日常の一コマシリーズ





「おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様」

「「……」」

ずらりと並んだメイド服の若い女性たちが頭を下げ、従順そうに二人を迎えてくれた。

「いや、我々は客ではなく……」
「分かってます!でもここでは、皆さまご主人様です!」

――― いや、分かってないだろう……。

土門は額に手を当て、ため息をつく。
とりあえず、責任者を呼び出してもらい話を聞くことにする。
マリコもしばらく同席していたが、関係者の指紋採取を終えると店内を物色し始めた。

店の一角には撮影コーナーが設けられており、ずらりとメイド服が並んでいた。

「お嬢様、メイド服でお写真いかかですか?とってもお似合いになりそう……」
メイドの一人がマリコに声をかけた。

「そう、でしょうか?」

「ええ!試しに、そうですね……これなんてどうですか?」

メイドが選んだのはパニエがふんわり膨らんだ可愛らしいミニスカートのメイド服だ。
でも何故か胸元の部分が開いていて、際どい箇所がチラリズムになっている。

「ええっ!?そんなのは無理です!もっと露出の少な目な服はないですか?」

「そうですかー?似合いそうなのに……」

しぶしぶとメイドは別の服を選んだ。
それは立ち襟に長袖。
下はロングスカートで、メイドというよりは侍女に近かった。
これなら……とマリコは試着してみた。

「榊、お前……」
ちょうど奥の部屋から戻ってきた土門は、マリコの姿に呆れる。

「な、なに……?」
「いや、早く着替えろ。戻るぞ!」

土門は再度ちらりとマリコを盗み見る。
ロッテンマイヤーみたいなメイド服にほっと安心しながらも、やや物足りなさを感じる土門であった……。


メイド喫茶の二人の一コマである。




fin.



■■■ どもマリに、一コマな質問…など(笑) ■■■
*管…わたくし、管理人でーす(^^)/


(管)土門さん。実は私、知人に中国茶寮のオーナーがいるんですよ

(土)…………(ーー;)

(管)そこのお店は時々コスプレみたいなイベントもやっているので、多分メイド服もあると思うんですよね~。貸してもらえるように頼んでみましょうか?

(土)いーや、絶対に辞めてくれ!!アイツなら絶対に面白がって……後で何を言われるかわからん!💢

(管)またまた!本当は見たいくせにー?(  ̄▽ ̄)

(土)むぅー(`ε´ )

















☆☆☆ おまけ ☆☆☆


「やだぁ!無理よ……恥ずかしいわ!」
泣きそうなマリコを他所に、目の据わった土門は、ずいっとマリコに押し付けるようにそれを渡す。
「駄目だ!着るまで許さんっ!」
「どもん、さん……」

うっかり土門のパピコを食べてしまった!(笑)マリコは罰としてメイド服を着るように要求されていた。
しかも、メイド喫茶で最初に勧められた『露出度高め』なタイプの服だ。

「さ、か、き!」
「うぅ……。分かったわよ……」

寝室で着替えたマリコは扉から顔だけをのぞかせる。

「着替えたのか?」
「う、ん……」
「出てきたらどうだ?」
「……………」
もじもじと動かないマリコに痺れを切らし、土門が寝室へ向かう。

「……………」
「似合わない……わよね?」


似合わない?……………訳がなかった!

真っ赤な顔の下、白いブラウスのくり貫かれた胸元からのぞく、ふっくらとした胸の膨らみと谷間が眩しい。
下に目を向ければ、きゅっとくびれたウエストとは対照的にふんわりとした超ミニ丈のスカートが男心を擽る。
そして、白いニーハイタイツより上はほとんど付け根近くまでナマ足が晒されていた。

「榊。パピコの怨み、思い知れ!」
「え?ちょっ……!!!」

最後まで言いきることは叶わず、マリコは『やぁん……』と声をあげる。
土門の舌が胸の膨らみの間をなぞったからだ。
同時に武骨な手のひらが、滑らかな足を這い上る。
下着のラインをなぞるようにして、臀部を柔らかく揉みしだいた。

「榊……」
ようやく口づけを与えられたマリコは『ふぅん…』と鼻を鳴らす。

「物欲しそうな顔してるぞ……」
意地悪に変身した土門は、じっくりとマリコの全身にキスを落としていく。
半分だけメイド服を纏ったまま乱れるマリコは背徳的で、土門は我を忘れた。
もちろん最後、マリコに言わせた一言は……。

「ご主人様、〇〇〇〇〇」


*****


(管)あのー、土門さん。妄想終わりました?

(土)ちっ!……いいところで邪魔しやがって!<(`^´)>

(管)だってー、これ以上はR設定しないと、怒られちゃいますよぉ(>_<) これでもギリギリなんですから……いや、アウトか?(◎_◎;)




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