ハニカミ少年少女
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翌朝、携帯のアラームで目覚めた。
ちゃんと寝たのか寝てないのか、よくわからない。
夜中に何度か目が覚めたことは覚えてる。
ぼんやりとスッキリしない頭を目覚めさせるためにシャワーを浴びてから準備を始めた。
会場までの道のりはやけに遠く感じて、夏の太陽の日差しが肌にジリジリと焼きつく。
会場は満員で、何とかあいてる席を見つけて座った。
緊張のあまり怖いくらいに心臓がバクバクして、静かに深呼吸する。
試合はまだ始まっていないのに、握り締めた手はすでにしっとりと汗ばんでいて。
ひたすら心の中で
“勝てるかな”
“絶対勝てるよ”
“頑張れ”
を繰り返した。
試合が始まると、皆のプレーに釘付けになる。
頑張れ、頑張れ、頑張れ……!
“頑張れ”なんて、何だか人事みたいな気がするけど、私にはこれしかないから。
調子の良かった前半と比べて、後半、陵南は私の目にもわかるくらいピンチになった。
相手チームの湘北に何度もゴールを許してしまう。
もうダメかもしれない…
何度も嫌なイメージが頭をかすめた。
それでも、コート上でプレーする5人は全く諦めていない。
本当は応援する側の私が選手を励まさなくちゃいけないのに、彼らの一生懸命な姿に私の方が励まされてしまう。
そうだよ。弱気になっちゃダメ。応援しなくちゃ。
仙道くんのスーパープレーでどんどん差が縮まっていく。
すごい!
もう少し、もう少し!
必死に勝利を祈り続けた。
それでも、あとほんの少しのところで陵南は負けてしまった。
……もう、終わりなの?
インターハイには、行けないってこと?
私は、バスケのルールなんてロクに知らないし、越野くんが今までどれだけの努力をしてきたかも知らない。
でも、たった数回試合を観戦しただけでも越野くんの頑張りは伝わったし、どれだけバスケに真剣に向き合っているかもわかった。
今、彼らはどんな気持ちでいるんだろう……
私は、胸が締めつけられる想いでいっぱいになりながら家路についた。
自分の部屋で、昨日と同じ便箋を取り出す。
ひと文字ひと文字、心を込めて……
ときには涙で目を潤ませながら想いを書き綴った。
翌日、私は越野くんに声を掛けることができなかった。
何て声を掛けて良いかわからなくて……
でも、クラスメートの友達とは普通に接していたからひとまず安心した。
すごく落ち込んでいるんじゃないかって心配してたから…
昼休み、越野くんが教室にいない間に昨日と一昨日書いた手紙の封筒を越野くんの机の中に入れた。
午後の授業の間、手紙に気付いて読んでくれるかチラチラと越野くんの方を見たけど、そんな素振りは見られなかった。
まあ、良いか。
私の想いは全部手紙に書いたから。
後は越野くんが読んでくれるだけ。
彼が読みたいって思ったときに封を切ってくれればそれで良い。
手紙を読んで、越野くんがどんなリアクションをするのかは正直想像もつかない。
私は想うままにペンを走らせただけだから。
それでも、そこに書いた想いは本当で、本物なんだ。
ちゃんと寝たのか寝てないのか、よくわからない。
夜中に何度か目が覚めたことは覚えてる。
ぼんやりとスッキリしない頭を目覚めさせるためにシャワーを浴びてから準備を始めた。
会場までの道のりはやけに遠く感じて、夏の太陽の日差しが肌にジリジリと焼きつく。
会場は満員で、何とかあいてる席を見つけて座った。
緊張のあまり怖いくらいに心臓がバクバクして、静かに深呼吸する。
試合はまだ始まっていないのに、握り締めた手はすでにしっとりと汗ばんでいて。
ひたすら心の中で
“勝てるかな”
“絶対勝てるよ”
“頑張れ”
を繰り返した。
試合が始まると、皆のプレーに釘付けになる。
頑張れ、頑張れ、頑張れ……!
“頑張れ”なんて、何だか人事みたいな気がするけど、私にはこれしかないから。
調子の良かった前半と比べて、後半、陵南は私の目にもわかるくらいピンチになった。
相手チームの湘北に何度もゴールを許してしまう。
もうダメかもしれない…
何度も嫌なイメージが頭をかすめた。
それでも、コート上でプレーする5人は全く諦めていない。
本当は応援する側の私が選手を励まさなくちゃいけないのに、彼らの一生懸命な姿に私の方が励まされてしまう。
そうだよ。弱気になっちゃダメ。応援しなくちゃ。
仙道くんのスーパープレーでどんどん差が縮まっていく。
すごい!
もう少し、もう少し!
必死に勝利を祈り続けた。
それでも、あとほんの少しのところで陵南は負けてしまった。
……もう、終わりなの?
インターハイには、行けないってこと?
私は、バスケのルールなんてロクに知らないし、越野くんが今までどれだけの努力をしてきたかも知らない。
でも、たった数回試合を観戦しただけでも越野くんの頑張りは伝わったし、どれだけバスケに真剣に向き合っているかもわかった。
今、彼らはどんな気持ちでいるんだろう……
私は、胸が締めつけられる想いでいっぱいになりながら家路についた。
自分の部屋で、昨日と同じ便箋を取り出す。
ひと文字ひと文字、心を込めて……
ときには涙で目を潤ませながら想いを書き綴った。
翌日、私は越野くんに声を掛けることができなかった。
何て声を掛けて良いかわからなくて……
でも、クラスメートの友達とは普通に接していたからひとまず安心した。
すごく落ち込んでいるんじゃないかって心配してたから…
昼休み、越野くんが教室にいない間に昨日と一昨日書いた手紙の封筒を越野くんの机の中に入れた。
午後の授業の間、手紙に気付いて読んでくれるかチラチラと越野くんの方を見たけど、そんな素振りは見られなかった。
まあ、良いか。
私の想いは全部手紙に書いたから。
後は越野くんが読んでくれるだけ。
彼が読みたいって思ったときに封を切ってくれればそれで良い。
手紙を読んで、越野くんがどんなリアクションをするのかは正直想像もつかない。
私は想うままにペンを走らせただけだから。
それでも、そこに書いた想いは本当で、本物なんだ。
