初恋cherry.番外編
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ジャキッ!
「あっ………!」
………やってしまった。
普段、前髪は鬱陶しくなってきたら自分で切ることが多い。
明日は諸星くんに会いに行くし、ちょっとだけ切って揃えておこうかなとハサミを持った。
そんなに沢山切るつもりはなくて、今までも大きな失敗をしたことはないのに
手元が狂って、ザックリといってしまった。
ど、どうしよう……
鏡にうつる自分の前髪は、過去最高に短い。
軽く毛先を引っ張ってみても当然伸びるハズがないし、洗面台に落ちている髪の毛をいくら眺めても、もう元に戻るワケもない。
前髪を切り過ぎたショックはもちろんのこと、頭に真っ先に浮かんだのは諸星くんの顔で。
優しい諸星くんでも、さすがにビックリする、というか、笑うんじゃないかな……
………と、とりあえずピンとかバレッタでアレンジして留めたら大丈夫だよね!それなら前髪が短いことわからないし。
あ、でも、お泊まりだからお風呂に入った後はごまかせないよね……
もう、どうしよう……
「明日楽しみだなあ~気を付けて来てな?」
「うん、ありがとう。……諸星くん、あのね、」
「ん?」
「私、今日前髪切り過ぎちゃって……変かもしれないけど笑わないでね?」
「あは、そうなんだ?楽しみにしとく!」
とりあえず電話で素直に打ち明けた。
先に言っておいた方がダメージは少ない、よね?
諸星くん、何て言うだろう……
次の日の朝、鏡の前で昨晩と同じショックを受けたけど、気を取り直して準備を進めた。
前髪は、ねじってバレッタで留めて、一応それらしくはなったと思う。
東京に着いて、
諸星くんの家に行く前に部活を見に行くと
「咲季チャン今日オデコ出してるんやね、可愛い可愛い」
土屋さんは褒めてくれて、
「おー、お前意外とデコッパチだな」
三井さんにはオデコをぺちぺちと叩かれた。
そんな光景を見て、何で今日私がオデコを出しているのかを知ってる諸星くんはクックッと笑っていた。
諸星くんの家に先に行ってご飯を作って、
彼が帰ってきて一緒にご飯を食べて、
お風呂に入って髪の毛を乾かして、
何分かその場でためらってから、思い切って脱衣所を出た。
「ははっ、隠してる」
脱衣所から出てきた私を見て、諸星くんが笑う。
なぜなら、手の平をオデコにあてているから。
本当、往生際が悪い。
「だって、本当に短いから……」
「見せてよ、笑わないから」
「……うん」
あてていた手をどけて
「短い、よね?」
恐る恐る聞いてみると、
「短いけど普通に可愛いじゃん、新鮮」
「……本当?」
思いもよらない返事が返ってきた。
私が思ってたリアクションと全然違っていて拍子抜けしてしまう。
気を遣って言ってくれてるのかな?
でも、諸星くんは嘘をつくタイプじゃないし……
「おいで」
手招きして私を膝の上に座らせると
「短い短いって言うからさ、俺もっとすごいの想像してた」
「そしたら何て言おうかちょっと困ってたんだけど、良かった、普通に可愛くて」
諸星くんが私の前髪を指先でつまみながら話す。
「良かった……めちゃくちゃ笑われたらどうしようって思ってたから」
「全然良いじゃん、可愛いよ」
「それにさ、」
チュッ
「オデコにチュー、しやすくなった」
「……!」
たまには、短い前髪も良いかもしれない。
私、単純すぎだ。
「あっ………!」
………やってしまった。
普段、前髪は鬱陶しくなってきたら自分で切ることが多い。
明日は諸星くんに会いに行くし、ちょっとだけ切って揃えておこうかなとハサミを持った。
そんなに沢山切るつもりはなくて、今までも大きな失敗をしたことはないのに
手元が狂って、ザックリといってしまった。
ど、どうしよう……
鏡にうつる自分の前髪は、過去最高に短い。
軽く毛先を引っ張ってみても当然伸びるハズがないし、洗面台に落ちている髪の毛をいくら眺めても、もう元に戻るワケもない。
前髪を切り過ぎたショックはもちろんのこと、頭に真っ先に浮かんだのは諸星くんの顔で。
優しい諸星くんでも、さすがにビックリする、というか、笑うんじゃないかな……
………と、とりあえずピンとかバレッタでアレンジして留めたら大丈夫だよね!それなら前髪が短いことわからないし。
あ、でも、お泊まりだからお風呂に入った後はごまかせないよね……
もう、どうしよう……
「明日楽しみだなあ~気を付けて来てな?」
「うん、ありがとう。……諸星くん、あのね、」
「ん?」
「私、今日前髪切り過ぎちゃって……変かもしれないけど笑わないでね?」
「あは、そうなんだ?楽しみにしとく!」
とりあえず電話で素直に打ち明けた。
先に言っておいた方がダメージは少ない、よね?
諸星くん、何て言うだろう……
次の日の朝、鏡の前で昨晩と同じショックを受けたけど、気を取り直して準備を進めた。
前髪は、ねじってバレッタで留めて、一応それらしくはなったと思う。
東京に着いて、
諸星くんの家に行く前に部活を見に行くと
「咲季チャン今日オデコ出してるんやね、可愛い可愛い」
土屋さんは褒めてくれて、
「おー、お前意外とデコッパチだな」
三井さんにはオデコをぺちぺちと叩かれた。
そんな光景を見て、何で今日私がオデコを出しているのかを知ってる諸星くんはクックッと笑っていた。
諸星くんの家に先に行ってご飯を作って、
彼が帰ってきて一緒にご飯を食べて、
お風呂に入って髪の毛を乾かして、
何分かその場でためらってから、思い切って脱衣所を出た。
「ははっ、隠してる」
脱衣所から出てきた私を見て、諸星くんが笑う。
なぜなら、手の平をオデコにあてているから。
本当、往生際が悪い。
「だって、本当に短いから……」
「見せてよ、笑わないから」
「……うん」
あてていた手をどけて
「短い、よね?」
恐る恐る聞いてみると、
「短いけど普通に可愛いじゃん、新鮮」
「……本当?」
思いもよらない返事が返ってきた。
私が思ってたリアクションと全然違っていて拍子抜けしてしまう。
気を遣って言ってくれてるのかな?
でも、諸星くんは嘘をつくタイプじゃないし……
「おいで」
手招きして私を膝の上に座らせると
「短い短いって言うからさ、俺もっとすごいの想像してた」
「そしたら何て言おうかちょっと困ってたんだけど、良かった、普通に可愛くて」
諸星くんが私の前髪を指先でつまみながら話す。
「良かった……めちゃくちゃ笑われたらどうしようって思ってたから」
「全然良いじゃん、可愛いよ」
「それにさ、」
チュッ
「オデコにチュー、しやすくなった」
「……!」
たまには、短い前髪も良いかもしれない。
私、単純すぎだ。