初恋cherry.番外編
name change
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
秋の国体が終わった俺はバスケ部を引退した。
とはいえ、大学でもバスケを続けるから身体がなまらないように今まで通り部活に出ている。
咲季ももう進路が決まっているから、俺が部活に出る日は見学に来ていて。
いつもは夜道が危ないから暗くなる前に帰るように言ってるんだけど、
「明日、部活最後まで見学しても良いかな?」
珍しく咲季からのお願い。
「良いよ。帰りは送るね」
当然、断るワケがない。
むしろ、何かあるのかもって気になってしょーがない。
咲季に理由を聞いても、“内緒”の一点張り。
うわー何だろ、すげえ気になる!
「お前らもうあがれよー」
「諸星先輩は帰らないんすか?」
「俺はこれから秘密の特訓するんだよ」
「うわ!ずるいっスよ!これ以上ウマくなってどうするんですか!」
「いいんだよ!ほれ、帰った帰った」
「「えええ~~~」」
部活が終わって、自主練に励む後輩たちをさっさと帰らせた。
ん?ブーイング?聞こえない。
元キャプテンの権力はしっかり活用しなきゃな。
「咲季、降りておいで」
2階のギャラリーにいる咲季を呼ぶと
「後輩の子達、良かったの?」
パタパタと早足で降りてきた咲季が心配そうに尋ねてくる。
「良い良い、アイツらもたまには早く帰らないとな」
まあ、半分本当。
オーバーワークは良くないしな。
もう半分、というか半分以上は、何があるのか知りたいから。
「今日、ワガママ言ってゴメンね?」
「ううん、全然」
こんなの、ワガママのうちに入んないし。
「体育館、誰もいないとやっぱり静かだね」
「うん」
咲季は、落ち着きない様子で目を右へ左へ泳がせている。
俺も、何があるのか知りたいからソワソワ。
後ろ手に何かを持ってるってことはわかるんだけど………何かな。
「あのね、今日、本当大した用事じゃないんだけど、どうしてもしたいことがあって……」
「うん」
「諸星くん、あの、これっ」
目の前に差し出されたのは
ポカリと、タオル。
「もらって良いの?」
「うん、部活、お疲れさま」
「すげ、嬉しい。飲んで良い?」
「うんっ」
タオルを肩にかけて、ポカリをひと口。
「うん、うまい」
嬉しそうに笑ってる咲季を見てると、こっちまで嬉しくなってくる。
いつも飲んでるポカリだけど、今日のヤツはいつもよりうまい気がするのは気のせいなんかじゃないはずだ。
「私ね、好きな人の部活が終わったときに、飲み物とかタオルとか、渡すのが夢で……」
「思いっきり漫画とかドラマの影響なんだけど、今日初めてできて……ふふ、嬉しい」
ちょっと、もう、可愛いすぎるんですけど。
そりゃ、今まで付き合った子もこういうことしてくれたけどさ、咲季みたいな、こんな、何ていうの?健気?そう。健気な感じじゃなかった。
練習、しかも自主練が終わるまで待ってるなんて、すげえ健気じゃん。あー、かわい。
「今度お礼させてよ」
「そんな!受け取ってもらえただけで充分だから!」
「そ?じゃあ、着替えてくるから待ってて」
コクコクと頷く咲季の髪をクシャリと撫でて、体育館を後にする。
……やば、ニヤニヤが止まんない。
だってさ、“初めて”って……すげえ良いよな。
これから先、俺と咲季の初めての思い出が沢山できるっていう喜びは勿論のこと、
咲季にとっての“初めて”を、俺にくれることが嬉しくてたまんない。
お礼に自販機でミルクティーでも買って行こうかな。
帰りにコンビニで肉まんでも良いよなー。
さ、早く着替えよ。
とはいえ、大学でもバスケを続けるから身体がなまらないように今まで通り部活に出ている。
咲季ももう進路が決まっているから、俺が部活に出る日は見学に来ていて。
いつもは夜道が危ないから暗くなる前に帰るように言ってるんだけど、
「明日、部活最後まで見学しても良いかな?」
珍しく咲季からのお願い。
「良いよ。帰りは送るね」
当然、断るワケがない。
むしろ、何かあるのかもって気になってしょーがない。
咲季に理由を聞いても、“内緒”の一点張り。
うわー何だろ、すげえ気になる!
「お前らもうあがれよー」
「諸星先輩は帰らないんすか?」
「俺はこれから秘密の特訓するんだよ」
「うわ!ずるいっスよ!これ以上ウマくなってどうするんですか!」
「いいんだよ!ほれ、帰った帰った」
「「えええ~~~」」
部活が終わって、自主練に励む後輩たちをさっさと帰らせた。
ん?ブーイング?聞こえない。
元キャプテンの権力はしっかり活用しなきゃな。
「咲季、降りておいで」
2階のギャラリーにいる咲季を呼ぶと
「後輩の子達、良かったの?」
パタパタと早足で降りてきた咲季が心配そうに尋ねてくる。
「良い良い、アイツらもたまには早く帰らないとな」
まあ、半分本当。
オーバーワークは良くないしな。
もう半分、というか半分以上は、何があるのか知りたいから。
「今日、ワガママ言ってゴメンね?」
「ううん、全然」
こんなの、ワガママのうちに入んないし。
「体育館、誰もいないとやっぱり静かだね」
「うん」
咲季は、落ち着きない様子で目を右へ左へ泳がせている。
俺も、何があるのか知りたいからソワソワ。
後ろ手に何かを持ってるってことはわかるんだけど………何かな。
「あのね、今日、本当大した用事じゃないんだけど、どうしてもしたいことがあって……」
「うん」
「諸星くん、あの、これっ」
目の前に差し出されたのは
ポカリと、タオル。
「もらって良いの?」
「うん、部活、お疲れさま」
「すげ、嬉しい。飲んで良い?」
「うんっ」
タオルを肩にかけて、ポカリをひと口。
「うん、うまい」
嬉しそうに笑ってる咲季を見てると、こっちまで嬉しくなってくる。
いつも飲んでるポカリだけど、今日のヤツはいつもよりうまい気がするのは気のせいなんかじゃないはずだ。
「私ね、好きな人の部活が終わったときに、飲み物とかタオルとか、渡すのが夢で……」
「思いっきり漫画とかドラマの影響なんだけど、今日初めてできて……ふふ、嬉しい」
ちょっと、もう、可愛いすぎるんですけど。
そりゃ、今まで付き合った子もこういうことしてくれたけどさ、咲季みたいな、こんな、何ていうの?健気?そう。健気な感じじゃなかった。
練習、しかも自主練が終わるまで待ってるなんて、すげえ健気じゃん。あー、かわい。
「今度お礼させてよ」
「そんな!受け取ってもらえただけで充分だから!」
「そ?じゃあ、着替えてくるから待ってて」
コクコクと頷く咲季の髪をクシャリと撫でて、体育館を後にする。
……やば、ニヤニヤが止まんない。
だってさ、“初めて”って……すげえ良いよな。
これから先、俺と咲季の初めての思い出が沢山できるっていう喜びは勿論のこと、
咲季にとっての“初めて”を、俺にくれることが嬉しくてたまんない。
お礼に自販機でミルクティーでも買って行こうかな。
帰りにコンビニで肉まんでも良いよなー。
さ、早く着替えよ。