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「何読んでるの?」
「さ、さかきっ!?」
急に背後から声をかけられ、土門は文字通り飛び上がって驚いた。
ここは屋上。
昼休みに上がってきた土門は、誰かが置き忘れたらしい雑誌を見つけた。パラパラとめくっていただけのはずが、いつの間にか熟読していたようだ。
「彼氏と…妄想キスシチュエーション???」
雑誌を覗き込んだマリコの声がうわずる。
「こ、これはだなぁ」
「土門さん、こういうの興味あるのね」
焦る土門に対して、マリコはやや冷めた声色。
「うっ…。わ、悪いか!」
土門は開き直ることにした。
「俺だってお前となら、その、……色々、妄想するさ」
チラッとマリコを見ると、マリコも顔が赤い。
「なあ、お前はどれが好みだ?」
ということで。
その日の気分で選んでみてくださいね♪
シチュエーション①
シチュエーション②
シチュエーション③
シチュエーション④
シチュエーション⑤