水天一色〜ポエム〜

心の代弁者様

2025/02/11 18:30
長編私情
言葉を探していた・・・
ずっとずっと・・・探してた・・・
もう僕は話すことが出来ないでいた。
だから手話で受け答えをしてた。

僕の苦しみをわかってくれる代弁者様を・・・
そんな代弁者様が必要だったんだ。

そしてようやく見つけて
その代弁者様のお家を尋ねた。

突然押し掛けたにも関わらず
いや嫌な顔もせずに
僕を温かく迎え入れてくれたんだ。


「少しずつでいいから話してごらん。
ここには2人しかいないのだから」って・・・。

それだけで・・・それだけで・・・
僕の心は軽くなった。

そんな優しさに・・・
涙が溢れて・・・止まらなくなった

それでもその人は
ずっと・・・ずっと・・・ 僕を励ましてくれてた。

それだけで僕は、十分救われた・・・。


だから僕は、涙混じりで
手話で「あ・り・が・と・う」って伝えたい。

何回も何回も・・・
手話で・・・身振り手振りも使って

「ありがとう!」って・・・伝えたかったから。

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