アラカルト
9000番さまへのお礼コメント
カウンター9000番を踏んでいただき、ありがとうございます!
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「土門さん!」
「ん?榊、お前も管理人に呼ばれたのか?」
「ええ。実はついに『blue』が9000カウント突破したんですって!でもね。9に関するネタが思いつかないから、今回は私たちにお願いしますって………」
「あいつ……。自分のサイトだろうに。なんて奴だ!」
片眉を吊り上げる土門を、『まあ、まあ』とマリコが宥める。
「こんなに早く達成するとは思ってなかったみたいよ」
「確かに。ありがたいことだな」
「ええ。本当に」
「よし、9か……。何が連想できる?」
「ん…………。救急車!」
「………お前らしいな(苦笑)」
「どういう意味?」
「いや、気にするな。救急車というと……まず、キメラ事件を思い出すな」
「あのときは佐沢先生のお陰で助かったわ……」
「その命の恩人のプロポーズを速攻断ってたよな?」
「土門さん、屋上で会ったとき、もうその事知ってたわよね……嬉しそうに笑ってたし」
「オホン!それ以外だと、アレだな……『お姫様抱っこ回』!あのシーンでまさか親父さんと間違われるとはなぁ……」
「もお……。またその話?…………きゃっ!」
よっ、というかけ声とともに、マリコの体が宙に浮いた。
「ど、土門さん、下ろして!」
マリコは足をばたつかせて、抗議する。
「今はどうなんだ?」
「え?」
「目をつむっても誰に抱き上げられてるのか、ちゃんと分かるか?」
「そんなの!……分かるに決まってるじゃない!こんなことするの、土門さんしかいないもの……」
尻窄みになる声とは反対に、マリコの頬はみるみる赤くなる。
「模範解答だな!よし。じゃあ、ここらで帰るか」
「え?でも……」
「もう義理は果たしただろ?行くぞ」
「ねぇ!下ろしてってば!!」
マリコの叫びも素知らぬ顔で、土門はマリコを拐っていく。
共に明日が非番であることが、マリコにとって幸か不幸か……。
そんなの聞くまでもないですね( 〃▽〃)♥
fin.