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95000番さま2021013020:20

カウントのお祝い、ありがとうございます✨
ついに半分まできました(∩´∀`)∩ワーイ
嬉しくて、るんるん♪しているので(笑)、お祝いしてくださったお礼に。
短いですが、どうかお納めくださいませ。

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「高校生のころ、得意なはず化学のテストが95点でね。あと1問で100点だったの…残念だったわ」

「いや。良かったんじゃないか?95点で」

「どうして?」

「それが悔しくて、勉強したんだろう?」

「ええ。そうね」 

「そのお陰で大学に合格し、科捜研に入所して………」

土門は口を閉ざす。

「土門さん?」

「………俺と出会えた訳だろう?」

ニヤッと笑う不敵な笑み。
不覚にもマリコはドキッとしてしまった。

「ぎ、逆も言えるでしょ!」

「ああ、確かに。お前の頑張りのお陰で、俺はお前に出会えて、こうして」

土門はマリコを抱きしめる。

「手に入れることができた訳だな?」

「そういうことね」

負けず嫌いのマリコに、土門は苦笑する。

ところが。

「あのとき頑張った分のご褒美はないのかしら?」

「……………」

ご褒美は、もちろんある。
額に、鼻先に、頬に…そして、唇に。

よく頑張りました💮

2021/01/30 02:06