『密着!どもマリ24時』(女の子の日編)

in the car




マリコのマンションの駐車場に着いたところで、土門はその肩を揺する。

「榊、着いたぞ」
「ん…。あ、ありがとう。寝てたのね、私」

さっきまでと比べれば、ずいぶんと顔色は良くなっている。
それでも、マリコは緩慢に動くことがやっとのようだ。

「おい…本当に貧血なだけなのか?」

土門は疑わしげにそんなマリコの様子を見ている。

「ん。今月は酷くて…。何故かしら?」
「今月?」

マリコが思わず漏らした一言に、土門が反応する。

「あ!な、何でもないの。大丈夫だから。送ってもらってありがとう。捜査に戻っ……」
「おい!危なっ!!」

ドアを開け、慌てて降りようとした所で、マリコの体がふらりと揺れる。
間一髪、土門の伸ばした腕が辛うじてマリコを支えた。

「部屋まで送る」
「でも……」
「資料やら書籍やらが散乱してるのはいつものことだろう?他にも何かあるのか?」

うっ、と言葉に詰まるマリコだったが、ちらりと土門を見る。

「下着も干してる……かも」

「ぶっ!そりゃ、好都合だな?たまには目の保養でもさせてもらおうか?」

ぶははっ!と笑いながら、すでに土門の腕はマリコをがっちりと囲んでいる。

諦めろ、そう視線を送ると、土門はマリコを抱えるようにエレベータへと向かった。



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