グロウアップ
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あれから三井くんは宣言通りすごく忙しそうで、コンビニで顔を合わせたときはいつも疲れた様子だ。
「寒くなってきたね〜」
「おー、風邪引くなよ」
レジで少し話すくらいだけど、三井くんの態度は至って普通で、この間のコトを気まずそうにする素振りは見られなかった。
「メリクリ〜!」
「おーす。お、サンタ?」
「そー!」
あの事は三井くんの中では何もなかったことになっているんだろうな。
私にとっては大事件だったんだけど……
ちょっと寂しいというか悔しいというか……うん、複雑。
「ちょっと久しぶりだね」
「年末から実家帰ってたんだよ」
でも忙しいみたいだし仕方ないかなと自分の気持ちを落ち着けた。
頑張ってる三井くんの邪魔をしたいワケじゃないから。それは本心。嘘じゃない。
「じゃな」
「ありがとうございましたー!」
「いらっしゃいませー!」
1月の半ば、三井くんがコンビニにやってきた。
「ただ今おでん70円セール中でーす」
三井くんは雑誌コーナーで立ち読みを始めた。
立ち読みしてるところ久しぶりに見たかも。
ずっと忙しそうでそんな暇ないって感じだったもんなぁ。
立ち読みを終えた三井くんはラックに雑誌を戻すと、お弁当と飲み物を選んでからレジに来た。
「いらっしゃいませ!」
「おーす」
「三井くん今おでん70円だよ!」
「お。買う」
「お取りしますよ」
「じゃあ…大根としらたきとちくわ」
「かしこまりました!」
三井くんと知り合った最初の頃におでん70円セールいつまでか聞かれたことあったよね。懐かしいな。
「若宮、」
「はいっ」
「卒論、終わった」
「わー!お疲れさま!卒業できるね!」
「死にかた」
「あは!大変だったね」
私は卒論の経験はないけど、すごく大変そうなイメージあるもんなぁ。頑張ったんだね、三井くん。
「若宮明日あいてるか?」
「私?夕方からはシフト入ってるけど昼は予定ないよ」
「地元の不動産屋行くんだけどよ、暇だったら一緒に来るか?」
「家探すんだ?いいよ」
「じゃあ後で時間とかメールするわ」
「うん!お待たせしました」
「サンキュ。じゃな」
「はーい!ありがとうございましたー!」
そっかぁ。
三井くんもうすぐ地元に帰っちゃうんだなぁ。
先生になるんだもんね。すごいなぁ。
まぁ東京と神奈川って近いしね、また飲んだりできたらいいな。
とか言ってめっちゃ疎遠になったら笑っちゃうんだけど!あは!
翌日、駅で待ち合わせた私たちは電車で三井くんの地元へ向かう。
電車は平日だけど割と混んでいて、出入り口付近で立つことに。
私は手すりを掴んでいるけど、三井くんはどこにも寄りかかってないし何も掴まずに立っている。
「三井くん体幹すごいね」
「あ?普通だろ」
「いやいや普通よろけるから」
「そーか?」
本当に何ともなさそうに立っているから不思議だ。スポーツマンだから?
私が同じことをしたら今ごろ見事に転倒してるはずだもん。
「ていうか、あれなんだね。地元帰るのに実家に住まないんだ?」
「そーだな。メシとかは楽だしいーけどな。自由だし気楽だろ」
「そっかぁ」
「あと、今の家のモンとか実家に持って帰っても困るからな」
「あ〜なるほどね〜」
三井くんと話すときって、声が上から降ってくる感じがする。
いい声してるよね、ちょっと低めで。イケボってやつ?
だから何ってわけじゃないんだけど。
三井くんと電車に乗るって初シチュエーションだからさぁ、周りに人がいて比較対象があるからふと思ったというか。
「三井くんっておっきいよね」
「は?今さらだな」
「ね」
「なんだそりゃ」
「寒くなってきたね〜」
「おー、風邪引くなよ」
レジで少し話すくらいだけど、三井くんの態度は至って普通で、この間のコトを気まずそうにする素振りは見られなかった。
「メリクリ〜!」
「おーす。お、サンタ?」
「そー!」
あの事は三井くんの中では何もなかったことになっているんだろうな。
私にとっては大事件だったんだけど……
ちょっと寂しいというか悔しいというか……うん、複雑。
「ちょっと久しぶりだね」
「年末から実家帰ってたんだよ」
でも忙しいみたいだし仕方ないかなと自分の気持ちを落ち着けた。
頑張ってる三井くんの邪魔をしたいワケじゃないから。それは本心。嘘じゃない。
「じゃな」
「ありがとうございましたー!」
「いらっしゃいませー!」
1月の半ば、三井くんがコンビニにやってきた。
「ただ今おでん70円セール中でーす」
三井くんは雑誌コーナーで立ち読みを始めた。
立ち読みしてるところ久しぶりに見たかも。
ずっと忙しそうでそんな暇ないって感じだったもんなぁ。
立ち読みを終えた三井くんはラックに雑誌を戻すと、お弁当と飲み物を選んでからレジに来た。
「いらっしゃいませ!」
「おーす」
「三井くん今おでん70円だよ!」
「お。買う」
「お取りしますよ」
「じゃあ…大根としらたきとちくわ」
「かしこまりました!」
三井くんと知り合った最初の頃におでん70円セールいつまでか聞かれたことあったよね。懐かしいな。
「若宮、」
「はいっ」
「卒論、終わった」
「わー!お疲れさま!卒業できるね!」
「死にかた」
「あは!大変だったね」
私は卒論の経験はないけど、すごく大変そうなイメージあるもんなぁ。頑張ったんだね、三井くん。
「若宮明日あいてるか?」
「私?夕方からはシフト入ってるけど昼は予定ないよ」
「地元の不動産屋行くんだけどよ、暇だったら一緒に来るか?」
「家探すんだ?いいよ」
「じゃあ後で時間とかメールするわ」
「うん!お待たせしました」
「サンキュ。じゃな」
「はーい!ありがとうございましたー!」
そっかぁ。
三井くんもうすぐ地元に帰っちゃうんだなぁ。
先生になるんだもんね。すごいなぁ。
まぁ東京と神奈川って近いしね、また飲んだりできたらいいな。
とか言ってめっちゃ疎遠になったら笑っちゃうんだけど!あは!
翌日、駅で待ち合わせた私たちは電車で三井くんの地元へ向かう。
電車は平日だけど割と混んでいて、出入り口付近で立つことに。
私は手すりを掴んでいるけど、三井くんはどこにも寄りかかってないし何も掴まずに立っている。
「三井くん体幹すごいね」
「あ?普通だろ」
「いやいや普通よろけるから」
「そーか?」
本当に何ともなさそうに立っているから不思議だ。スポーツマンだから?
私が同じことをしたら今ごろ見事に転倒してるはずだもん。
「ていうか、あれなんだね。地元帰るのに実家に住まないんだ?」
「そーだな。メシとかは楽だしいーけどな。自由だし気楽だろ」
「そっかぁ」
「あと、今の家のモンとか実家に持って帰っても困るからな」
「あ〜なるほどね〜」
三井くんと話すときって、声が上から降ってくる感じがする。
いい声してるよね、ちょっと低めで。イケボってやつ?
だから何ってわけじゃないんだけど。
三井くんと電車に乗るって初シチュエーションだからさぁ、周りに人がいて比較対象があるからふと思ったというか。
「三井くんっておっきいよね」
「は?今さらだな」
「ね」
「なんだそりゃ」
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