2章
夢小説設定
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「こんばんは、今日はお招き頂きありがとうございます!」
当日、紡ちゃんが駅まで迎えに来てくれたので、一緒に足りない物をコンビニで買いながら寮に向かった。買ったのはお菓子とかおつまみとかだったが。玄関まで迎えに来てくれたナギくんと環くんが袋を代わりに持ってくれた。ナギくんが「レディー達にこんなに重いものを持たせるなんて、買い出し頼んだのは誰デスか!?」なんて怒ってくれていたけど、幸い私も紡ちゃんも力持ちの部類だったので、それほど苦痛ではなかった。そしてお菓子系だから重くも無かった。ナギくんは時折オーバーなのだ。私の袋は環くんが持ってくれた。ありがと、と言いながら渡すと、「愛梨ちん今日の服可愛いじゃん、勝負服?」なんて聞いて来たので少し恥ずかしくなった。
彼は三月さんとリビングで準備をしているらしい。...会うの、久しぶりだな。あれ、普段どんな顔で会ってたっけ、なんて思ってしまうのだからやはり今日は緊張しているのだろう。ドアを開けるとすぐに彼と目があった。
「......お久しぶりです。」
ちょっと照れくさそうに言ってくれる彼がとても可愛くて、ああやっぱり生和泉一織はいいな、なんて思ってしまった。
「うん、久しぶり。いお元気にしてた?」
「見ればわかるでしょう。あなたこそ、この前二日酔いで具合悪くて、講義サボってたじゃないですか。」
うっ...可愛くない。仕方ないじゃん、先輩に注がれたら飲まざるを得ないんだから。...でも、普段みたいに悪態ついてくる彼が可愛くて可愛くて、ついニヤニヤしてしまった。そしたら何ニヤニヤしてるんですか、なんて言われたから別に、何か手伝うことない?って気を紛らわそうとしたら大人しく座ってろって言われた。落ち着かない。
準備をしているメンバーをそわそわして眺めていると、社長がやって来た。思わず立ち上がって挨拶をすると、「そんなにかしこまらくていいよ。今日は思いっきり楽しんでってね。それと、いつもライブに来てくれてありがとう。」なんて言われてしまった。ライブに行くって事は彼にしか言ってなかったはずなのに、社長も知ってるんだ、なんて思いながら彼をチラッと見たら、何ですか、って照れくさそうな顔をしていた。「いえ、もう趣味の一つなので...。いつも応援してます。」って言ったら笑われてしまった。
「今日は無礼講だから、いっぱい食べていっぱい飲んで。愛梨さんはお酒いける人?」
「まあ、人並みには...。」
「そうか。たくさん種類用意したから好きなの選んでね。」
と言われてテーブルを見たら缶のお酒がたくさん並んでいた。ビールは苦手だったので、CMでよく見るカクテルに目星を付けておいた。
社長と話し込んでいるうちに準備が整ったらしい。彼が自然と隣に来てくれたので少し嬉しかった。そのあと社長の乾杯の音頭でクリスマスパーティーが始まった。彼にこっそり飲みすぎないで下さいよ、なんで耳元で言われて、もっと他に言う事あるでしょ!?と思ったのだが、一杯でやめとく、と返事をしておいた。
服が可愛い、とかそういう事を言える性格ではないと十分に理解している。でも、少しはそれっぽい事言って欲しかったな、なんて思ってしまった。
当日、紡ちゃんが駅まで迎えに来てくれたので、一緒に足りない物をコンビニで買いながら寮に向かった。買ったのはお菓子とかおつまみとかだったが。玄関まで迎えに来てくれたナギくんと環くんが袋を代わりに持ってくれた。ナギくんが「レディー達にこんなに重いものを持たせるなんて、買い出し頼んだのは誰デスか!?」なんて怒ってくれていたけど、幸い私も紡ちゃんも力持ちの部類だったので、それほど苦痛ではなかった。そしてお菓子系だから重くも無かった。ナギくんは時折オーバーなのだ。私の袋は環くんが持ってくれた。ありがと、と言いながら渡すと、「愛梨ちん今日の服可愛いじゃん、勝負服?」なんて聞いて来たので少し恥ずかしくなった。
彼は三月さんとリビングで準備をしているらしい。...会うの、久しぶりだな。あれ、普段どんな顔で会ってたっけ、なんて思ってしまうのだからやはり今日は緊張しているのだろう。ドアを開けるとすぐに彼と目があった。
「......お久しぶりです。」
ちょっと照れくさそうに言ってくれる彼がとても可愛くて、ああやっぱり生和泉一織はいいな、なんて思ってしまった。
「うん、久しぶり。いお元気にしてた?」
「見ればわかるでしょう。あなたこそ、この前二日酔いで具合悪くて、講義サボってたじゃないですか。」
うっ...可愛くない。仕方ないじゃん、先輩に注がれたら飲まざるを得ないんだから。...でも、普段みたいに悪態ついてくる彼が可愛くて可愛くて、ついニヤニヤしてしまった。そしたら何ニヤニヤしてるんですか、なんて言われたから別に、何か手伝うことない?って気を紛らわそうとしたら大人しく座ってろって言われた。落ち着かない。
準備をしているメンバーをそわそわして眺めていると、社長がやって来た。思わず立ち上がって挨拶をすると、「そんなにかしこまらくていいよ。今日は思いっきり楽しんでってね。それと、いつもライブに来てくれてありがとう。」なんて言われてしまった。ライブに行くって事は彼にしか言ってなかったはずなのに、社長も知ってるんだ、なんて思いながら彼をチラッと見たら、何ですか、って照れくさそうな顔をしていた。「いえ、もう趣味の一つなので...。いつも応援してます。」って言ったら笑われてしまった。
「今日は無礼講だから、いっぱい食べていっぱい飲んで。愛梨さんはお酒いける人?」
「まあ、人並みには...。」
「そうか。たくさん種類用意したから好きなの選んでね。」
と言われてテーブルを見たら缶のお酒がたくさん並んでいた。ビールは苦手だったので、CMでよく見るカクテルに目星を付けておいた。
社長と話し込んでいるうちに準備が整ったらしい。彼が自然と隣に来てくれたので少し嬉しかった。そのあと社長の乾杯の音頭でクリスマスパーティーが始まった。彼にこっそり飲みすぎないで下さいよ、なんで耳元で言われて、もっと他に言う事あるでしょ!?と思ったのだが、一杯でやめとく、と返事をしておいた。
服が可愛い、とかそういう事を言える性格ではないと十分に理解している。でも、少しはそれっぽい事言って欲しかったな、なんて思ってしまった。