《 omake 》

sideマリコ




土門の吐息とともに注ぎ込まれた言葉に、マリコは赤らむ顔を止められない。
するりと背中に回された手が、ワンピースのジップを下ろしていく。
逃げる気はなかったし、それよりも土門の体温を感じたくて、マリコは寄り添う。


平日も休日もそんなの関係なく、いつも傍にいたい。
その気持ちは刑事だって、科学者だって変わらない。

『だって貴方が……だから』
『お前が……だから』

二人の夜はマーブルのように溶け合い、混じり合っていく……。


そして、また新しい一日を迎える。

「「おはよう!」」

交わし合うのは、きっと優しいバードキス。




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