初恋cherry.
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諸星くんと廊下を歩く。
「びっくりした?」
「すっごいびっくりしたよ~諸星くんが来るなんて思ってなかったから…」
「そういえば約束してなかったからさ。メールより早いかなと思って」
「うん、嬉しい」
嬉しい。すごく。
でも、
でも、
ない。
第二ボタンが、ない。
諸星くんの学ランにはボタンが1つも残ってなくて、前が全開だった。
教室を出たときにすぐ気が付いたけど、言い出せない。
だって、今更第二ボタンが欲しいって言ったところで、もうないんだもん。諸星くんを困らせるだけ。
何で欲しいって言わなかったんだろう、私。
ああ、後悔。
下駄箱で靴を履いて合流すると、諸星くんの足は校門の方へ向かわない。
「どこ行くの?」
「ちょっと会わせたい人がいてさ。ついてきて?」
「??うん」
向かった先は、体育館。
体育館の前に、女の人が立っていて。
クリーム色のスーツに、胸にはコサージュ。
卒業式に出た保護者の方かな?とぼんやり考えていると
「母さん!お待たせ」
諸星くんが近づいて声をかけた。
……母さん?
諸星くんの、お母さん!?
会わせたい人って、お母さんだったの!?
何が起こったか理解した私の心拍数は急上昇して、緊張で身体が固くなった。
「この子が咲季ちゃん?」
「そう。咲季、俺の母さん」
「あ、あのっ!初めまして!川瀬咲季といいます。いつも諸星くんにはお世話になってます」
勢いよく頭を下げた。
心臓が飛び出そうだ……
「初めまして大の母です~いつも大がありがとうね?」
「いえっ!とんでもないです」
優しそうなお母さん…
スタイルも良いし、素敵。
「大~可愛い子ねぇ?」
「だろ?」
「大、東京行っちゃうけど、これからも仲良くしてあげてね?」
「はい、もちろんです」
「咲季ちゃんにも会えたし、お母さん帰るわね」
「ん、ありがと」
「わざわざありがとうございました」
「いいのよ~また会えるのを楽しみにしてるわね」
「はい、是非」
手を振って諸星くんのお母さんは帰って行った。
「びっくりした?」
「びっ、びっくりしたぁ」
まだ心臓がバクバクいってる。
「ははっ、ゴメンな?ずっと咲季に会いたいって言ってたからさ。今日しかないって思って」
「私、ちゃんと挨拶できてたかな?」
「大丈夫、できてたよ。良かった、咲季のこと紹介できて」
「私も、びっくりしたけど嬉しかった」
本当に驚いたけど、家族に紹介してもらえるなんてすごいことだよね。
諸星くんのお母さん、会えて良かったな。
「高校最後に来たのが体育館って、なんか感慨深いなあ」
諸星くんが体育館を見つめた後、私に問いかける。
「ここ、何があった場所か覚えてる?」
「びっくりした?」
「すっごいびっくりしたよ~諸星くんが来るなんて思ってなかったから…」
「そういえば約束してなかったからさ。メールより早いかなと思って」
「うん、嬉しい」
嬉しい。すごく。
でも、
でも、
ない。
第二ボタンが、ない。
諸星くんの学ランにはボタンが1つも残ってなくて、前が全開だった。
教室を出たときにすぐ気が付いたけど、言い出せない。
だって、今更第二ボタンが欲しいって言ったところで、もうないんだもん。諸星くんを困らせるだけ。
何で欲しいって言わなかったんだろう、私。
ああ、後悔。
下駄箱で靴を履いて合流すると、諸星くんの足は校門の方へ向かわない。
「どこ行くの?」
「ちょっと会わせたい人がいてさ。ついてきて?」
「??うん」
向かった先は、体育館。
体育館の前に、女の人が立っていて。
クリーム色のスーツに、胸にはコサージュ。
卒業式に出た保護者の方かな?とぼんやり考えていると
「母さん!お待たせ」
諸星くんが近づいて声をかけた。
……母さん?
諸星くんの、お母さん!?
会わせたい人って、お母さんだったの!?
何が起こったか理解した私の心拍数は急上昇して、緊張で身体が固くなった。
「この子が咲季ちゃん?」
「そう。咲季、俺の母さん」
「あ、あのっ!初めまして!川瀬咲季といいます。いつも諸星くんにはお世話になってます」
勢いよく頭を下げた。
心臓が飛び出そうだ……
「初めまして大の母です~いつも大がありがとうね?」
「いえっ!とんでもないです」
優しそうなお母さん…
スタイルも良いし、素敵。
「大~可愛い子ねぇ?」
「だろ?」
「大、東京行っちゃうけど、これからも仲良くしてあげてね?」
「はい、もちろんです」
「咲季ちゃんにも会えたし、お母さん帰るわね」
「ん、ありがと」
「わざわざありがとうございました」
「いいのよ~また会えるのを楽しみにしてるわね」
「はい、是非」
手を振って諸星くんのお母さんは帰って行った。
「びっくりした?」
「びっ、びっくりしたぁ」
まだ心臓がバクバクいってる。
「ははっ、ゴメンな?ずっと咲季に会いたいって言ってたからさ。今日しかないって思って」
「私、ちゃんと挨拶できてたかな?」
「大丈夫、できてたよ。良かった、咲季のこと紹介できて」
「私も、びっくりしたけど嬉しかった」
本当に驚いたけど、家族に紹介してもらえるなんてすごいことだよね。
諸星くんのお母さん、会えて良かったな。
「高校最後に来たのが体育館って、なんか感慨深いなあ」
諸星くんが体育館を見つめた後、私に問いかける。
「ここ、何があった場所か覚えてる?」