初恋cherry.
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休憩から戻ったあとはまた目まぐるしく働いた。
愛和祭のラストは後夜祭が行われる。
グラウンドの特設ステージで軽音部がバンド演奏をしたり、最後にワイワイ楽しむイベントで。
私はユッちゃんとステージを眺めながら文化祭の余韻に浸っていた。
「文化祭も終わっちゃったねえ」
「そうだね、私3年間で一番働いたかも」
「咲季大活躍だったもんねえ」
「当分手羽先は見たくないや」
「あは!でも諸星くんおいしいって食べてくれたし、一緒に写真も撮れたし、良かったね」
「うん、全部ユッちゃんのおかげだよ、ありがとう」
今までではありえなかったことが起こりすぎていて、正直私の頭では整理しきれていない。
神様が頑張ったご褒美をくれたのかなあなんて、ぼんやり考えていると
「あ、諸星くんいた」
ユッちゃんが少し先の方を指さした。
「えっ」
本当だ。
もう女装はしてなくて、いつもの制服姿の諸星くん。
「何かキョロキョロしてない?」
「誰か友達でも探してるのかな?」
周りを見渡しながら歩いていた諸星くんは、私達の方に気が付くとこっちに向かって歩いてきた。
「ども、お疲れ様!」
「あ、お疲れ様です」
う~笑顔が眩しいよぅ。
「お疲れ~!もう女装じゃないんだ?」
ユッちゃんが茶化すと
「もう女装は勘弁…」
諸星くんは困ったように笑った。
「あのさ、ちょっと川瀬さん借りても良いかな?」
…わ、私!?
「全然OK!どこへでも連れて行っちゃって!」
「え、ユッちゃ…」
「私はミーコ達の所に行っとくから大丈夫。行っといで」
「う、うん」
「ありがと、原田さん」
諸星くんの後ろをついていって辿り着いたのは、体育館の前。
皆はグラウンドにいるから、人は全然いなくてすごく静かだ。
「ここでさ、初めて話したの覚えてる?」
諸星くんが口を開いた。
あの時のことが脳裏に蘇る。
「うん。でもあれは忘れて欲しいかも…」
「ははっ!体育館見にきたとか言うから、俺その後1人で笑っちゃったよ」
「お恥ずかしい限りです…」
「でもさ、あれがあって川瀬さんと知り合えたから、結果的には良かったよ」
「うん」
私も、良かった。
こんな風に話せるようになるなんて、夢にも思わなかったから。
「でさ、何でこんな場所まで連れて来たかっていうと、前に俺、川瀬さんに友達として仲良くして欲しいって言ったじゃん?あれ、取り消したくて」
「えっ?」
友達を取り消すってことは…友達にもなれなかったって、こと?
私と話してもつまんないかもしれないけど、もう今みたいには、話せなくなるってこと?
私の頭の中で、諸星くんの言葉がぐるぐるまわる。
きっと私は泣きそうな顔をしていたと思う。
「あ、ごめん。言い方が悪かったかな。川瀬さん、夏休み前に俺に好きだって言ってくれたよね?あれって…まだ有効かな?」
「………それって……」
今さっきまで涙が出そうなくらい悲しかったはずなのに、次は都合の良い考えが頭をよぎる。
そんなわけ、ないのに。
私、振られたんだもん。
でも……でも……
「うん。俺、川瀬さんのことが好きになりました。良かったら付き合ってください」
「返事、聞かせてくれるかな?」
返事よりも先に、涙が溢れた。
信じられない。
いつ?どんなタイミングで?
どうして自分のことを好きになってくれたのか、全然わからない。
でも、私もちゃんと伝えなきゃ。
私の想い、伝えなきゃ。
「~っ、~っ、私も、諸星くんが、好きです、今も、大好きです」
泣いて途切れ途切れにだけど、言えた。伝えられた。
「良かったあ~!もう完全に吹っ切れたとか言われたらどうしようかと思ったよ」
諸星くんはその場にしゃがみこんでおでこに手の平を当てた。
「…そんなわけ、ないよ。だって、ずっと好きだったから、簡単に気持ち、消せないよ」
「本当、良かった。そんな一途なところも、また好きになった」
私の顔が赤く染まる。
「はは、顔真っ赤」
諸星くんがからかう。
今日、私の気持ち、届きました。
愛和祭のラストは後夜祭が行われる。
グラウンドの特設ステージで軽音部がバンド演奏をしたり、最後にワイワイ楽しむイベントで。
私はユッちゃんとステージを眺めながら文化祭の余韻に浸っていた。
「文化祭も終わっちゃったねえ」
「そうだね、私3年間で一番働いたかも」
「咲季大活躍だったもんねえ」
「当分手羽先は見たくないや」
「あは!でも諸星くんおいしいって食べてくれたし、一緒に写真も撮れたし、良かったね」
「うん、全部ユッちゃんのおかげだよ、ありがとう」
今までではありえなかったことが起こりすぎていて、正直私の頭では整理しきれていない。
神様が頑張ったご褒美をくれたのかなあなんて、ぼんやり考えていると
「あ、諸星くんいた」
ユッちゃんが少し先の方を指さした。
「えっ」
本当だ。
もう女装はしてなくて、いつもの制服姿の諸星くん。
「何かキョロキョロしてない?」
「誰か友達でも探してるのかな?」
周りを見渡しながら歩いていた諸星くんは、私達の方に気が付くとこっちに向かって歩いてきた。
「ども、お疲れ様!」
「あ、お疲れ様です」
う~笑顔が眩しいよぅ。
「お疲れ~!もう女装じゃないんだ?」
ユッちゃんが茶化すと
「もう女装は勘弁…」
諸星くんは困ったように笑った。
「あのさ、ちょっと川瀬さん借りても良いかな?」
…わ、私!?
「全然OK!どこへでも連れて行っちゃって!」
「え、ユッちゃ…」
「私はミーコ達の所に行っとくから大丈夫。行っといで」
「う、うん」
「ありがと、原田さん」
諸星くんの後ろをついていって辿り着いたのは、体育館の前。
皆はグラウンドにいるから、人は全然いなくてすごく静かだ。
「ここでさ、初めて話したの覚えてる?」
諸星くんが口を開いた。
あの時のことが脳裏に蘇る。
「うん。でもあれは忘れて欲しいかも…」
「ははっ!体育館見にきたとか言うから、俺その後1人で笑っちゃったよ」
「お恥ずかしい限りです…」
「でもさ、あれがあって川瀬さんと知り合えたから、結果的には良かったよ」
「うん」
私も、良かった。
こんな風に話せるようになるなんて、夢にも思わなかったから。
「でさ、何でこんな場所まで連れて来たかっていうと、前に俺、川瀬さんに友達として仲良くして欲しいって言ったじゃん?あれ、取り消したくて」
「えっ?」
友達を取り消すってことは…友達にもなれなかったって、こと?
私と話してもつまんないかもしれないけど、もう今みたいには、話せなくなるってこと?
私の頭の中で、諸星くんの言葉がぐるぐるまわる。
きっと私は泣きそうな顔をしていたと思う。
「あ、ごめん。言い方が悪かったかな。川瀬さん、夏休み前に俺に好きだって言ってくれたよね?あれって…まだ有効かな?」
「………それって……」
今さっきまで涙が出そうなくらい悲しかったはずなのに、次は都合の良い考えが頭をよぎる。
そんなわけ、ないのに。
私、振られたんだもん。
でも……でも……
「うん。俺、川瀬さんのことが好きになりました。良かったら付き合ってください」
「返事、聞かせてくれるかな?」
返事よりも先に、涙が溢れた。
信じられない。
いつ?どんなタイミングで?
どうして自分のことを好きになってくれたのか、全然わからない。
でも、私もちゃんと伝えなきゃ。
私の想い、伝えなきゃ。
「~っ、~っ、私も、諸星くんが、好きです、今も、大好きです」
泣いて途切れ途切れにだけど、言えた。伝えられた。
「良かったあ~!もう完全に吹っ切れたとか言われたらどうしようかと思ったよ」
諸星くんはその場にしゃがみこんでおでこに手の平を当てた。
「…そんなわけ、ないよ。だって、ずっと好きだったから、簡単に気持ち、消せないよ」
「本当、良かった。そんな一途なところも、また好きになった」
私の顔が赤く染まる。
「はは、顔真っ赤」
諸星くんがからかう。
今日、私の気持ち、届きました。