グロウアップ
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あーーー疲れた!
今日もよく働いたっ!
今日は今週発売の新作スイーツ買っちゃったし、お酒もゲットしたし、食べるの楽しみだなぁ。
バイトが終わった開放感と家に帰ってからのアレコレを考えるとワクワクして、コンビニの袋をいつもより大きく振って歩く。
仕事帰りのサラリーマン、OLさん、部活帰りと思われる学生さん、色々な人とすれ違うこの時間が結構好きだ。
皆お疲れ様!って仲間意識が芽生えるっていうか。一方的にだけど。
ジロジロ見る訳じゃないけど、人間観察は好きだからすれ違うときにチラリと。
可愛い服装の人とかいたら嬉しいしね。
おー、あの人走ってる。
こんな時間にってことは仕事が終わってから?
ストイックだな〜!
わっ、結構速いなぁ、今すれ違ったときの風に勢いあったもん。
ん?あれ?さっきの人って……
「こんばんはっ!」
とっさに振り向いて声が出た。
数メートル先にいる人物は足を止めて不思議そうにこちらを見ている。
「?」
「こんばんは!コンビニの若宮です」
「……あぁ」
前ちょっとトラブってからもこのお兄さんと何回かレジで挨拶したけど…一瞬わかんなかった感じかな?
だよね、コンビニ店員はコンビニにいてこそ認知できるってね。
てゆーか、この人知ってる!って声かけちゃったけど、特に用事とかはなくて。
「こんな時間に走ってるんですか!?」
「ッス」
「部活終わってから?」
「帰ってメシ食ってから」
「エラいですね〜!さすがスポーツマン!」
「まぁ今日の分は終わりなんで」
「そうなんですね!お疲れ様です!」
「アンタは?コンビニ?」
「ハイ!終わって帰るトコです」
「ふーん、お疲れさん」
一瞬困っちゃったけど、このくらいの会話ならお手のもの。だてに接客業してませんから!
「気をつけて帰ってくださいね」
「いや、それこっちの台詞だろ」
「あはは!またお店来てくださいね」
「あー、今から寄ろうかと」
「飲み物とか?」
「そう」
「え、良かったら一緒に飲みます?」
コンビニ袋を持ち上げて“お酒ですけど”と言えば
「あー、じゃあ」
わお、まさかの承諾。
完全にその場のノリだったけど……うん、こういうのもご縁だし楽しいかも。
歩いていた大通りから逸れて近くの公園に向かう。
このお兄さん、背の高い人だなーとは思ってたけど、隣を歩くと改めて自分との身長差に驚いた。やっぱりスポーツには身長って重要なんだろうなぁ。
「ハイ、どーぞ!」
「スンマセン、金、いくらっすか?」
「いいですよ!私が誘ったし、走るのお疲れ様ってことで」
「……じゃあ、ハイ、ゴチっす」
公園に着いてベンチに座って袋から缶チューハイを取り出して差し出す。桃とレモン、彼はレモンを選んだ。
「かんぱーい」
「乾杯」
「あ、私若宮里菜っていいます」
「三井寿ッス」
「あはは!ちゃんと名乗らずに誘っちゃってごめんなさい」
「まぁ、全く知らねーワケじゃねぇし」
「そうですね。いやぁ、迷惑かけちゃって申し訳ない…」
「イエ、別になんも」
そうは言ってもちょっと迷惑かけたのは事実だよね。
落とし物拾ってもらったり、おでんのカラシは入れ忘れちゃうし。
何より不審者と間違えちゃうし。これが一番アウト。
「学生さんって言ってましたよね?おいくつですか?」
「今3年」
「3年ってことは…21ですか?タメかも!」
「あ、そーなの?」
「私今年専門卒業したので。タメですね」
「そか」
え〜、タメなんだ。偶然〜!
うちのコンビニに来るってことはあの大学だよねきっと。お客さんに大学生多いもんな。
「今日ウチの新作スイーツ買ったんですよ〜!食べます?」
「いや、俺甘いのはちょっと…」
「あ、もしかして節制してるとか!?」
「そーじゃなくて、普通に苦手」
「なら良かった、身体の為に〜とかだったら目の前で食べるの拷問だもんね」
「節制って……今酒飲んでるし意味ねぇ」
「あは!確かに!」
新作スイーツはチョコケーキとプリン。
公園の少ない街灯の中でも光って見えちゃうくらい魅力的。な、お砂糖の塊。
パクパク食べながら喜ぶ私に三井くんは「げぇ、甘そー」って嫌そうな顔をしてレモンチューハイを飲んでいた。
今日もよく働いたっ!
今日は今週発売の新作スイーツ買っちゃったし、お酒もゲットしたし、食べるの楽しみだなぁ。
バイトが終わった開放感と家に帰ってからのアレコレを考えるとワクワクして、コンビニの袋をいつもより大きく振って歩く。
仕事帰りのサラリーマン、OLさん、部活帰りと思われる学生さん、色々な人とすれ違うこの時間が結構好きだ。
皆お疲れ様!って仲間意識が芽生えるっていうか。一方的にだけど。
ジロジロ見る訳じゃないけど、人間観察は好きだからすれ違うときにチラリと。
可愛い服装の人とかいたら嬉しいしね。
おー、あの人走ってる。
こんな時間にってことは仕事が終わってから?
ストイックだな〜!
わっ、結構速いなぁ、今すれ違ったときの風に勢いあったもん。
ん?あれ?さっきの人って……
「こんばんはっ!」
とっさに振り向いて声が出た。
数メートル先にいる人物は足を止めて不思議そうにこちらを見ている。
「?」
「こんばんは!コンビニの若宮です」
「……あぁ」
前ちょっとトラブってからもこのお兄さんと何回かレジで挨拶したけど…一瞬わかんなかった感じかな?
だよね、コンビニ店員はコンビニにいてこそ認知できるってね。
てゆーか、この人知ってる!って声かけちゃったけど、特に用事とかはなくて。
「こんな時間に走ってるんですか!?」
「ッス」
「部活終わってから?」
「帰ってメシ食ってから」
「エラいですね〜!さすがスポーツマン!」
「まぁ今日の分は終わりなんで」
「そうなんですね!お疲れ様です!」
「アンタは?コンビニ?」
「ハイ!終わって帰るトコです」
「ふーん、お疲れさん」
一瞬困っちゃったけど、このくらいの会話ならお手のもの。だてに接客業してませんから!
「気をつけて帰ってくださいね」
「いや、それこっちの台詞だろ」
「あはは!またお店来てくださいね」
「あー、今から寄ろうかと」
「飲み物とか?」
「そう」
「え、良かったら一緒に飲みます?」
コンビニ袋を持ち上げて“お酒ですけど”と言えば
「あー、じゃあ」
わお、まさかの承諾。
完全にその場のノリだったけど……うん、こういうのもご縁だし楽しいかも。
歩いていた大通りから逸れて近くの公園に向かう。
このお兄さん、背の高い人だなーとは思ってたけど、隣を歩くと改めて自分との身長差に驚いた。やっぱりスポーツには身長って重要なんだろうなぁ。
「ハイ、どーぞ!」
「スンマセン、金、いくらっすか?」
「いいですよ!私が誘ったし、走るのお疲れ様ってことで」
「……じゃあ、ハイ、ゴチっす」
公園に着いてベンチに座って袋から缶チューハイを取り出して差し出す。桃とレモン、彼はレモンを選んだ。
「かんぱーい」
「乾杯」
「あ、私若宮里菜っていいます」
「三井寿ッス」
「あはは!ちゃんと名乗らずに誘っちゃってごめんなさい」
「まぁ、全く知らねーワケじゃねぇし」
「そうですね。いやぁ、迷惑かけちゃって申し訳ない…」
「イエ、別になんも」
そうは言ってもちょっと迷惑かけたのは事実だよね。
落とし物拾ってもらったり、おでんのカラシは入れ忘れちゃうし。
何より不審者と間違えちゃうし。これが一番アウト。
「学生さんって言ってましたよね?おいくつですか?」
「今3年」
「3年ってことは…21ですか?タメかも!」
「あ、そーなの?」
「私今年専門卒業したので。タメですね」
「そか」
え〜、タメなんだ。偶然〜!
うちのコンビニに来るってことはあの大学だよねきっと。お客さんに大学生多いもんな。
「今日ウチの新作スイーツ買ったんですよ〜!食べます?」
「いや、俺甘いのはちょっと…」
「あ、もしかして節制してるとか!?」
「そーじゃなくて、普通に苦手」
「なら良かった、身体の為に〜とかだったら目の前で食べるの拷問だもんね」
「節制って……今酒飲んでるし意味ねぇ」
「あは!確かに!」
新作スイーツはチョコケーキとプリン。
公園の少ない街灯の中でも光って見えちゃうくらい魅力的。な、お砂糖の塊。
パクパク食べながら喜ぶ私に三井くんは「げぇ、甘そー」って嫌そうな顔をしてレモンチューハイを飲んでいた。