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マ「土門さん!」

土「ん?」

マ「あーん」

思わず口を開けると、何かが放り込まれた。

土「なん……飴か?」

マ「何味だった?」

土「ん?ん……グレープだな」

マ「辛くない?」

土「いや、うまいぞ」

マ「なーんだ……」

マリコは明らかにガッカリしている。

土「一体、なんだ?」

マ「今日、ハロウィンでしょう?呂太くんから2つキャンディをもらったんだけど…どちらかが激辛味なんですって!」

土「……で、俺で試してみたって訳か?」

マ「そ、それは……」

愛想笑いを浮かべて、じりじりと逃げ腰になるマリコの肩を土門はつかむ。

土「自分でも確認してみたらどうだ?」

ぐいっと後頭部から引き寄せられる。

マ「ん!」

土「……」

マ「んんっ!!」

土「…………」

マ「んんーっ!!!」

土「どうだ?上手いだろう?」

マ「あ、味なんて分からないわよ!」

赤面マリコの正直な感想に、土門は爆笑する。

土「そうか、すまん。それなら、今度はよく味わえ」

そういうと、土門からマリコへキャンディが移された。

マ「……おいしい」

土「な?」

マ「返してあげる……」

まさかそうくるとは思わず、土門は目を見張る。
“ちゅっ”という小さな音と甘い味わいに、思わず土門の頬がうっすら赤くなる。

マ「ふふふ。イタズラ成功ね!」


(こっそり)
管「送信ありがとうございました!(≧∇≦)管理人の頑張る源です。ぜひまたお越しください(^^)」




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