アラカルト
6000番さまへのお礼コメント
カウンター6000番を踏んでいただき、ありがとうございます!
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「ねえ、土門さん。エンジェルナンバーって聞いたことある?」
「いや…?」
「亜美ちゃんに教えてもらったんだけどね……」
マリコの説明によると………。
普段の生活の中で、ふとした拍子に目にする数字。
気づくと同じ数字を何度も目撃する、なんてことはないだろうか?
そんなとき、『その数字は天使からのメッセージだ』とする考えだ。
「でね、“6000”のメッセージを調べてみたの。そうしたら…。金銭など物質面での執着を止めた方がいいって……」
そう言うと、マリコはやや顔を伏せる。
「よくわからんが…」
土門は訝し気な顔でマリコを見ている
「だからね。私、土門さんに奢ってもらうのは辞めようと思ったの。今までご免なさい。ご馳走になってばかりで……」
「俺はかまわん」
「え?」
マリコは顔をあげる。
「俺の方が高給取りなんだ。気にするな。なんなら、その……。お前一人養うくらい問題ないぞ」
「ほんとう?」
「ああ」
「ありがとう!じゃあ、さっそく新しくできたイタリアンレストランに行かない?」
キラキラと瞳を輝かせるマリコ。
食いついて欲しかったのはそこじゃなかったんだが…と、土門は苦笑する。
その代わり……。
『ドルチェにはマリコをいただこう』と、よからぬ想像を働かせる土門であった。
(そりゃあ、もう!“あーんなこと”とか、“こーんなこと”とかっ!(≧▽≦)♡)