グロウアップ
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今日も終わった。よくやった俺。
よし、今日は酒飲むぞ。
食後に走れねぇ分自主練長めにやったから罪悪感もナシ。
あの店員の女が言うにはおでん70円セールは今週末までらしい。
今週はおでんウィークにすっかな。
ウキウキする気持ちを表情に出さないよう抑えながらコンビニに入る。
「いらっしゃいませー!」
一目散におでんに向かいたいところだが、今日の楽しみはもうひとつ。マガジンだ。
マガジン、マガジン……お、あった。
ラックからお目当ての雑誌を取ってページをめくる。
立ち読みがご法度なのはわかってるけどよ、まぁ、あれだ、スマン。
「田中さんこんばんは!お仕事お疲れ様です!」
「若宮さん今日も元気だね〜」
「あはは!元気だけが取り柄ですから!あ、この新作スイーツめっちゃ美味しかったですよ!」
「もう食べたの?早いね〜」
「ハイ!新作チェックは欠かしません!」
「ありがとうございましたー!」
レジで楽しそうに会話する声が聞こえてチラリと目をやると、昨日の女店員が客と話していた。
毎日この時間にいんのか……しっかし元気のいい女だな。まぁ元気があるってのはいいことだ。
えーっと、はじめの一歩は、っと……
マガジンを読み終えてからカゴに缶チューハイ2本とカップラーメンを放り込んでお待ちかねのおでんコーナーに向かう。
「あ!こんばんは!」
「ドモ」
「昨日ぶりですね」
「っス」
「おでんですか?お取りしますよ」
「あ、スンマセン」
「何になさいますか?」
「えっと、牛スジと大根とコンニャクで」
「かしこまりました」
「お兄さん学生さんですよね?」
ピッ
「はい」
「スポーツされてます?」
ピッ
「そっすね」
「やっぱり!背高いですしスポーツマンって感じしますもん!」
ピッ
「っス」
「ありがとうございました〜!」
よし、いい感じだ。
マガジンも読んだしおでんも手に入れた。
今日はこのまま家に帰っておでん食いながら酒を飲んで気分良く過ごす。贅沢な日だな。
「お客さま〜!」
この時間なんか面白ぇテレビやってっかな。
「お兄さーん!」
今日は水曜日か……
「おでんのお客さま〜!」
「んぁ?」
店を出てぼんやり歩いていたところに“おでん”というワードが耳に飛び込んできて振り向いた。
「ハァッ、ハァッ、良かったっ」
「コンビニの…」
声の主はさっきレジを打ってくれたコンビニ店員で。
「あしっ、足が、長いんですね…っ!全然、追いつかなくて…!」
「はぁ、」
「ハァッ、お客さま、カラッ、カラシを!入れるのを忘れてまして!」
息を切らしたコンビニ女が差し出した手のひらには、小さなカラシの袋がいくつも乗っかっていた。
「はは、大量だな」
「こちらのミスなので!サービスです!」
「や、2個で充分」
「そうですか?」
「わざわざスンマセン」
昨日の謝罪といい、今日も……
真面目っつーか律儀っつーか。
とにかくアグレッシブだな。
「ごめんなさい、連日……」
「イエ」
「またお越しくださいね」
「ッス」
「では!失礼します!」
片手をピッ!とあげて、元気女はまた走ってコンビニに戻って行った。
あ、早く帰んねぇと。おでん冷めちまう。
よし、今日は酒飲むぞ。
食後に走れねぇ分自主練長めにやったから罪悪感もナシ。
あの店員の女が言うにはおでん70円セールは今週末までらしい。
今週はおでんウィークにすっかな。
ウキウキする気持ちを表情に出さないよう抑えながらコンビニに入る。
「いらっしゃいませー!」
一目散におでんに向かいたいところだが、今日の楽しみはもうひとつ。マガジンだ。
マガジン、マガジン……お、あった。
ラックからお目当ての雑誌を取ってページをめくる。
立ち読みがご法度なのはわかってるけどよ、まぁ、あれだ、スマン。
「田中さんこんばんは!お仕事お疲れ様です!」
「若宮さん今日も元気だね〜」
「あはは!元気だけが取り柄ですから!あ、この新作スイーツめっちゃ美味しかったですよ!」
「もう食べたの?早いね〜」
「ハイ!新作チェックは欠かしません!」
「ありがとうございましたー!」
レジで楽しそうに会話する声が聞こえてチラリと目をやると、昨日の女店員が客と話していた。
毎日この時間にいんのか……しっかし元気のいい女だな。まぁ元気があるってのはいいことだ。
えーっと、はじめの一歩は、っと……
マガジンを読み終えてからカゴに缶チューハイ2本とカップラーメンを放り込んでお待ちかねのおでんコーナーに向かう。
「あ!こんばんは!」
「ドモ」
「昨日ぶりですね」
「っス」
「おでんですか?お取りしますよ」
「あ、スンマセン」
「何になさいますか?」
「えっと、牛スジと大根とコンニャクで」
「かしこまりました」
「お兄さん学生さんですよね?」
ピッ
「はい」
「スポーツされてます?」
ピッ
「そっすね」
「やっぱり!背高いですしスポーツマンって感じしますもん!」
ピッ
「っス」
「ありがとうございました〜!」
よし、いい感じだ。
マガジンも読んだしおでんも手に入れた。
今日はこのまま家に帰っておでん食いながら酒を飲んで気分良く過ごす。贅沢な日だな。
「お客さま〜!」
この時間なんか面白ぇテレビやってっかな。
「お兄さーん!」
今日は水曜日か……
「おでんのお客さま〜!」
「んぁ?」
店を出てぼんやり歩いていたところに“おでん”というワードが耳に飛び込んできて振り向いた。
「ハァッ、ハァッ、良かったっ」
「コンビニの…」
声の主はさっきレジを打ってくれたコンビニ店員で。
「あしっ、足が、長いんですね…っ!全然、追いつかなくて…!」
「はぁ、」
「ハァッ、お客さま、カラッ、カラシを!入れるのを忘れてまして!」
息を切らしたコンビニ女が差し出した手のひらには、小さなカラシの袋がいくつも乗っかっていた。
「はは、大量だな」
「こちらのミスなので!サービスです!」
「や、2個で充分」
「そうですか?」
「わざわざスンマセン」
昨日の謝罪といい、今日も……
真面目っつーか律儀っつーか。
とにかくアグレッシブだな。
「ごめんなさい、連日……」
「イエ」
「またお越しくださいね」
「ッス」
「では!失礼します!」
片手をピッ!とあげて、元気女はまた走ってコンビニに戻って行った。
あ、早く帰んねぇと。おでん冷めちまう。