初恋cherry.
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「もうすぐ国体だね。頑張ってね」
「うん。最後の大会だから気合い入れて頑張るよ!」
「中間テストもあるから大変だよね」
「げっ!テストいつからだっけ?」
「再来週からだったと思うけど…ちょっと待ってね」
バッグから手帳を取り出して、日程を確認していると
「あ、写真だ。見ても良い?」
諸星くんが手帳に挟んであった写真に気づいた。
「うん、いいよ」
「あ、原田さん。浴衣だ。夏祭り?」
「そうだよ。ユッちゃんと一緒に行ったんだ」
「すげえ、可愛い。俺も川瀬さんの浴衣姿見たかったなぁ」
諸星くんにとっては何気ないひと言なんだろうけど、その言葉は私をドキドキさせる材料でしかない。
「来年も、着るよ?」
「やった!約束な?」
ニコニコと喜ぶ彼に、心があったかくなるのを感じた。
来年は、一緒に夏祭りに行けたらいいな。
「あーっ!これ!文化祭のときのやつじゃん!俺女装してるし、ハズすぎ!」
文化祭でユッちゃんが撮ってくれた写真を見つけて絶叫する諸星くん。
「あ~でもあの時の手羽先すげえうまかったんだよなぁ。今日のお弁当もうまかったしさぁ。川瀬さん本当料理上手だよね?俺結婚するのは絶対料理上手な子がいいんだよね」
け、けっ、こん……
何か言わなきゃと思うものの、結婚というフレーズに過剰に反応してしまってうまく言葉が出てこない。
「あっ、ごめん!俺、そういうつもりじゃなくて、いや、そういうつもりじゃないこともないんだけど、とりあえず言いたかったのは、川瀬さんが料理上手だってことで!」
私の様子を察した諸星くんが珍しく慌てて弁解する。
「うん、ありがとう」
心がくすぐったくて、それしか言えなかった。
あれ?次の写真ってもしかして…!?
「あー!待って!それはダメっ!」
焦って制止しようとするも、時すでに遅し。
私の手は間に合わず、諸星くんは写真を見ていた。
「これって…」
嫌な予感は的中した。
そこに写っていたのは、諸星くん。
2年生の修学旅行のときのもので、諸星くんの写真が欲しくて、彼が写っているのを探して買ったんだ。
「…引いた、よね?」
諸星くんの方を見れない。
絶対幻滅されたよね。
こわいって思ったかな……
「引くわけないじゃん。すげえ、なんかもう、嬉しい。何で俺もっと早く川瀬さんと知り合えなかったんだろ。川瀬さんは俺のこと見ててくれたのにさ」
「っ、諸星くんはバスケ頑張ってたんだから仕方ないよ!クラスも違ったし」
嬉しい、って言ってくれた。
もっと早く知り合いたかったって。
諸星くんの優しい気持ちが嬉しくて、涙が出そうになった。
「…うん。俺達これからだもんな!よし!じゃあ2人の写真撮ろうか」
そう言って諸星くんは携帯を取り出す。
「川瀬さんこっち来て」
「あ、はい」
隣に座ると、諸星くんの顔がググッと近づいてくる。
頬が触れ合いそうなくらい、近くに。
やばい!近い!近い!
心臓の音が諸星くんに聞こえちゃうよ。
「じゃあ撮るよ!ハイっ!」
「よし撮れた。今送るね?俺、待ち受けにしよ」
「ありがとう」
私も、待ち受け決定。
毎日眺めてニヤニヤして、ユッちゃんに冷やかされるのも多分決定だと思う。
「あ、届いたよ」
カチカチとボタンを押して、待ち受けの設定をする。
「川瀬さんも待ち受け?やった」
諸星くんが私の携帯画面を覗き込む。
「うん」
私が顔を見て返事をしようと横を向くと、諸星くんと至近距離で目が合った。
「…っ」
顔が、あつい。
目がそらせない。
諸星くんも私の目を見てる。
まばたきも、できない。
「ギュッてしても、いい?」
私は、黙って頷いた。
「うん。最後の大会だから気合い入れて頑張るよ!」
「中間テストもあるから大変だよね」
「げっ!テストいつからだっけ?」
「再来週からだったと思うけど…ちょっと待ってね」
バッグから手帳を取り出して、日程を確認していると
「あ、写真だ。見ても良い?」
諸星くんが手帳に挟んであった写真に気づいた。
「うん、いいよ」
「あ、原田さん。浴衣だ。夏祭り?」
「そうだよ。ユッちゃんと一緒に行ったんだ」
「すげえ、可愛い。俺も川瀬さんの浴衣姿見たかったなぁ」
諸星くんにとっては何気ないひと言なんだろうけど、その言葉は私をドキドキさせる材料でしかない。
「来年も、着るよ?」
「やった!約束な?」
ニコニコと喜ぶ彼に、心があったかくなるのを感じた。
来年は、一緒に夏祭りに行けたらいいな。
「あーっ!これ!文化祭のときのやつじゃん!俺女装してるし、ハズすぎ!」
文化祭でユッちゃんが撮ってくれた写真を見つけて絶叫する諸星くん。
「あ~でもあの時の手羽先すげえうまかったんだよなぁ。今日のお弁当もうまかったしさぁ。川瀬さん本当料理上手だよね?俺結婚するのは絶対料理上手な子がいいんだよね」
け、けっ、こん……
何か言わなきゃと思うものの、結婚というフレーズに過剰に反応してしまってうまく言葉が出てこない。
「あっ、ごめん!俺、そういうつもりじゃなくて、いや、そういうつもりじゃないこともないんだけど、とりあえず言いたかったのは、川瀬さんが料理上手だってことで!」
私の様子を察した諸星くんが珍しく慌てて弁解する。
「うん、ありがとう」
心がくすぐったくて、それしか言えなかった。
あれ?次の写真ってもしかして…!?
「あー!待って!それはダメっ!」
焦って制止しようとするも、時すでに遅し。
私の手は間に合わず、諸星くんは写真を見ていた。
「これって…」
嫌な予感は的中した。
そこに写っていたのは、諸星くん。
2年生の修学旅行のときのもので、諸星くんの写真が欲しくて、彼が写っているのを探して買ったんだ。
「…引いた、よね?」
諸星くんの方を見れない。
絶対幻滅されたよね。
こわいって思ったかな……
「引くわけないじゃん。すげえ、なんかもう、嬉しい。何で俺もっと早く川瀬さんと知り合えなかったんだろ。川瀬さんは俺のこと見ててくれたのにさ」
「っ、諸星くんはバスケ頑張ってたんだから仕方ないよ!クラスも違ったし」
嬉しい、って言ってくれた。
もっと早く知り合いたかったって。
諸星くんの優しい気持ちが嬉しくて、涙が出そうになった。
「…うん。俺達これからだもんな!よし!じゃあ2人の写真撮ろうか」
そう言って諸星くんは携帯を取り出す。
「川瀬さんこっち来て」
「あ、はい」
隣に座ると、諸星くんの顔がググッと近づいてくる。
頬が触れ合いそうなくらい、近くに。
やばい!近い!近い!
心臓の音が諸星くんに聞こえちゃうよ。
「じゃあ撮るよ!ハイっ!」
「よし撮れた。今送るね?俺、待ち受けにしよ」
「ありがとう」
私も、待ち受け決定。
毎日眺めてニヤニヤして、ユッちゃんに冷やかされるのも多分決定だと思う。
「あ、届いたよ」
カチカチとボタンを押して、待ち受けの設定をする。
「川瀬さんも待ち受け?やった」
諸星くんが私の携帯画面を覗き込む。
「うん」
私が顔を見て返事をしようと横を向くと、諸星くんと至近距離で目が合った。
「…っ」
顔が、あつい。
目がそらせない。
諸星くんも私の目を見てる。
まばたきも、できない。
「ギュッてしても、いい?」
私は、黙って頷いた。