☆この熱は風邪のせい?
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「えー!?風邪ひいたの!?なんで!?」
「なんでって、昨日悟天くんが川に突き落としてくれたから」
翌日、なかなか来ないのどかを不思議に思い、直接家に迎えに来た悟天と玄関先に並んで座り、風邪をひいた事を告げると驚かれた。
自分が原因で風邪を引かせた事に申し訳なく思ったのか、悟天はごめんね、と謝罪しながらその頭を撫でる。
「大丈夫。そんなに酷いもんでもないから」
「ほんとにぃ?明日遊べる?」
のどかの前に行くと向かい合うようにして座って、首をかしげて問う。
「うん、遊べるように頑張る」
笑って返すのどかの顔をじっと覗き込む悟天。
「のどかちゃん顔色悪いよ?なんで?」
「悟天くん、人の話聞いてた?風邪だか――」
呆れて答えていると、ほてった頬に悟天の手が添えられ、思わず言葉を切った。
悟天は何も言わずに、もう片方の手も添えると、自然とのどかの顔を挟む形になる。
「悟天くん顔近いし、風邪移るからもう帰った方がいいよ」
「え!?風邪って移るの!?」
ばっと添えられていた両手を離して驚く悟天に釣られて、のどかも目を丸くする。
「え?移ると思うよ。え?違うのかな?よく分からなくなってきた」
「明日、ぼくが風邪引いたら移ってー、引かなかったら移らないって事だね」
「うん、そうだね」
「でも、不思議だなぁ。ぼく川に落ちたくらいで風邪引かないのに、なんでのどかちゃんは風邪引くの?」
純粋に疑問なのだろうけれど、その答えを持ち合わせていない。
「悟天くんは、風邪引かなさそうだもんね」
「ぼく風邪引いた事ないんだよ」
自慢げに言われるそれに、乾いた笑みを浮かべ「そうなんだ、凄いね」と褒める。
それ以外になんて答えたらいいのか、風邪におかされている頭では思いつかない。
「じゃあぼく帰るよ。また明日ね」
立ち上がる悟天に少し遅れて、のどかも立ち上がる。
ずっと座っていたせいか、風邪のせいか立ち眩みがしてドアに凭れかかる。
「のどかちゃん大丈夫?部屋まで送ろうか?」
「へーきへーき。ちょっとふらぁってなっただけだから」
へらりと笑うのどかを、悟天はぎゅっと抱きしめた。昨日より熱い体が悟天の体に伝わる。
「心配だなぁ。ホントにへーき?」
「うん、ありがとう」
のどかは、そっとその肩に額を置いて、悟天の優しさを感じていた。
「なんでって、昨日悟天くんが川に突き落としてくれたから」
翌日、なかなか来ないのどかを不思議に思い、直接家に迎えに来た悟天と玄関先に並んで座り、風邪をひいた事を告げると驚かれた。
自分が原因で風邪を引かせた事に申し訳なく思ったのか、悟天はごめんね、と謝罪しながらその頭を撫でる。
「大丈夫。そんなに酷いもんでもないから」
「ほんとにぃ?明日遊べる?」
のどかの前に行くと向かい合うようにして座って、首をかしげて問う。
「うん、遊べるように頑張る」
笑って返すのどかの顔をじっと覗き込む悟天。
「のどかちゃん顔色悪いよ?なんで?」
「悟天くん、人の話聞いてた?風邪だか――」
呆れて答えていると、ほてった頬に悟天の手が添えられ、思わず言葉を切った。
悟天は何も言わずに、もう片方の手も添えると、自然とのどかの顔を挟む形になる。
「悟天くん顔近いし、風邪移るからもう帰った方がいいよ」
「え!?風邪って移るの!?」
ばっと添えられていた両手を離して驚く悟天に釣られて、のどかも目を丸くする。
「え?移ると思うよ。え?違うのかな?よく分からなくなってきた」
「明日、ぼくが風邪引いたら移ってー、引かなかったら移らないって事だね」
「うん、そうだね」
「でも、不思議だなぁ。ぼく川に落ちたくらいで風邪引かないのに、なんでのどかちゃんは風邪引くの?」
純粋に疑問なのだろうけれど、その答えを持ち合わせていない。
「悟天くんは、風邪引かなさそうだもんね」
「ぼく風邪引いた事ないんだよ」
自慢げに言われるそれに、乾いた笑みを浮かべ「そうなんだ、凄いね」と褒める。
それ以外になんて答えたらいいのか、風邪におかされている頭では思いつかない。
「じゃあぼく帰るよ。また明日ね」
立ち上がる悟天に少し遅れて、のどかも立ち上がる。
ずっと座っていたせいか、風邪のせいか立ち眩みがしてドアに凭れかかる。
「のどかちゃん大丈夫?部屋まで送ろうか?」
「へーきへーき。ちょっとふらぁってなっただけだから」
へらりと笑うのどかを、悟天はぎゅっと抱きしめた。昨日より熱い体が悟天の体に伝わる。
「心配だなぁ。ホントにへーき?」
「うん、ありがとう」
のどかは、そっとその肩に額を置いて、悟天の優しさを感じていた。