グロウアップ
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あー疲れた。今日も終わった。
メシ、メシ、何食うかなー
この間は諸星の女が来たからな、ちゃんとしたモンが食えた。
心底嫌そーな諸星の顔が見られるのもおもしれぇし、数ヶ月に一度のお楽しみだ。
そして俺はコンビニメシに戻る、と。
そういや最近若宮見てねぇな、昼間のシフトに入ってるときもあるって言ってたしそっちかな。
まぁ、いたからって何かあるわけじゃねぇんだけど。
「いらっしゃいませー!」
あ、若宮いんじゃん。
いつものように手をあげて挨拶したら、俺って気づかなかったのか若宮は後ろを向いて作業を始めた。
しょーがねぇ、あいつも仕事中だしな。
商品を選んでレジに持って行くと
「あ、三井くん。いらっしゃいませ」
「オース」
「今帰り?お疲れさまです」
ピッ
ピッ
ピッ
「若宮、なんか元気ねぇ?」
「えっ!?全然元気だよ?」
「そーか?」
「うん!元気元気!」
……なーんか覇気がねえっつーか、空元気っつーか。違和感あんだけど。
「今日一緒に飲むか?」
「えっ」
「上がり、いつもの時間だろ?俺今日も走るからよ」
「……うん、じゃあ」
「おー、じゃーまたな」
「ありがとうございました」
「お疲れサン」
「お疲れさま」
いつもの公園、いつものベンチ、缶チューハイを開けて乾杯。
いつもと違うのは、若宮。
いつもなら“おいしー!”とか言ってんのに、今日はあんまり進まねぇ様子だ。
体調でも悪いか?誘うのマズったかなーとも思ったが、そーゆーんじゃねぇ感じ。ただの勘。
「若宮なんかあったろ?」
「えっ!?何にもないよ?」
「嫌な客でも来たか?」
「ナイナイ!元気だってー!」
若宮は酒をひと口飲んで“今日もお酒がおいしーねー!”と笑った。
…………ワザとらしい。
「まぁ、若宮だって元気ねぇときくらいあるだろうけどよ、ちょっと気になったっつーか」
「あは、そっか」
「言ったらラクになるんじゃねぇの?」
「えー?」
「言うなら言え」
違和感に気づいてるのに放っておくのは無理な話で。黙って見守るとか性に合わねぇんだよ。
悪ィけど俺はそんな気の長い方じゃねぇ。
すでにちょっとイラついてるしな。
若宮は持っていた缶を指でペキペキ鳴らしてから気まずそうに口を開いた。
「私とふたりで飲むとか、ダメなんじゃないの?」
…………は?
「ハァ?何でだよ」
「だって……」
「だって?」
「……可愛い子、いるじゃん」
「可愛い子ぉ?」
「前、来たじゃん、コンビニ……」
「前…?」
「シュークリーム、あげてた」
「シュークリーム?あぁ!アイツは違ぇよ、諸星の女だ」
「もろぼし?」
「そう。えーっとな、顔のハッキリしたヤツいただろ?前髪垂らしてねぇ方の」
「あ…あのかっこいい人…」
「その諸星の女だ、アイツは」
「そう、なんだ……」
「愛知に住んでんだけどこっち来たときにメシ作ってくれたりしてんだよ、諸星のついでにな。そのお礼」
「……じゃあ、あの子は三井くんのイイヒトじゃ……?」
「ねえよ」
何の勘違いだ。
俺が?アイツの彼氏だと思ったって?
何で諸星も土屋もいて3分の1の確率で俺なんだよ。
シュークリームあげたからどうしたってんだ。
「つまんねぇ勘違いしてんじゃねぇ」
「だって……あの子、女の子〜って感じで可愛かったから…」
「んー、まぁ、可愛いとは思うけどよ、俺の好みとは違ぇし。つーか間違って手でも出そうモンなら俺は確実に諸星に殺られる」
「あはは、そうなの!?」
「女は女で諸星しか見えてねぇしよ。とにかく違うからな!」
「ごめんね、変なこと言っちゃって」
「別に」
結局どーいうことだよくわかんねぇけど、若宮が納得したならいいか。
調子狂うからな、若宮がヘラヘラ笑ってねぇと。
「ねぇ、三井くんの好みってどんなの?」
「好みィ?」
「うん!聞いてみたい!」
コイツ、さっきまでしょぼくれてたんじゃねぇのかよ。
ったく、女は好きだなレンアイの話が……
「…そーだな、元気いーやつがいいかな。よく食って。酒も一緒に飲んだりしてぇし。あんま口ウルセーのは嫌だけどハッキリ物を言う方が気ィ遣わなくていいな」
「三井くん、ワガママだね」
「ウッセ、男ってのはそーゆーモンだろ」
「そーなの?」
「そーだよ」
そうだろ。諸星もアイツに甘やかされてんのが透けて見えるしな。
まぁ俺は甘えるとかキャラじゃねーけど。
「スイーツ、食べよっと」
「出た」
メシ、メシ、何食うかなー
この間は諸星の女が来たからな、ちゃんとしたモンが食えた。
心底嫌そーな諸星の顔が見られるのもおもしれぇし、数ヶ月に一度のお楽しみだ。
そして俺はコンビニメシに戻る、と。
そういや最近若宮見てねぇな、昼間のシフトに入ってるときもあるって言ってたしそっちかな。
まぁ、いたからって何かあるわけじゃねぇんだけど。
「いらっしゃいませー!」
あ、若宮いんじゃん。
いつものように手をあげて挨拶したら、俺って気づかなかったのか若宮は後ろを向いて作業を始めた。
しょーがねぇ、あいつも仕事中だしな。
商品を選んでレジに持って行くと
「あ、三井くん。いらっしゃいませ」
「オース」
「今帰り?お疲れさまです」
ピッ
ピッ
ピッ
「若宮、なんか元気ねぇ?」
「えっ!?全然元気だよ?」
「そーか?」
「うん!元気元気!」
……なーんか覇気がねえっつーか、空元気っつーか。違和感あんだけど。
「今日一緒に飲むか?」
「えっ」
「上がり、いつもの時間だろ?俺今日も走るからよ」
「……うん、じゃあ」
「おー、じゃーまたな」
「ありがとうございました」
「お疲れサン」
「お疲れさま」
いつもの公園、いつものベンチ、缶チューハイを開けて乾杯。
いつもと違うのは、若宮。
いつもなら“おいしー!”とか言ってんのに、今日はあんまり進まねぇ様子だ。
体調でも悪いか?誘うのマズったかなーとも思ったが、そーゆーんじゃねぇ感じ。ただの勘。
「若宮なんかあったろ?」
「えっ!?何にもないよ?」
「嫌な客でも来たか?」
「ナイナイ!元気だってー!」
若宮は酒をひと口飲んで“今日もお酒がおいしーねー!”と笑った。
…………ワザとらしい。
「まぁ、若宮だって元気ねぇときくらいあるだろうけどよ、ちょっと気になったっつーか」
「あは、そっか」
「言ったらラクになるんじゃねぇの?」
「えー?」
「言うなら言え」
違和感に気づいてるのに放っておくのは無理な話で。黙って見守るとか性に合わねぇんだよ。
悪ィけど俺はそんな気の長い方じゃねぇ。
すでにちょっとイラついてるしな。
若宮は持っていた缶を指でペキペキ鳴らしてから気まずそうに口を開いた。
「私とふたりで飲むとか、ダメなんじゃないの?」
…………は?
「ハァ?何でだよ」
「だって……」
「だって?」
「……可愛い子、いるじゃん」
「可愛い子ぉ?」
「前、来たじゃん、コンビニ……」
「前…?」
「シュークリーム、あげてた」
「シュークリーム?あぁ!アイツは違ぇよ、諸星の女だ」
「もろぼし?」
「そう。えーっとな、顔のハッキリしたヤツいただろ?前髪垂らしてねぇ方の」
「あ…あのかっこいい人…」
「その諸星の女だ、アイツは」
「そう、なんだ……」
「愛知に住んでんだけどこっち来たときにメシ作ってくれたりしてんだよ、諸星のついでにな。そのお礼」
「……じゃあ、あの子は三井くんのイイヒトじゃ……?」
「ねえよ」
何の勘違いだ。
俺が?アイツの彼氏だと思ったって?
何で諸星も土屋もいて3分の1の確率で俺なんだよ。
シュークリームあげたからどうしたってんだ。
「つまんねぇ勘違いしてんじゃねぇ」
「だって……あの子、女の子〜って感じで可愛かったから…」
「んー、まぁ、可愛いとは思うけどよ、俺の好みとは違ぇし。つーか間違って手でも出そうモンなら俺は確実に諸星に殺られる」
「あはは、そうなの!?」
「女は女で諸星しか見えてねぇしよ。とにかく違うからな!」
「ごめんね、変なこと言っちゃって」
「別に」
結局どーいうことだよくわかんねぇけど、若宮が納得したならいいか。
調子狂うからな、若宮がヘラヘラ笑ってねぇと。
「ねぇ、三井くんの好みってどんなの?」
「好みィ?」
「うん!聞いてみたい!」
コイツ、さっきまでしょぼくれてたんじゃねぇのかよ。
ったく、女は好きだなレンアイの話が……
「…そーだな、元気いーやつがいいかな。よく食って。酒も一緒に飲んだりしてぇし。あんま口ウルセーのは嫌だけどハッキリ物を言う方が気ィ遣わなくていいな」
「三井くん、ワガママだね」
「ウッセ、男ってのはそーゆーモンだろ」
「そーなの?」
「そーだよ」
そうだろ。諸星もアイツに甘やかされてんのが透けて見えるしな。
まぁ俺は甘えるとかキャラじゃねーけど。
「スイーツ、食べよっと」
「出た」