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【 芸術の秋編 】


マ「綺麗ね……」

ほう、とマリコはため息をつく。

マ「色の鮮やかさといい、深みといい………」

うっとりとマリコは手元を見つめる。

そんなマリコの背後を通りかかった宇佐見は、ちらりとのぞきこむ。

宇「マリコさん、絵画お好きだったんですか?」

デスクには有名絵画の写真と、その解説の書かれた書籍が広げられていた。

マ「え?」

宇「その本は?」

マ「ああ。これは、押収品の美術の教科書です。今、鑑定中なんですが、見てください!」

マリコはある一点を指差す。
そこには、赤のグラデーションが解説とともに描かれていた。

マ「綺麗ですよね。まるで血液サンプルみたい……」

マリコはうっとりと頬に手を当てて、教科書を見つめる。

宇「そう…ですね……………」

宇佐見がその場をそそくさと立ち去ったのは言うまでもない。


(こっそり)
管「送信ありがとうございました!(≧∇≦)管理人の頑張る源です。ぜひまたお越しください(^^)」





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