1章
夢小説設定
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教室に戻ると、みんな席につき始めているタイミングだった。私も急いで席につき、少しだけ友ちゃんや音也と小声で喋った。
本鈴が鳴り響くと、林檎ちゃんは大きく深呼吸をし、重大発表よーー!!と声を上げた。
「注目!みんなには男女のペアを組んでもらうわよ!アイドルコースの子は2人でデュエット、作曲家コースの子は2人で1曲作ってもらうわ〜!そしてなんと、今回もSクラスと合同でーっす!」一気に教室がざわめく。男女ペア?しかもSクラスと合同!?となかなか収まりそうもない。
「えー男女ペアだって!俺愛梨か友千香と組みたいなー!」音也がそういうと、林檎ちゃんがパンパンっと手を叩いた。
「オトくん?ペアを自由に選べるなんて言ってないわよ?もう決まってまーす!今から紙をくばるから確認して、Sって書いてる子はSクラスまで移動して!Aの子はそのまま待機よ。ペアの子の名前も書いてあるから、早く相手を見つけて自己紹介しなさーい!」そういうと同時に小さな封筒を配り始める。....まさか、一ノ瀬くんだったりしないよね。そんなことあるわけないのに、少し期待してしまう。
林檎ちゃんが私の机に回ってきて、私の名前が書かれた封筒を手渡してきた。ありがとうございます、と受け取ると、満面の笑みでにっこりと微笑まれた。
...男女ペア。開けるのが怖い。いや、一ノ瀬くんじゃなくてもいいけど、でも、一ノ瀬くんが私以外の女の子と何かをするっていうのが、少しモヤモヤする気がして...自分でもどうしたいのかわからない。覚悟を決めて開封した。
『S 一ノ瀬トキヤ』
思わずガタッと椅子を鳴らして立ち上がってしまった。まさか、本当に。
「えートキヤとペア?いいなー!」
いつのまにか背後に立っていた音也に言われ、我に返った。私、本当に一ノ瀬くんとペアになっちゃった。「トキヤのことよろしくね!って、愛梨は元々仲良いか。俺には当たり強いくせに、愛梨には優しいもんな、トキヤの奴。」口を尖らせて拗ねる音也に、そんな事ないって!と言いつつ、私は内心とても喜んでいるのがバレないように装うのに必死だった。
他にもSクラスに移動の子がいたので一緒にSクラスに向かう。途中、Aクラスに移動するSクラスの生徒たちとすれ違った。違う教室に入るのは、とても緊張する。とりあえず様子見、と室内を覗くとすぐに見慣れた顔があった。
一ノ瀬くんは私に気づくと、入室を促すように私の方へ身体を向けた。少なからず、疎まれてはいないことがわかったので私は教室に入り、彼との距離を詰めた。
本鈴が鳴り響くと、林檎ちゃんは大きく深呼吸をし、重大発表よーー!!と声を上げた。
「注目!みんなには男女のペアを組んでもらうわよ!アイドルコースの子は2人でデュエット、作曲家コースの子は2人で1曲作ってもらうわ〜!そしてなんと、今回もSクラスと合同でーっす!」一気に教室がざわめく。男女ペア?しかもSクラスと合同!?となかなか収まりそうもない。
「えー男女ペアだって!俺愛梨か友千香と組みたいなー!」音也がそういうと、林檎ちゃんがパンパンっと手を叩いた。
「オトくん?ペアを自由に選べるなんて言ってないわよ?もう決まってまーす!今から紙をくばるから確認して、Sって書いてる子はSクラスまで移動して!Aの子はそのまま待機よ。ペアの子の名前も書いてあるから、早く相手を見つけて自己紹介しなさーい!」そういうと同時に小さな封筒を配り始める。....まさか、一ノ瀬くんだったりしないよね。そんなことあるわけないのに、少し期待してしまう。
林檎ちゃんが私の机に回ってきて、私の名前が書かれた封筒を手渡してきた。ありがとうございます、と受け取ると、満面の笑みでにっこりと微笑まれた。
...男女ペア。開けるのが怖い。いや、一ノ瀬くんじゃなくてもいいけど、でも、一ノ瀬くんが私以外の女の子と何かをするっていうのが、少しモヤモヤする気がして...自分でもどうしたいのかわからない。覚悟を決めて開封した。
『S 一ノ瀬トキヤ』
思わずガタッと椅子を鳴らして立ち上がってしまった。まさか、本当に。
「えートキヤとペア?いいなー!」
いつのまにか背後に立っていた音也に言われ、我に返った。私、本当に一ノ瀬くんとペアになっちゃった。「トキヤのことよろしくね!って、愛梨は元々仲良いか。俺には当たり強いくせに、愛梨には優しいもんな、トキヤの奴。」口を尖らせて拗ねる音也に、そんな事ないって!と言いつつ、私は内心とても喜んでいるのがバレないように装うのに必死だった。
他にもSクラスに移動の子がいたので一緒にSクラスに向かう。途中、Aクラスに移動するSクラスの生徒たちとすれ違った。違う教室に入るのは、とても緊張する。とりあえず様子見、と室内を覗くとすぐに見慣れた顔があった。
一ノ瀬くんは私に気づくと、入室を促すように私の方へ身体を向けた。少なからず、疎まれてはいないことがわかったので私は教室に入り、彼との距離を詰めた。