初恋cherry.
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体育祭が終わった。
明日は文化祭があるから、文化祭の最終準備グループと体育祭の後片付けグループに分かれて作業する。
俺は体育委員だからもちろん後片付けグループ。
周りに指示を出しながらテキパキ動くも、頭の中はスッキリしないでいる。
理由はわかってる。
フォークダンスの退場のとき、川瀬さんが、手を繋いでいた男と楽しそうに話しているのを見たから。
アイツ誰だよって、面白くねえなって思った。
川瀬さんのことは、正直3年になってから知った。
だって愛和は人数多すぎなんだっての。
初めて会ったときは、体育館の前で立っていたところを話しかけて、そしたら体育館見に来たとか意味不明なこと言って立ち去るし、次の日は俺の不注意でぶつかって転ばせてしまった。
部活を見に来てるのが見えた時はちょっと笑いそうになったけど、ぶつかったことを謝りに行ったら顔を真っ赤にして必死で話す姿が一生懸命で可愛いなって思った。
そんな彼女は、俺にインターハイ頑張ってってミサンガをくれて、好きだって告白してくれた。
でも俺はバスケのことで頭がいっぱいだったから、断った。
いつもだったら“ごめんなさい”で終わらせるけど、何となく彼女とはそのままで終わらせたくなくて、友達になろうって言った。
もらったミサンガはすげえ俺好みで、インターハイにもつけて行った。
苦しいときもこのミサンガに励まされた。
今日の借り物競争のとき、好きな人って書かれたお題を見たとき、彼女の顔が一瞬頭をチラついた。
フォークダンスのときに男と手を繋いで笑い合ってる姿を見て、ヤバイって思った。
アイツも川瀬さんのこと好きだったら?って。
振った俺がとやかく言う権利はないけど、心のモヤモヤが消えない。
そんなモヤモヤを振り払うように作業していたら、いつも彼女と一緒にいる子が目に入った。
考える前に足が動いた。
後になって考えると、あのときの俺は本当に余裕がなかったなって思う。
「ねえ」
作業している彼女に声をかける。
「はい。あ、諸星くん。咲季なら文化祭準備組だよ?」
「いや、キミに用事があって。あ、えーっと…」
「原田です。原田唯。咲季はユッちゃんって呼ぶけど」
「ごめん、原田さん。えっ、と、今日さ、フォークダンスのときに川瀬さんと最後に手繋いでたヤツって誰かわかる?」
「手?んーっと、確か佐藤くんだったと思うけど…去年同じクラスだったくらいで、特に咲季と親しいとかはないよ?」
「そっ、か」
……良かった。
安心した俺の顔は、かなりまぬけだったと思う。
原田さんはそんな俺の心情を知ってか知らずか
「諸星くん!咲季はね、すーっごい可愛いし、すーっごい良い子だから、まあ泣き虫なところはあるけど…とにかく!モタモタしてたら他の男にとられちゃうよ!」
人差し指をビシっと突きつけられた。
あまりの迫力に唖然としてしまった後、なぜか笑いがこみ上げてきて
「…了解っす」
敬礼した。
川瀬さん、良い友達がいるなあ。
その日の帰り道は、心なしか足取りが軽かったように思う。
明日は文化祭があるから、文化祭の最終準備グループと体育祭の後片付けグループに分かれて作業する。
俺は体育委員だからもちろん後片付けグループ。
周りに指示を出しながらテキパキ動くも、頭の中はスッキリしないでいる。
理由はわかってる。
フォークダンスの退場のとき、川瀬さんが、手を繋いでいた男と楽しそうに話しているのを見たから。
アイツ誰だよって、面白くねえなって思った。
川瀬さんのことは、正直3年になってから知った。
だって愛和は人数多すぎなんだっての。
初めて会ったときは、体育館の前で立っていたところを話しかけて、そしたら体育館見に来たとか意味不明なこと言って立ち去るし、次の日は俺の不注意でぶつかって転ばせてしまった。
部活を見に来てるのが見えた時はちょっと笑いそうになったけど、ぶつかったことを謝りに行ったら顔を真っ赤にして必死で話す姿が一生懸命で可愛いなって思った。
そんな彼女は、俺にインターハイ頑張ってってミサンガをくれて、好きだって告白してくれた。
でも俺はバスケのことで頭がいっぱいだったから、断った。
いつもだったら“ごめんなさい”で終わらせるけど、何となく彼女とはそのままで終わらせたくなくて、友達になろうって言った。
もらったミサンガはすげえ俺好みで、インターハイにもつけて行った。
苦しいときもこのミサンガに励まされた。
今日の借り物競争のとき、好きな人って書かれたお題を見たとき、彼女の顔が一瞬頭をチラついた。
フォークダンスのときに男と手を繋いで笑い合ってる姿を見て、ヤバイって思った。
アイツも川瀬さんのこと好きだったら?って。
振った俺がとやかく言う権利はないけど、心のモヤモヤが消えない。
そんなモヤモヤを振り払うように作業していたら、いつも彼女と一緒にいる子が目に入った。
考える前に足が動いた。
後になって考えると、あのときの俺は本当に余裕がなかったなって思う。
「ねえ」
作業している彼女に声をかける。
「はい。あ、諸星くん。咲季なら文化祭準備組だよ?」
「いや、キミに用事があって。あ、えーっと…」
「原田です。原田唯。咲季はユッちゃんって呼ぶけど」
「ごめん、原田さん。えっ、と、今日さ、フォークダンスのときに川瀬さんと最後に手繋いでたヤツって誰かわかる?」
「手?んーっと、確か佐藤くんだったと思うけど…去年同じクラスだったくらいで、特に咲季と親しいとかはないよ?」
「そっ、か」
……良かった。
安心した俺の顔は、かなりまぬけだったと思う。
原田さんはそんな俺の心情を知ってか知らずか
「諸星くん!咲季はね、すーっごい可愛いし、すーっごい良い子だから、まあ泣き虫なところはあるけど…とにかく!モタモタしてたら他の男にとられちゃうよ!」
人差し指をビシっと突きつけられた。
あまりの迫力に唖然としてしまった後、なぜか笑いがこみ上げてきて
「…了解っす」
敬礼した。
川瀬さん、良い友達がいるなあ。
その日の帰り道は、心なしか足取りが軽かったように思う。