心理テスト、してみませんか?[第2弾]
④のしっぽの先端を選んだあなたは…“猛烈にアタックされて”
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「ち、ちょっと待って!」
「いや、もう待てんな」
マリコはベッドの際まで追い詰められていた。
尚もじりっと後ずさると、トンと背中が壁にぶつかった。
もう、逃げ場は……ない。
「お前が、その答えを出したんだろう?そして俺は、正解だと伝えたはずだ。もうこれ以上は待てない」
何の話をしているかというと、今夜したたか酔った土門が愚痴った一言。
『長年そばにいる相手が、自分の気持ちに気づかない』という不満。
マリコはその相手が誰なのか。
自宅でじっくり考えてみることにした。
そして考える以上、答えを知りたいと思うのは科学者の
その答え合わせのために、土門はマリコの部屋を訪れているのだ。
少し前、マリコの導き出した答えを聞くや否や、土門の酔いは吹き飛んだ。
そして気づけば、マリコは土門の腕の中に閉じ込められている。
「もう待たない。もう我慢しない。もう……お前が欲しいんだ、榊」
焦がれて。
焦がれて。
焦がれて…。
強引な言葉と、ほんの少し…不安な声色に。
どうして逆らえよう。
マリコだって、本当は同じ気持ちなのだ。
その夜。
純白のシーツは、二人分の重みを静かに受け止めた。
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