花粉症ってマジでつらいよね
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ひっくしゃ!」
「紗羽ちゃん大丈夫ですか?さっきからずっとですよ」
「もういいよ。いつまでくしゃみする気だコラ」
新しいティッシュを持ってきて心配する新八に比べて、飽きたからどうにかしろと無茶な事を言う銀時。
「なんだろコレー?花粉症かな?ああもう!目も痒くなってきた!銀ちゃん空気清浄機買って!」
「大儲けしたらねェ」
ジャンプを読みながら、片手がパチンコを打っている。
こりゃダメだ、と呆れた新八は、紗羽に話を振る。
「花粉症、昔からなんですか?」
「違う。こないだ占いで、花の匂いを嗅ぐといいとか言われて、屁怒絽さんちに行った後から」
「ひ、1人で?」
頷きながら鼻をかむが、止まる事を知らないかのように延々に出てくる鼻水。つらさが全く取れない。
新八と銀時は、紗羽が屁怒絽の所に1人で行った事に驚きを隠せない。
「紗羽、お前よく無事だったな」
「無事ってな……はっくしょい!最初はビックリしたね。だって頭にはっ……あぁー……花咲いてんだもん」
「そこ!?」
全てを差し置いて、花にビックリするのか!?と突っ込む2人だったが、頭が回らないせいか、紗羽は聞いていない。
「もう最悪……行かなきゃ良かった……イッキシ!」
すると、そこにインターホンが鳴り響いた。
まさか……と、背筋に悪寒が走る銀時と新八。
「新八出ないの?」
「えええ!?僕!?紗羽ちゃんたまにはどうぞ」
「すいませーん。坂田さーん!」
この声はァァァ!
あんぐりと口を開いて、顔から血の気も引いている銀時と新八。
「屁怒絽さんか……」
鼻をかんでから立ち上がり、平然と玄関に向かう紗羽。
「アイツ絶対人間じゃねーぞ。あんなん見て怯えねェなんて絶対人間じゃねェ」
避難しているつもりなのか、机の下に隠れる銀時と新八。
玄関の戸が閉まる音がして、のそのそと机の下から這い出る。戻ってきた紗羽を見た途端、再び驚愕する。
「オイお前、何持ってんだァァァ!爆弾か!?爆弾だろ!爆弾だよな!?そうだ爆弾だ!」
1人騒ぐ銀時に、怪訝そうな顔を向けながら、持っているそれをテーブルの上に置いた。
「紗羽ちゃん……何持ってるんですか?」
ソファーの影に隠れながら、紗羽の持っている鉢植えを指して問う新八。
「パンジーだっけ?なんかそんな類の花。可愛いよね。あと花粉症の薬もらっちゃった」
「わたァァァ!ダメェェ!飲んだら毒かもしれない!卑猥な薬かもしれないィィィ!」
素早い動きで駆け寄り、紗羽の手から薬を奪い取るとゴミ箱に投げ捨てた。
「どこまで警戒してんの。ウケ……ハックション……ウケるわァ」
「とにかく!新八が花粉症の薬買ってくるから!」
「ちょ、僕ですか!?」
「あぁー……頭重いし痛くなってきた……身体もダルいし寝る……」
鉢植えをテーブルの上に置いて、箱ティッシュを手に、ふらふらと歩く紗羽を銀時がさりげなく支えた。
「紗羽、銀さんが添い寝してやろうか?マッサージ付きで」
「急所に刺繍入れてやろうか」
「嘘です、ごめんなさい。今日は銀さんの布団で寝ていいからな」
ささっと布団を直して、紗羽を寝かせた。
「ありがとう。あー涙も出てき……ぶえっくしょい!あー……こりゃ重症だわやべーわ。死ぬわコレ」
「お前顔面やべーぞ。寝る前に顔洗ってこい」
「銀ちゃん、ちょっと鼻だけでいいから交換しない?ホントに鼻だけでいいから」
「しねーよ!鼻が1番ひでーんだろーが!いいから1回顔洗って来いって!」
「じゃっくしょい!どっこらしょーい!あ゛あ゛ー……えっきし!はっくしょい!あーっくゲホゲホッゴホッゴホッ!」
「1人で賑やかだなお前は!くしゃみするか咳するかどっちかにしろ!」
「さーせん……ちょっと、唾がきかっくしょん!に、入っちまっへくしっ!」
「もういいもういい!喋んな聞き取れねーよ!新八の奴、どこまで薬買いに行ってんだよ。ったくよォ……」
暫くの間、万事屋には、紗羽のくしゃみが響き渡っていた。
「紗羽ちゃん大丈夫ですか?さっきからずっとですよ」
「もういいよ。いつまでくしゃみする気だコラ」
新しいティッシュを持ってきて心配する新八に比べて、飽きたからどうにかしろと無茶な事を言う銀時。
「なんだろコレー?花粉症かな?ああもう!目も痒くなってきた!銀ちゃん空気清浄機買って!」
「大儲けしたらねェ」
ジャンプを読みながら、片手がパチンコを打っている。
こりゃダメだ、と呆れた新八は、紗羽に話を振る。
「花粉症、昔からなんですか?」
「違う。こないだ占いで、花の匂いを嗅ぐといいとか言われて、屁怒絽さんちに行った後から」
「ひ、1人で?」
頷きながら鼻をかむが、止まる事を知らないかのように延々に出てくる鼻水。つらさが全く取れない。
新八と銀時は、紗羽が屁怒絽の所に1人で行った事に驚きを隠せない。
「紗羽、お前よく無事だったな」
「無事ってな……はっくしょい!最初はビックリしたね。だって頭にはっ……あぁー……花咲いてんだもん」
「そこ!?」
全てを差し置いて、花にビックリするのか!?と突っ込む2人だったが、頭が回らないせいか、紗羽は聞いていない。
「もう最悪……行かなきゃ良かった……イッキシ!」
すると、そこにインターホンが鳴り響いた。
まさか……と、背筋に悪寒が走る銀時と新八。
「新八出ないの?」
「えええ!?僕!?紗羽ちゃんたまにはどうぞ」
「すいませーん。坂田さーん!」
この声はァァァ!
あんぐりと口を開いて、顔から血の気も引いている銀時と新八。
「屁怒絽さんか……」
鼻をかんでから立ち上がり、平然と玄関に向かう紗羽。
「アイツ絶対人間じゃねーぞ。あんなん見て怯えねェなんて絶対人間じゃねェ」
避難しているつもりなのか、机の下に隠れる銀時と新八。
玄関の戸が閉まる音がして、のそのそと机の下から這い出る。戻ってきた紗羽を見た途端、再び驚愕する。
「オイお前、何持ってんだァァァ!爆弾か!?爆弾だろ!爆弾だよな!?そうだ爆弾だ!」
1人騒ぐ銀時に、怪訝そうな顔を向けながら、持っているそれをテーブルの上に置いた。
「紗羽ちゃん……何持ってるんですか?」
ソファーの影に隠れながら、紗羽の持っている鉢植えを指して問う新八。
「パンジーだっけ?なんかそんな類の花。可愛いよね。あと花粉症の薬もらっちゃった」
「わたァァァ!ダメェェ!飲んだら毒かもしれない!卑猥な薬かもしれないィィィ!」
素早い動きで駆け寄り、紗羽の手から薬を奪い取るとゴミ箱に投げ捨てた。
「どこまで警戒してんの。ウケ……ハックション……ウケるわァ」
「とにかく!新八が花粉症の薬買ってくるから!」
「ちょ、僕ですか!?」
「あぁー……頭重いし痛くなってきた……身体もダルいし寝る……」
鉢植えをテーブルの上に置いて、箱ティッシュを手に、ふらふらと歩く紗羽を銀時がさりげなく支えた。
「紗羽、銀さんが添い寝してやろうか?マッサージ付きで」
「急所に刺繍入れてやろうか」
「嘘です、ごめんなさい。今日は銀さんの布団で寝ていいからな」
ささっと布団を直して、紗羽を寝かせた。
「ありがとう。あー涙も出てき……ぶえっくしょい!あー……こりゃ重症だわやべーわ。死ぬわコレ」
「お前顔面やべーぞ。寝る前に顔洗ってこい」
「銀ちゃん、ちょっと鼻だけでいいから交換しない?ホントに鼻だけでいいから」
「しねーよ!鼻が1番ひでーんだろーが!いいから1回顔洗って来いって!」
「じゃっくしょい!どっこらしょーい!あ゛あ゛ー……えっきし!はっくしょい!あーっくゲホゲホッゴホッゴホッ!」
「1人で賑やかだなお前は!くしゃみするか咳するかどっちかにしろ!」
「さーせん……ちょっと、唾がきかっくしょん!に、入っちまっへくしっ!」
「もういいもういい!喋んな聞き取れねーよ!新八の奴、どこまで薬買いに行ってんだよ。ったくよォ……」
暫くの間、万事屋には、紗羽のくしゃみが響き渡っていた。
1/1ページ