1章
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「お疲れ様です!お先に失礼します。」
ゼミの飲み会を控えていた私は少し早めに上がらせてもらい、大学の最寄駅まで戻ろうとしていた。雨は...もう上がっている。今日はついてる。7時に駅前のロータリー集合か、余裕だな、なんて考えつつ、意識は全く別の事に向けられていた。
一織、くん。第一印象は大人っぽくてクールで、カッコいい感じだと思った。絶対年上だと予想したが、まさか、高校生だったなんて驚きだ。その一方でお兄さんは可愛らしいけど元気があって、性格は男らしい印象だった。あの二人が兄弟とか、さぞかしご両親も綺麗な顔をしている事だろう。...傘、二人で入れたかな。
集合場所にはすでに殆どのゼミの同僚が集まっていた。おっ櫻葉おせーよー、と声を上げた男子を皮切りに、みんなの視線が集まる。「まだ5分前じゃん!それより、今日食べ飲み放題だよね?めちゃくちゃお腹すかせて来た!」「食い意地張ってんな!?」ははは、と笑いが起こる。今日はこのために賄いも我慢した。お酒は...強くはないが飲める。...お兄さんはお酒強そうだな。一織くんは...弱そう。まだ高校生だけどね!なんてやりとりを脳内でやっていたら、いつのまにか集合時間になり、みんなでお店に移動した。
「あー、飲みすぎた...」飲み会の次の日に毎回襲ってくるこの後悔は、大学生の醍醐味とも言えよう。でも今日は全休だ。平日に堂々と休めるのも大学生の特権である。今日は夕方からバイトだ。それまで二度寝しよう。
あ、もしかしたら今日来てくれるかな?...バイトに行く楽しみが増えて、少し嬉しく感じたまま眠りに就いた。
ゼミの飲み会を控えていた私は少し早めに上がらせてもらい、大学の最寄駅まで戻ろうとしていた。雨は...もう上がっている。今日はついてる。7時に駅前のロータリー集合か、余裕だな、なんて考えつつ、意識は全く別の事に向けられていた。
一織、くん。第一印象は大人っぽくてクールで、カッコいい感じだと思った。絶対年上だと予想したが、まさか、高校生だったなんて驚きだ。その一方でお兄さんは可愛らしいけど元気があって、性格は男らしい印象だった。あの二人が兄弟とか、さぞかしご両親も綺麗な顔をしている事だろう。...傘、二人で入れたかな。
集合場所にはすでに殆どのゼミの同僚が集まっていた。おっ櫻葉おせーよー、と声を上げた男子を皮切りに、みんなの視線が集まる。「まだ5分前じゃん!それより、今日食べ飲み放題だよね?めちゃくちゃお腹すかせて来た!」「食い意地張ってんな!?」ははは、と笑いが起こる。今日はこのために賄いも我慢した。お酒は...強くはないが飲める。...お兄さんはお酒強そうだな。一織くんは...弱そう。まだ高校生だけどね!なんてやりとりを脳内でやっていたら、いつのまにか集合時間になり、みんなでお店に移動した。
「あー、飲みすぎた...」飲み会の次の日に毎回襲ってくるこの後悔は、大学生の醍醐味とも言えよう。でも今日は全休だ。平日に堂々と休めるのも大学生の特権である。今日は夕方からバイトだ。それまで二度寝しよう。
あ、もしかしたら今日来てくれるかな?...バイトに行く楽しみが増えて、少し嬉しく感じたまま眠りに就いた。