなる。
今日も、いつもと同じ内容。
あと、何回退と交換出来るだろう。
「ありがとう」
退から渡されたノートを早速開いて中を見る。
日付とその日の内容が書かれた、最も一般的な日記。それを2人で交換し合っている。
退の日記を読むのが昔から凄く楽しみだ。
日記帳も、何冊目になったか分からない。
「ふふ。相変わらず土方さんと沖田さんと仲良いのね」
口元に手を当てて笑えば、ただコキ使われてるだけだよ、とひねくれた言葉が返ってきた。
でもその表情は怒ってはいなくて、困ったような苦笑いともとれるそれ。
退の日常は、私にとって羨ましい事山の如く。
日々変化がある退の日記と比べて、ベッドの上から動けない私の内容は、代わり映えしないもの。
「退は、私の日記読んでて楽しい?」
口をついて出てしまった事に、私自身が驚いた。
謝ろうと思って口を開いた瞬間、退の手が私の頭に乗った。
「紗羽ちゃんはバカだね。楽しくなかったらとうにやめてるよ」
よしよし、と撫でてくれるその手のひらが暖かい。
「今日も日記書くね」
「明日取りに来るよ」
退が帰った後、ノートにペンを走らせる。
交換日記をしようと言い出したのは退だった。
仕事が忙しくて来られない時は、万事屋さんが渡してくれる。
退にはたくさんお友達がいて、写真も何度か見せてもらった。
外の話を聞くのはおもしろい。
退の日記を読んでいると、まるで私も経験しているかのように楽しくなる。
今日も、いつもと同じ内容。
あと、何回退と交換出来るだろう。
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