1章
夢小説設定
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一織くんに手紙を貰ってから4日たった。ラビチャも知らない私たちのコミュニケーション方法は限られていた。手紙を事務所宛に出すか、彼がこの店に来るか、だ。
今日は暇だな、なんて思っていたら扉が開いた。...彼だ。私たちは目を合わせるや否や、お互い赤面してしまった。
「...あの、少しお話いいですか。」
一応勤務中だったため、チラッとマスターと奥さんの様子を伺った。幸い店内にお客さんはおらず、マスターも奥さんも気を利かせて裏に下がっていった。二人きりになれた。
とりあえず座ろうと、奥の目立たない席に二人で腰掛けた。なんて言い出せば良いのだ。いや、むしろ一織くんは何を話しにきたのだろうか。彼から喋り出す事を期待し、待つ事にした。
「...あの、手紙読んで下さいましたか。」
「...うん、びっくりしたけど嬉しかった。」
...え、会話終了!?しばらく沈黙が続いて、先に耐えられなくなったのは私の方だった。
「えっと...、その、一織くんも私の事好きって事で合ってる...?」
「.........っ、はい。」と小さな声で返事をして、俯いてしまった。不思議な事に自分よりも緊張していたり照れている人が相手だと、余裕が生まれて来るらしい。
「そっか。私も一織くんの事、大好きだよ。」あ、思ったよりすんなり言えた。
「......知っています。私も、好き、です。」一瞬目を合わせ、そう伝えてきた。...可愛い。
「...それで、どうする?彼氏と彼女になる?」その後、一織くんはしばらく沈黙した。...彼が何を考えているのか、大体の予想はついた。
「...もし、私と付き合ったとしたら、愛梨さんは色々辛い思いをするかも知れませんよ。堂々とデートは出来ない、交際していると宣言する事も出来ない。もし仕事が忙しくなってしまったら、なかなか会う事も出来なくなるかも知れないです。...ファンに後ろ指を指される事もあるかも。...それでも、良いと言ってくれますか?」一織くんも質問をしながら、私の返事はもう決まっていると思っていただろう。
「...いいよ、その覚悟はできてる。アイドルだけど好きだって自覚しちゃった日から。絶対一織くんの、アイドリッシュセブンの活動の障害にはならない。」
「...決まりですね。愛梨さんって、結構男らしい所ありますね。」
えっそうかな、なんて少し恥ずかしくなってしまった。
「...私も覚悟は出来ています。なので、その、これからよろしくお願いしますね。」彼がふわっと笑った。
その日はとりあえずラビチャだけ交換し、一織くんはハニーミルクラテを飲んだ後帰っていった。...奥さんに根掘り葉掘り聞かれたのは言うまでもない。
今日は暇だな、なんて思っていたら扉が開いた。...彼だ。私たちは目を合わせるや否や、お互い赤面してしまった。
「...あの、少しお話いいですか。」
一応勤務中だったため、チラッとマスターと奥さんの様子を伺った。幸い店内にお客さんはおらず、マスターも奥さんも気を利かせて裏に下がっていった。二人きりになれた。
とりあえず座ろうと、奥の目立たない席に二人で腰掛けた。なんて言い出せば良いのだ。いや、むしろ一織くんは何を話しにきたのだろうか。彼から喋り出す事を期待し、待つ事にした。
「...あの、手紙読んで下さいましたか。」
「...うん、びっくりしたけど嬉しかった。」
...え、会話終了!?しばらく沈黙が続いて、先に耐えられなくなったのは私の方だった。
「えっと...、その、一織くんも私の事好きって事で合ってる...?」
「.........っ、はい。」と小さな声で返事をして、俯いてしまった。不思議な事に自分よりも緊張していたり照れている人が相手だと、余裕が生まれて来るらしい。
「そっか。私も一織くんの事、大好きだよ。」あ、思ったよりすんなり言えた。
「......知っています。私も、好き、です。」一瞬目を合わせ、そう伝えてきた。...可愛い。
「...それで、どうする?彼氏と彼女になる?」その後、一織くんはしばらく沈黙した。...彼が何を考えているのか、大体の予想はついた。
「...もし、私と付き合ったとしたら、愛梨さんは色々辛い思いをするかも知れませんよ。堂々とデートは出来ない、交際していると宣言する事も出来ない。もし仕事が忙しくなってしまったら、なかなか会う事も出来なくなるかも知れないです。...ファンに後ろ指を指される事もあるかも。...それでも、良いと言ってくれますか?」一織くんも質問をしながら、私の返事はもう決まっていると思っていただろう。
「...いいよ、その覚悟はできてる。アイドルだけど好きだって自覚しちゃった日から。絶対一織くんの、アイドリッシュセブンの活動の障害にはならない。」
「...決まりですね。愛梨さんって、結構男らしい所ありますね。」
えっそうかな、なんて少し恥ずかしくなってしまった。
「...私も覚悟は出来ています。なので、その、これからよろしくお願いしますね。」彼がふわっと笑った。
その日はとりあえずラビチャだけ交換し、一織くんはハニーミルクラテを飲んだ後帰っていった。...奥さんに根掘り葉掘り聞かれたのは言うまでもない。