1章
夢小説設定
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「皆さんにファンレターなどが届いてますよー、置いておきますね!」そう言い残してマネージャーが去った後、私は一番最後にダンボールの中を覗いた。この前のライブに来てくれた方たちが書いてくれたファンレター。内容を読んで、皆さんにあの日満足してもらったようで安心した。...彼女はどうだっただろうか。
最後の一枚の封筒を開け、二つ折の便箋を開き、私は思わず立ち上がってしまった。なんだ、とメンバーに目を向けられているのにも気付かず、そのまま読み進めた。
一織くんへ
いつもご来店ありがとう!そして、この前はライブに招待してくれてありがとう。とても感動しました。思わず泣いてしまいました。気付かれてたら恥ずかしいけど...。
一織くん、とてもかっこよかったです。いつもかっこいいけれど、ステージでキラキラしている一織くんは格別でした。勘違いだったら凄く恥ずかしいんだけど、一回私の方見てくれたよね?あの時の笑顔最高でした。すっかりアイドリッシュセブンの、そして一織くんのファンになってしまいました。これからもずっと応援します!またお店にも来てください。
大好き。
櫻葉愛梨
「大好き、だって。よかったないおりん。」横から声がして飛び上がりそうになった。
「ちょっ...!四葉さん、勝手に覗き見ないでください!!」「別にいいじゃん、俺のも見せてやっから。」別に興味はない。彼女のだから意味があるのだ。大人しく私の様子を伺っていたメンバーも、みんなニヤニヤとし始める。本当にタチが悪い。「なんだーイチ、熱いファンレターでも貰ったのか?」「一織どうしたの?顔が赤いよ!!」「イオーリ、そんなに顔が赤くなる程熱いメッセージを頂いたのですか、羨ましいデスね!」これ以上ここにいたらますます面倒臭い事になりかねないので、やかましいです、と言い残し自室に向かった。それからもう10回以上は読み返しただろうか。...もっと可愛らしい字を書くのかと思いきや、想像以上に綺麗ではっきりした字だった。彼女、ふわふわとした雰囲気ではあるが、実はしっかり者っぽい。マスターや奥さんにも信頼されているし、常連さんにも好かれている。兄さんや四葉さんとも楽しく話せる。...もっと、もっと彼女を知りたい。
私はあくまでシンプルな便箋と封筒を取り出し、彼女への返事を書いた。
最後の一枚の封筒を開け、二つ折の便箋を開き、私は思わず立ち上がってしまった。なんだ、とメンバーに目を向けられているのにも気付かず、そのまま読み進めた。
一織くんへ
いつもご来店ありがとう!そして、この前はライブに招待してくれてありがとう。とても感動しました。思わず泣いてしまいました。気付かれてたら恥ずかしいけど...。
一織くん、とてもかっこよかったです。いつもかっこいいけれど、ステージでキラキラしている一織くんは格別でした。勘違いだったら凄く恥ずかしいんだけど、一回私の方見てくれたよね?あの時の笑顔最高でした。すっかりアイドリッシュセブンの、そして一織くんのファンになってしまいました。これからもずっと応援します!またお店にも来てください。
大好き。
櫻葉愛梨
「大好き、だって。よかったないおりん。」横から声がして飛び上がりそうになった。
「ちょっ...!四葉さん、勝手に覗き見ないでください!!」「別にいいじゃん、俺のも見せてやっから。」別に興味はない。彼女のだから意味があるのだ。大人しく私の様子を伺っていたメンバーも、みんなニヤニヤとし始める。本当にタチが悪い。「なんだーイチ、熱いファンレターでも貰ったのか?」「一織どうしたの?顔が赤いよ!!」「イオーリ、そんなに顔が赤くなる程熱いメッセージを頂いたのですか、羨ましいデスね!」これ以上ここにいたらますます面倒臭い事になりかねないので、やかましいです、と言い残し自室に向かった。それからもう10回以上は読み返しただろうか。...もっと可愛らしい字を書くのかと思いきや、想像以上に綺麗ではっきりした字だった。彼女、ふわふわとした雰囲気ではあるが、実はしっかり者っぽい。マスターや奥さんにも信頼されているし、常連さんにも好かれている。兄さんや四葉さんとも楽しく話せる。...もっと、もっと彼女を知りたい。
私はあくまでシンプルな便箋と封筒を取り出し、彼女への返事を書いた。