『密着!どもマリ24時』(休日編)
in bedroom
「榊、起きろ」
「う……ん」
土門が肩を揺すると、マリコは布団の中に潜ってしまった。
――― まったく、寝起きが悪いにもほどがあるな……。
土門は嘆息すると、一旦寝室を出ていった。
キッチンに戻り、鍋の様子を確認する。
昨夜の余り野菜を再利用して、コンソメスープを作っているのだ。
できるだけ澄んだ色合いにするために、小まめに灰汁をすくい取る。
仕上げに塩コショウで味を整え、スプーンですくって味を確かめる。
「………よし」
火を止めると、テーブルに朝食をセッティングする。
そして再び、寝室へ向かう。
「おい、榊。朝メシできたぞ!」
「………」
「さー、かー、きー!」
ばっと布団をめくり……速攻掛け直す。
そういえば…昨夜はけっこう遅くまで盛り上がってしまったため、マリコは土門のスウェットの上を身につけただけで眠ってしまったのだ。
一瞬のことだったが、際どい部分まで露になった足が目に焼き付く。
土門は忘れようと両手で顔を上下に擦る。
そのとき、ようやく布団がもぞもぞと動き出し目から上だけが現れた。
「どもんさん。……おはよう」
マリコはねぼけ目 でふにゃりと笑う。
「…………」
この沈黙に土門が何を思ったのかは察して余りあるが、土門はマリコの髪をくしゃりと撫でた。
「今日は出掛けるんだろう?早く起きて、飯を食え」
「うん」
返事を確認すると、寝室を出ていこうとする土門に『ねえ…』とマリコが呼びかける。
「なんだ?」
振り向けば、マリコが手招きしている。
「?」
近寄ってきた土門の首に手を伸ばし、マリコは伸び上がるようにしてその頬に軽く触れた。
ふふっ、と楽しげに笑うマリコを……土門はもう一度ベッドに沈めた。
「榊、起きろ」
「う……ん」
土門が肩を揺すると、マリコは布団の中に潜ってしまった。
――― まったく、寝起きが悪いにもほどがあるな……。
土門は嘆息すると、一旦寝室を出ていった。
キッチンに戻り、鍋の様子を確認する。
昨夜の余り野菜を再利用して、コンソメスープを作っているのだ。
できるだけ澄んだ色合いにするために、小まめに灰汁をすくい取る。
仕上げに塩コショウで味を整え、スプーンですくって味を確かめる。
「………よし」
火を止めると、テーブルに朝食をセッティングする。
そして再び、寝室へ向かう。
「おい、榊。朝メシできたぞ!」
「………」
「さー、かー、きー!」
ばっと布団をめくり……速攻掛け直す。
そういえば…昨夜はけっこう遅くまで盛り上がってしまったため、マリコは土門のスウェットの上を身につけただけで眠ってしまったのだ。
一瞬のことだったが、際どい部分まで露になった足が目に焼き付く。
土門は忘れようと両手で顔を上下に擦る。
そのとき、ようやく布団がもぞもぞと動き出し目から上だけが現れた。
「どもんさん。……おはよう」
マリコはねぼけ
「…………」
この沈黙に土門が何を思ったのかは察して余りあるが、土門はマリコの髪をくしゃりと撫でた。
「今日は出掛けるんだろう?早く起きて、飯を食え」
「うん」
返事を確認すると、寝室を出ていこうとする土門に『ねえ…』とマリコが呼びかける。
「なんだ?」
振り向けば、マリコが手招きしている。
「?」
近寄ってきた土門の首に手を伸ばし、マリコは伸び上がるようにしてその頬に軽く触れた。
ふふっ、と楽しげに笑うマリコを……土門はもう一度ベッドに沈めた。
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