『密着!どもマリ24時』(捻挫編)
in bedroom 2
アラームに目覚めた土門は、腕の中のマリコを見る。
熱は下がったようで、穏やかな寝息をたてていた。
土門はマリコを気遣うようにそっと上半身を起こすと、枕元のスマホのランプが点滅していることに気づいた。
慌てて確認すると、藤倉からメールが届いていた。
『土門。
今日は有休を取り、榊の様子を見に行ってくれ。
午後一番に病院へ来るように!と風丘先生から伝言を預かっている。
あいつは行かずに済ます公算が高いからな、お前が付き添ってくれ。
頼む。』
などと書かれているが、何だか全てを見透かされているようだな…と土門は無意識に苦笑いを浮かべた。
だが、そういうことなら堂々と世話をさせてもらおうと、再び土門はマリコの隣に身を滑りこませた。
マリコの体に顔を寄せると、何とも言えないよい香りが土門を誘う。
さしずめ、自分はマリコという花に吸い寄せられる蜜蜂といったところか。
『ずっとこうしていたいが……』
土門は一度だけマリコの髪に鼻先を潜り込ませると、そっとベッドを抜け出した。
アラームに目覚めた土門は、腕の中のマリコを見る。
熱は下がったようで、穏やかな寝息をたてていた。
土門はマリコを気遣うようにそっと上半身を起こすと、枕元のスマホのランプが点滅していることに気づいた。
慌てて確認すると、藤倉からメールが届いていた。
『土門。
今日は有休を取り、榊の様子を見に行ってくれ。
午後一番に病院へ来るように!と風丘先生から伝言を預かっている。
あいつは行かずに済ます公算が高いからな、お前が付き添ってくれ。
頼む。』
などと書かれているが、何だか全てを見透かされているようだな…と土門は無意識に苦笑いを浮かべた。
だが、そういうことなら堂々と世話をさせてもらおうと、再び土門はマリコの隣に身を滑りこませた。
マリコの体に顔を寄せると、何とも言えないよい香りが土門を誘う。
さしずめ、自分はマリコという花に吸い寄せられる蜜蜂といったところか。
『ずっとこうしていたいが……』
土門は一度だけマリコの髪に鼻先を潜り込ませると、そっとベッドを抜け出した。