ハニカミ少年少女
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「こ~しのっ」
休み時間、部活仲間が俺のクラスを訪ねてきた。
「何だよ、仙道」
「何だよって、冷たいな~」
俺のシレっとした態度にもお構いなしに、仙道は俺の前の席のイスに座る。
「何か用か?」
「英語の辞書貸してよ。忘れちゃってさ」
「お前貸しても使わねえだろ」
「越野のケチ~もういいよ」
「ねえ、辞書貸してくれない?」
「あ、ちょっ!仙道!」
あろうことか、仙道が話しかけたのは隣の席のみょうじさんで。
「仙道!俺が貸すから!」
「もういいもん~」
「…これでいいかな?」
「うん、ありがとう」
みょうじさんは急に話しかけられてキョトンとした表情を浮かべながらも、仙道に辞書を渡した。
「あれ、指どうしたの?ケガ?」
「あ、うん。昨日体育の授業で…」
「そっか。お大事にね?」
「ありがとう」
何なんだコイツは。
俺が何を話して良いかわからなくて悩んでるというのに、こんなにスムーズに会話しやがって。
仙道がこういう奴だってことはよく知ってる。
知ってるけど、俺にはできないことをアッサリやってのける仙道への嫉妬心は、正直ある。
「ねえ、俺達さ、週末県大会あるんだけど見に来ない?」
「は、ちょっ!おい仙道!」
オイオイ何言ってんだ!
急に試合見に来てとか普通じゃねーだろ!?
「あ、じゃあ、ぜひ」
……え?
「やった。俺達応援してね。場所とかは越野に聞いてよ。じゃあ、辞書ありがとう」
……えぇ!?
ええええええ!?!?
次の授業中、みょうじさんにメモを投げた。
『さっきは仙道がごめんな。週末、無理しないで良いから』
落ち着いて考えみたけど、多分、急に仙道に誘われたもんだから、とっさに返事してしまったんだと思うし。
すぐまたメモが飛んできて
『大丈夫だよ。越野くんがバスケしてるとこ見たかったんだ。応援に行っても良いかな?』
!?!?!?!?
メモを見ながら数秒固まってしまったものの、すぐ我に返って、場所と時間を書いたメモを投げる。
『頑張ってね』と一言書いたメモが飛んできて、やりとりは終わった。
俺はそのメモが捨てられなくて、筆箱の中に大事にしまっておくことにした。
部活のときに仙道に「何だったんだよアレは」と突っかかったら、
「あの子、来てくれるって?」
俺の質問はまるで無視。
「おう」
素っ気なく答えたら
「良かったね、越野」
ヘラリと笑って肩をポンとたたいてくる。
何で一言も言ってないのにわかるんだよバカヤロウ。
本当にムカツク奴だ。
でも、今回ばかりは……サンキュ。
休み時間、部活仲間が俺のクラスを訪ねてきた。
「何だよ、仙道」
「何だよって、冷たいな~」
俺のシレっとした態度にもお構いなしに、仙道は俺の前の席のイスに座る。
「何か用か?」
「英語の辞書貸してよ。忘れちゃってさ」
「お前貸しても使わねえだろ」
「越野のケチ~もういいよ」
「ねえ、辞書貸してくれない?」
「あ、ちょっ!仙道!」
あろうことか、仙道が話しかけたのは隣の席のみょうじさんで。
「仙道!俺が貸すから!」
「もういいもん~」
「…これでいいかな?」
「うん、ありがとう」
みょうじさんは急に話しかけられてキョトンとした表情を浮かべながらも、仙道に辞書を渡した。
「あれ、指どうしたの?ケガ?」
「あ、うん。昨日体育の授業で…」
「そっか。お大事にね?」
「ありがとう」
何なんだコイツは。
俺が何を話して良いかわからなくて悩んでるというのに、こんなにスムーズに会話しやがって。
仙道がこういう奴だってことはよく知ってる。
知ってるけど、俺にはできないことをアッサリやってのける仙道への嫉妬心は、正直ある。
「ねえ、俺達さ、週末県大会あるんだけど見に来ない?」
「は、ちょっ!おい仙道!」
オイオイ何言ってんだ!
急に試合見に来てとか普通じゃねーだろ!?
「あ、じゃあ、ぜひ」
……え?
「やった。俺達応援してね。場所とかは越野に聞いてよ。じゃあ、辞書ありがとう」
……えぇ!?
ええええええ!?!?
次の授業中、みょうじさんにメモを投げた。
『さっきは仙道がごめんな。週末、無理しないで良いから』
落ち着いて考えみたけど、多分、急に仙道に誘われたもんだから、とっさに返事してしまったんだと思うし。
すぐまたメモが飛んできて
『大丈夫だよ。越野くんがバスケしてるとこ見たかったんだ。応援に行っても良いかな?』
!?!?!?!?
メモを見ながら数秒固まってしまったものの、すぐ我に返って、場所と時間を書いたメモを投げる。
『頑張ってね』と一言書いたメモが飛んできて、やりとりは終わった。
俺はそのメモが捨てられなくて、筆箱の中に大事にしまっておくことにした。
部活のときに仙道に「何だったんだよアレは」と突っかかったら、
「あの子、来てくれるって?」
俺の質問はまるで無視。
「おう」
素っ気なく答えたら
「良かったね、越野」
ヘラリと笑って肩をポンとたたいてくる。
何で一言も言ってないのにわかるんだよバカヤロウ。
本当にムカツク奴だ。
でも、今回ばかりは……サンキュ。
