ウチとボク
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「駄菓子屋、行かへん?」
店に戻ろうとしたら、あっちゃんに引きとめられた。
「エェ、けど…」
昔よく一緒に行った駄菓子屋。
駄菓子屋のオバチャンには
「淳くんと千花ちゃん!?あら~大きゅうなって!」
えらいビックリされた。
「ボクこれにしよ」
「ほなウチはコレ」
駄菓子屋の前のベンチに座ってお菓子を食べてたら、オバチャンが冷やしあめをサービスしてくれた。
「千花チャンは、就職決まった?」
「うん、春からメーカーで働くよ。あっちゃんは?」
「ボクは大阪の実業団チームに入んねん。せやからサラリーマン兼バスケ選手やな」
「凄いなあ、夢、叶えたやん」
「うん」
そっから、ちょっとの間沈黙やった。
お菓子も食べ終わって、ただ2人並んで座って、小学生が駄菓子屋に出入りするのをぼんやり眺めて…
キンキンに冷えた冷やしあめが入ったカップを握りしめて、手ぇ、冷たいなあって思ってたら
「千花チャン」
あっちゃんが口を開いた。
「ボクの話、聞いてくれる?」
「うん」
「怒らんと、聞いてくれる?」
「何それ、怒らんよ」
「ボクな、千花チャンが好きや」
「千花チャンは、バスケばっかりのボクのこと嫌やったかもしれんけど……ボク、千花チャンしか好きになれへんみたいや」
「もう1回、ボクと付き合うてくれへんかな?」
あっちゃんが何を言うてんのか、全然わからんかった……
バスケばっかりのボクのこと嫌やって……ウチが?
あっちゃんがウチのこと嫌になって振られたのに、
何でウチが振ったみたいに言うん?
「……あっちゃん、何言うてんの?」
「何、って……」
「あっちゃんが言うたんやん、バスケが忙しいからウチとは会われへんって」
「そんなん言うてへんよ」
「ウソやん、ウチと会いたくないって、人に頼んでまで……」
「それ、千花チャンやん」
「意味わからん!」
「大栄の校門の前でボクのクラスの子に、ボクと別れたい言うてって頼んだやん」
「それあっちゃんやん!ウチの高校の校門で大栄の子が土屋くんに頼まれたって言いに来たもん!」
「そんなん言うてへん!そんなん、頼む訳ないやん!」
「ウチかて!頼む訳ないやん!しかもあっちゃん、ウチのこと避けたやん!」
避けたやん、あっちゃん
あの日、フイってしたやん
「あれは、千花チャンにお別れ言われたくなかったんよ……せやから……でも、違ったんなら何で千花チャンも追いかけてくれんかったん…」
「そんなん!……そんなん、振られたと思っとるのにあんなあからさまに避けられて追いかけられる訳ないやん!」
追いかけられる訳、ないやん
ウチ、そんなに強くないよ……
「ゴメン……千花チャン、ゴメンな」
「千花チャン、ゴメン」
「ホンマに、ゴメン…」
あっちゃんは、下を向いてウチに謝り続けた。
何度も、何度も
店に戻ろうとしたら、あっちゃんに引きとめられた。
「エェ、けど…」
昔よく一緒に行った駄菓子屋。
駄菓子屋のオバチャンには
「淳くんと千花ちゃん!?あら~大きゅうなって!」
えらいビックリされた。
「ボクこれにしよ」
「ほなウチはコレ」
駄菓子屋の前のベンチに座ってお菓子を食べてたら、オバチャンが冷やしあめをサービスしてくれた。
「千花チャンは、就職決まった?」
「うん、春からメーカーで働くよ。あっちゃんは?」
「ボクは大阪の実業団チームに入んねん。せやからサラリーマン兼バスケ選手やな」
「凄いなあ、夢、叶えたやん」
「うん」
そっから、ちょっとの間沈黙やった。
お菓子も食べ終わって、ただ2人並んで座って、小学生が駄菓子屋に出入りするのをぼんやり眺めて…
キンキンに冷えた冷やしあめが入ったカップを握りしめて、手ぇ、冷たいなあって思ってたら
「千花チャン」
あっちゃんが口を開いた。
「ボクの話、聞いてくれる?」
「うん」
「怒らんと、聞いてくれる?」
「何それ、怒らんよ」
「ボクな、千花チャンが好きや」
「千花チャンは、バスケばっかりのボクのこと嫌やったかもしれんけど……ボク、千花チャンしか好きになれへんみたいや」
「もう1回、ボクと付き合うてくれへんかな?」
あっちゃんが何を言うてんのか、全然わからんかった……
バスケばっかりのボクのこと嫌やって……ウチが?
あっちゃんがウチのこと嫌になって振られたのに、
何でウチが振ったみたいに言うん?
「……あっちゃん、何言うてんの?」
「何、って……」
「あっちゃんが言うたんやん、バスケが忙しいからウチとは会われへんって」
「そんなん言うてへんよ」
「ウソやん、ウチと会いたくないって、人に頼んでまで……」
「それ、千花チャンやん」
「意味わからん!」
「大栄の校門の前でボクのクラスの子に、ボクと別れたい言うてって頼んだやん」
「それあっちゃんやん!ウチの高校の校門で大栄の子が土屋くんに頼まれたって言いに来たもん!」
「そんなん言うてへん!そんなん、頼む訳ないやん!」
「ウチかて!頼む訳ないやん!しかもあっちゃん、ウチのこと避けたやん!」
避けたやん、あっちゃん
あの日、フイってしたやん
「あれは、千花チャンにお別れ言われたくなかったんよ……せやから……でも、違ったんなら何で千花チャンも追いかけてくれんかったん…」
「そんなん!……そんなん、振られたと思っとるのにあんなあからさまに避けられて追いかけられる訳ないやん!」
追いかけられる訳、ないやん
ウチ、そんなに強くないよ……
「ゴメン……千花チャン、ゴメンな」
「千花チャン、ゴメン」
「ホンマに、ゴメン…」
あっちゃんは、下を向いてウチに謝り続けた。
何度も、何度も