2章
夢小説設定
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座って彼の寝顔を眺めていたのに、私もどうやら眠ってしまったらしい。窓の外は薄暗くなっていた。時計は7時を指している。熱はだいぶ下がってきたようだ。とりあえず冷えピタを貼り直し、そろそろ夕ごはんかな、と思いキッチンに戻りごはんを温める事にした。
彼を起こし、またごはんを食べさせてあげた。もう自分で食べられます、なんて言われるかなーと予想していたが、どうやら今日は最後まで素直ないおを貫き通すらしい。食後のデザートとして、余分に買ってきたゼリーを二人で食べた。体調はどうか聞いたら、かなり良くなったとの事なので安心した。また薬を飲ませて布団をかけてあげたら、あまり眠くない、と訴えられた。でも横になってたら寝られるかもよ、と言ったら不服そうな顔をした。そんな彼が眠りに落ちたのはわずか五分後だった。
眠ったことを確認し、キッチンに向かった。空になった鍋2つと食器を洗い、キッチンを来た時の状態に戻した。すると玄関から賑やかな声がして来た。
「愛梨さんすみません、遅くなりました...!今日は本当にありがとうございました!一織さんの具合はどうでしょうか...?」
「おかえりなさい。お仕事お疲れ様でした!だいぶ良くなったみたいで、本人もそう言ってますよ!」そう言ったらメンバーからも安堵の声が上がった。その後、気を利かせてくれたメンバーや紡ちゃんからお土産のおまんじゅうをもらった。が、環くんが物欲しそうな顔で見ていたので食べるか聞いたところ、みんなで食えばいいじゃん、と言う提案によりお茶を飲む事になった。これを飲んだら帰ろう。
お茶もおまんじゅうも空になったので、私は帰る事にした。「いおの様子見たら帰りますね。」なんて言ったら環くんと大和さんに囃し立てられた。
ドアを静かに開けて部屋に入り、彼に近づく。眠っているようだった。
一応声をかけておくか、と思い、小さい声で、「いお、みんな帰って来たから帰るね。早く治して元気になってね。」って言ったら彼が目を開いた。
「...本当に帰っちゃうんですか。」
「うん。もうみんないるからなんかあったら三月さんとか呼んでね。」って言いながら頭を撫でていたら突然抱き着かれた。呼吸が止まった。
でも、どこか冷静な自分が居て、やっぱ体熱いな、熱まだあるのかな、なんて考えていた。
「...いお、どうしたの。」
「.........すみません、もうちょっとだけ。」なんて耳元で言われて、私の体温も上がった。私も腕、回した方が良いのかな、と思い背中に腕を回したらますます強く抱きしめられた。......いお、細いけれどやっぱ男の子だな、意外と筋肉あるな。布越しに感じる身体の硬さに、鼓動が速くなるのを感じた。
「...あの、今日はありがとうございました。」そう言いながら彼の身体は離れていく。...少し泣きそうになった。久しぶりに会ったから。一日中一緒にいたから。
「いいよ。...忙しいのにいつも連絡くれてありがと。すごい嬉しい。いつも応援してるから、身体に気をつけて頑張ってね。無理はしないように。」なんて、母親みたいな事を言ってしまった。
「...はい。久々に会えたのに、こんな状態で、本当にごめんなさい。また次会えるのを楽しみに頑張りますね。」なんて。彼が眉を下げて笑うから。
...ちゅっ。
どうしてもちゅーしたくなってしまった。
彼を起こし、またごはんを食べさせてあげた。もう自分で食べられます、なんて言われるかなーと予想していたが、どうやら今日は最後まで素直ないおを貫き通すらしい。食後のデザートとして、余分に買ってきたゼリーを二人で食べた。体調はどうか聞いたら、かなり良くなったとの事なので安心した。また薬を飲ませて布団をかけてあげたら、あまり眠くない、と訴えられた。でも横になってたら寝られるかもよ、と言ったら不服そうな顔をした。そんな彼が眠りに落ちたのはわずか五分後だった。
眠ったことを確認し、キッチンに向かった。空になった鍋2つと食器を洗い、キッチンを来た時の状態に戻した。すると玄関から賑やかな声がして来た。
「愛梨さんすみません、遅くなりました...!今日は本当にありがとうございました!一織さんの具合はどうでしょうか...?」
「おかえりなさい。お仕事お疲れ様でした!だいぶ良くなったみたいで、本人もそう言ってますよ!」そう言ったらメンバーからも安堵の声が上がった。その後、気を利かせてくれたメンバーや紡ちゃんからお土産のおまんじゅうをもらった。が、環くんが物欲しそうな顔で見ていたので食べるか聞いたところ、みんなで食えばいいじゃん、と言う提案によりお茶を飲む事になった。これを飲んだら帰ろう。
お茶もおまんじゅうも空になったので、私は帰る事にした。「いおの様子見たら帰りますね。」なんて言ったら環くんと大和さんに囃し立てられた。
ドアを静かに開けて部屋に入り、彼に近づく。眠っているようだった。
一応声をかけておくか、と思い、小さい声で、「いお、みんな帰って来たから帰るね。早く治して元気になってね。」って言ったら彼が目を開いた。
「...本当に帰っちゃうんですか。」
「うん。もうみんないるからなんかあったら三月さんとか呼んでね。」って言いながら頭を撫でていたら突然抱き着かれた。呼吸が止まった。
でも、どこか冷静な自分が居て、やっぱ体熱いな、熱まだあるのかな、なんて考えていた。
「...いお、どうしたの。」
「.........すみません、もうちょっとだけ。」なんて耳元で言われて、私の体温も上がった。私も腕、回した方が良いのかな、と思い背中に腕を回したらますます強く抱きしめられた。......いお、細いけれどやっぱ男の子だな、意外と筋肉あるな。布越しに感じる身体の硬さに、鼓動が速くなるのを感じた。
「...あの、今日はありがとうございました。」そう言いながら彼の身体は離れていく。...少し泣きそうになった。久しぶりに会ったから。一日中一緒にいたから。
「いいよ。...忙しいのにいつも連絡くれてありがと。すごい嬉しい。いつも応援してるから、身体に気をつけて頑張ってね。無理はしないように。」なんて、母親みたいな事を言ってしまった。
「...はい。久々に会えたのに、こんな状態で、本当にごめんなさい。また次会えるのを楽しみに頑張りますね。」なんて。彼が眉を下げて笑うから。
...ちゅっ。
どうしてもちゅーしたくなってしまった。