ありがとう!日清オイリオ✨



スポーツ番組を見ようとテレビの電源を入れた土門は、流れてきたCMに手を止めた。

『……目に見えない真実を解き明かしてきました』

画面にはマリコによく似た女性が映っている。

『困っている人に寄り添い、助けたいと願う力』
『自分を信じ、真っすぐに行動する力』

ナレーションと共に、女性の映像も若く初々しい姿から、徐々に落ち着きを見せ、やがてしっとりと円熟さを纏った美しい姿へと変わっていく。
時代の流れだ。

土門は後ろを振り返る。

キッチンからは包丁の音と、揚げ油のパチパチと弾ける音が聞こえてくる。
こちらに背中を向けている彼女は、随分長いこと料理と格闘しているのだ。

土門はそっと彼女の背後に立つ。

「いい匂いだな」

「きゃっ!驚かさないで。危ないじゃない」

「すまん。しかし……」

土門は肉厚に剥かれた皮と、小さくなったジャガイモの身に苦笑した。

「まだかかりそうなのか?」

「ごめんなさい。お腹空いたわよね?」

「いや」と言いかけて、やっぱり「減った」と土門は言い直した。

「もう少しだけ待って」

「もう待ちくたびれた」

彼女の背中越しにIHのスイッチを止めると、そのまま華奢な体を両腕に閉じ込めた。

ふわりと、彼女からは調味料の美味しそうな匂いがした。

「美味そうだな」

「ちょっと!食べるならご飯にして」

彼女…腕の中のマリコは上目遣いに土門を睨む。
そんな表情も、土門にはスパイスでしかない。

「もちろん。だが、その前に前菜を……」


どもマリを愛する皆さまとともに、blueは二次創作の力で、これからも二人の甘い日常を描いていき……たいです!(願望)



fin.


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