2章
夢小説設定
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とりあえずごはんを食べさせ、薬を飲ませた。そしたら眠そうな顔をしていたので、布団をかけてあげたら素直に眠りだした。...可愛い。起こさないように部屋を出た後、キッチンを片付けた。時計を見たらちょうどお昼時だったので、多めに作ったうどんを食べる事にした。スマホを見たら紡ちゃんから様子はどうかというラビチャが入っていたので、ごはん食べて薬飲んで眠っていますと返した。するとすぐに、帰りは夜の9時くらいになりそうだが大丈夫か聞かれたので、全然大丈夫だと返信した。...アイドルもマネージャーも大変だな。
何もしないのも時間の無駄なので、家から持ってきたノートパソコンを使って課題のレポートを進める事にした。...1時間くらい経っただろうか。廊下で物音がしたので、様子を見に行ったらちょうどトイレで起きたようだった。少しふらふらしていたので手を繋いで連れて行ってあげた。普段は少し渋るけれど今日はすぐに繋いできた。ちなみに初めて手を繋いだのもこの廊下だ。いつもデート場所は決まっていてもそこにはそれぞれで集合する。並んで歩く、という事自体が少ないのだ。以前、手繋いでみたいな、と軽くお願いをしたことがある。一緒に歩く機会が無いじゃないですか、と言われ、そっか、と納得した。寮から帰るのも、彼が送るのではまずいので、紡ちゃんがいつも駅まで送ってくれる。つまり、彼とは玄関でバイバイする。並んで歩くのは、この短い廊下だけなのだ。...その日は彼の部屋から出た瞬間、彼から手を繋いできた。えっ、と困惑していたら、さっき、繋いでみたいと言っていたので、なんて可愛い返事が返ってきた。その日から毎回、この廊下を歩くときには手を繋いでとお願いするようになったのだ。
トイレを済ませ、部屋に戻って布団をかけても彼は眠れないようだった。そういえばプリンとゼリー買ってきたけど食べる?と聞いたらゼリーが食べたいと言うので、持ってきてまた食べさせてあげた。いおは声も枯れていてのども痛そうだったので、退屈凌ぎのために私から他愛もない話をずっとしていた。面白いネタもそろそろ尽きるな、と思っていたらうとうとし始めたので、布団をかけ直してあげてしばらく頭を撫でていたら眠りについた。
レポートの続きでもやるかな、と思い静かに立ち上がろうとした時、腕を掴まれた。びっくりして振り返ると、熱で潤んだ彼の綺麗な目が私を見つめていた。
「...帰っちゃうんですか?」
「いや、共同スペースに戻るだけだけど...。」
「...そばにいて。」心臓がギュンとした。胸がキュンとしたなんて可愛い表現は出来ない。...気持ちはわかる。具合悪い時って、なんか寂しくなる。私もそうだ。
「いお、今日は素直だね。いつもこのくらい甘えていいんだよ?」なんていいながらまた腰を下ろしたら、うるさいですよ、なんて怒られてしまった。
何もしないのも時間の無駄なので、家から持ってきたノートパソコンを使って課題のレポートを進める事にした。...1時間くらい経っただろうか。廊下で物音がしたので、様子を見に行ったらちょうどトイレで起きたようだった。少しふらふらしていたので手を繋いで連れて行ってあげた。普段は少し渋るけれど今日はすぐに繋いできた。ちなみに初めて手を繋いだのもこの廊下だ。いつもデート場所は決まっていてもそこにはそれぞれで集合する。並んで歩く、という事自体が少ないのだ。以前、手繋いでみたいな、と軽くお願いをしたことがある。一緒に歩く機会が無いじゃないですか、と言われ、そっか、と納得した。寮から帰るのも、彼が送るのではまずいので、紡ちゃんがいつも駅まで送ってくれる。つまり、彼とは玄関でバイバイする。並んで歩くのは、この短い廊下だけなのだ。...その日は彼の部屋から出た瞬間、彼から手を繋いできた。えっ、と困惑していたら、さっき、繋いでみたいと言っていたので、なんて可愛い返事が返ってきた。その日から毎回、この廊下を歩くときには手を繋いでとお願いするようになったのだ。
トイレを済ませ、部屋に戻って布団をかけても彼は眠れないようだった。そういえばプリンとゼリー買ってきたけど食べる?と聞いたらゼリーが食べたいと言うので、持ってきてまた食べさせてあげた。いおは声も枯れていてのども痛そうだったので、退屈凌ぎのために私から他愛もない話をずっとしていた。面白いネタもそろそろ尽きるな、と思っていたらうとうとし始めたので、布団をかけ直してあげてしばらく頭を撫でていたら眠りについた。
レポートの続きでもやるかな、と思い静かに立ち上がろうとした時、腕を掴まれた。びっくりして振り返ると、熱で潤んだ彼の綺麗な目が私を見つめていた。
「...帰っちゃうんですか?」
「いや、共同スペースに戻るだけだけど...。」
「...そばにいて。」心臓がギュンとした。胸がキュンとしたなんて可愛い表現は出来ない。...気持ちはわかる。具合悪い時って、なんか寂しくなる。私もそうだ。
「いお、今日は素直だね。いつもこのくらい甘えていいんだよ?」なんていいながらまた腰を下ろしたら、うるさいですよ、なんて怒られてしまった。