ハニカミ少年少女
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ぐううううう
3時間目の授業中、私の右側から聞こえた盛大な音。
多分、お腹が鳴った音。
反射的に右側をチラ見してしまう。
私の右側の席は……越野くん。
越野くんは肘をついて、窓の外を見ている。
“さっきのは自分じゃありませんよ?”みたいな感じで。
ごめんなさい。
私、気付いちゃいました。
部活、朝練とかもしてるのかな?
県大会近いって言ってたし…
動いたらお腹も減るよね。
私は、先生が黒板に板書している隙にカバンから飴を1つ取り出して、メモと一緒に越野くんの机にポンと投げた。
メモには
『良かったらどうぞ。バスケ応援してます。』ってひとこと。
飛んできた飴とメモに気が付いた越野くんは、私の方を向いて手を合わせて「いただきます」って口パクした。
昼休みになってお昼を食べて、自分の席で5時間目の授業の準備をしていたら、
トン
机に紙パックのジュースが置かれた。
顔を上げると、越野くんが立っていて。
「さっきは飴ありがとう。これ、お礼。オレンジ大丈夫?」
「あ、いえいえ!うんっ、大丈夫。ありがとう」
わざわざ買ってきてくれたんだ……
「越野くんって律儀だよね」
「ん?そうかな?」
「うん。この間も消しゴム拾ったらわざわざお礼言いに来てくれたでしょ?あ、良い意味だよ?」
「…何か最近色々迷惑かけててゴメンな」
越野くんが申し訳なさそうに言った。
「いやっ、そんな全然…」
……これは、、消しゴムを拾ったことや、飴をあげたことだけじゃなくて、多分、あの手紙のことも言ってるんだよね…?
でも、私にはどうすることもできないし、もう済んだことだし……首を横に振るしかなかった。
「あのさ、俺、あの手紙の子は断ったから。…じゃ」
そう言って越野くんは自分の席に戻った。
…ラブレターの子、断ったんだ。
あまり考えないようにしていたけど、頭の片隅にある記憶がチラつく。
“みょうじさんのこといいなって思ってて…”
“さっきのは忘れてください”
越野くん、私に忘れてって言ったのに、何でラブレターの子に断ったって報告したんだろう。
男心はよくわからないや。
貰ったオレンジジュースは帰り道で飲んだ。
ちょっとだけ、苦く感じた気がする。
3時間目の授業中、私の右側から聞こえた盛大な音。
多分、お腹が鳴った音。
反射的に右側をチラ見してしまう。
私の右側の席は……越野くん。
越野くんは肘をついて、窓の外を見ている。
“さっきのは自分じゃありませんよ?”みたいな感じで。
ごめんなさい。
私、気付いちゃいました。
部活、朝練とかもしてるのかな?
県大会近いって言ってたし…
動いたらお腹も減るよね。
私は、先生が黒板に板書している隙にカバンから飴を1つ取り出して、メモと一緒に越野くんの机にポンと投げた。
メモには
『良かったらどうぞ。バスケ応援してます。』ってひとこと。
飛んできた飴とメモに気が付いた越野くんは、私の方を向いて手を合わせて「いただきます」って口パクした。
昼休みになってお昼を食べて、自分の席で5時間目の授業の準備をしていたら、
トン
机に紙パックのジュースが置かれた。
顔を上げると、越野くんが立っていて。
「さっきは飴ありがとう。これ、お礼。オレンジ大丈夫?」
「あ、いえいえ!うんっ、大丈夫。ありがとう」
わざわざ買ってきてくれたんだ……
「越野くんって律儀だよね」
「ん?そうかな?」
「うん。この間も消しゴム拾ったらわざわざお礼言いに来てくれたでしょ?あ、良い意味だよ?」
「…何か最近色々迷惑かけててゴメンな」
越野くんが申し訳なさそうに言った。
「いやっ、そんな全然…」
……これは、、消しゴムを拾ったことや、飴をあげたことだけじゃなくて、多分、あの手紙のことも言ってるんだよね…?
でも、私にはどうすることもできないし、もう済んだことだし……首を横に振るしかなかった。
「あのさ、俺、あの手紙の子は断ったから。…じゃ」
そう言って越野くんは自分の席に戻った。
…ラブレターの子、断ったんだ。
あまり考えないようにしていたけど、頭の片隅にある記憶がチラつく。
“みょうじさんのこといいなって思ってて…”
“さっきのは忘れてください”
越野くん、私に忘れてって言ったのに、何でラブレターの子に断ったって報告したんだろう。
男心はよくわからないや。
貰ったオレンジジュースは帰り道で飲んだ。
ちょっとだけ、苦く感じた気がする。
