初恋cherry.
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泣くのは、まだ早い…?
「俺さ、咲季に会えて本当に良かったと思ってるんだよ」
諸星くんが私のことをまっすぐ見つめて話す。
「私も、だよ?」
私も、涙を拭って諸星くんを見つめる。
このまっすぐな目には、きちんと答えなきゃって、いつも思わされるんだ。
「これから、俺は東京、咲季は愛知で遠距離になるじゃん?」
「…うん」
「もちろん寂しいし、正直不安だなって思うこともあるけど、これからも咲季と一緒にいたいって思ってるんだ」
「うん」
私もだよ。
ずっとずっと、諸星くんと一緒にいたい。
「だから、距離に負けずに頑張ろう?」
「うん、うん!」
……心のどこかで、ずっと気にしてた。
遠距離になること。
諸星くんとなら大丈夫だって、自分に言い聞かせてきたけど、正直不安でたまらなかった。
でも、言葉にするとこんなにも心強くて、安心するんだなあ。
諸星くんが言うなら、諸星くんとなら大丈夫だって、今、心から思った。
「咲季、手ぇ出して?」
「…手?」
第二ボタンを握りしめている手を胸の前に広げると、諸星くんが何かを置く。
手の平のボタンの横に、冷たい感触。
それが何なのかわかった瞬間、また涙が溢れてきた。
第二ボタンの隣に置かれたのは
シルバーリング。
「…っ、も、もらって、良いの?」
「うん。これ、毎日つけて?」
「うん…っ」
「これさ、ペアリングなんだ。俺はバスケするから指にはつけれないけど」
諸星くんはシャツの首元からネックレスをのぞかせた。
トップには、同じリング。
「…っ、ひっく、うれしぃ、です」
もう諸星くんの顔も見れないくらい、涙で顔がぐちゃぐちゃだ。
「ま、カッコつけて言ったけどさ、これつけて男よけしてくださいってことなんだけどね?」
「やっぱり俺ってちいせえなあ~」と笑いながら、諸星くんは手のひらから指輪を取って私の指にはめてくれた。
「私は、ずっと諸星くんしか見えてないよ?だから、心配しないでね?むしろ、私の方が心配、です……」
ぐちゃぐちゃの顔を上げて想いを伝えたは良いけど、恥ずかしくなってまた顔を伏せる私。
「ははっ、咲季、こっち見て?」
諸星くんは私の頬を手で挟んで、顔を上げさせた。
「心配しなくて良いよ。俺も、咲季のことしか見えてないから」
諸星くんの大きな手に包まれながら、私は小さく頷いた。
「あ、でも、指輪は毎日つけて?」
「ふふっ、うん。絶対つける」
「……今、やっぱりコイツちいせえなって思った?」
「…っ、あはは」
「笑うなよな~!なあ、思った?」
「思って、ないよ」
「……大好きって、思った」
私、諸星くんを好きになって良かった。
叶うわけないって諦めなくて良かった。
こんな平凡な私のこと、こんなにも大切に想ってくれる人は他にはいないと思う。
私の初恋が、諸星くんで良かった。
これから先も、ずっとずっと、私の初恋は続いていく。
ー初恋cherry.第1部 完結ー
「俺さ、咲季に会えて本当に良かったと思ってるんだよ」
諸星くんが私のことをまっすぐ見つめて話す。
「私も、だよ?」
私も、涙を拭って諸星くんを見つめる。
このまっすぐな目には、きちんと答えなきゃって、いつも思わされるんだ。
「これから、俺は東京、咲季は愛知で遠距離になるじゃん?」
「…うん」
「もちろん寂しいし、正直不安だなって思うこともあるけど、これからも咲季と一緒にいたいって思ってるんだ」
「うん」
私もだよ。
ずっとずっと、諸星くんと一緒にいたい。
「だから、距離に負けずに頑張ろう?」
「うん、うん!」
……心のどこかで、ずっと気にしてた。
遠距離になること。
諸星くんとなら大丈夫だって、自分に言い聞かせてきたけど、正直不安でたまらなかった。
でも、言葉にするとこんなにも心強くて、安心するんだなあ。
諸星くんが言うなら、諸星くんとなら大丈夫だって、今、心から思った。
「咲季、手ぇ出して?」
「…手?」
第二ボタンを握りしめている手を胸の前に広げると、諸星くんが何かを置く。
手の平のボタンの横に、冷たい感触。
それが何なのかわかった瞬間、また涙が溢れてきた。
第二ボタンの隣に置かれたのは
シルバーリング。
「…っ、も、もらって、良いの?」
「うん。これ、毎日つけて?」
「うん…っ」
「これさ、ペアリングなんだ。俺はバスケするから指にはつけれないけど」
諸星くんはシャツの首元からネックレスをのぞかせた。
トップには、同じリング。
「…っ、ひっく、うれしぃ、です」
もう諸星くんの顔も見れないくらい、涙で顔がぐちゃぐちゃだ。
「ま、カッコつけて言ったけどさ、これつけて男よけしてくださいってことなんだけどね?」
「やっぱり俺ってちいせえなあ~」と笑いながら、諸星くんは手のひらから指輪を取って私の指にはめてくれた。
「私は、ずっと諸星くんしか見えてないよ?だから、心配しないでね?むしろ、私の方が心配、です……」
ぐちゃぐちゃの顔を上げて想いを伝えたは良いけど、恥ずかしくなってまた顔を伏せる私。
「ははっ、咲季、こっち見て?」
諸星くんは私の頬を手で挟んで、顔を上げさせた。
「心配しなくて良いよ。俺も、咲季のことしか見えてないから」
諸星くんの大きな手に包まれながら、私は小さく頷いた。
「あ、でも、指輪は毎日つけて?」
「ふふっ、うん。絶対つける」
「……今、やっぱりコイツちいせえなって思った?」
「…っ、あはは」
「笑うなよな~!なあ、思った?」
「思って、ないよ」
「……大好きって、思った」
私、諸星くんを好きになって良かった。
叶うわけないって諦めなくて良かった。
こんな平凡な私のこと、こんなにも大切に想ってくれる人は他にはいないと思う。
私の初恋が、諸星くんで良かった。
これから先も、ずっとずっと、私の初恋は続いていく。
ー初恋cherry.第1部 完結ー
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