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マ「ねえ、土門さん。今夜、食事に行かない?」
土「珍しいな…。お前からのお誘いとは」
マ「だって、今日はバレンタインデーだもの。私がご馳走するわ」
そういってマリコに連れられたレストランで、二人は美味しいイタリアンを堪能した。
チェックにホール係がやってくる。
マリコは土門の傍へ移動すると、立ち上がらせ、徐に抱きついた。
土「お、おい!お前何を……」
マ「いいから!土門さんも私の背中に腕を回して!!」
土「お、おう」
ぎゅっ。
店「はい!確認しました。ありがとうございます。10%OFFになります」
土「どういうことだ?」
マ「このお店、バレンタインデーにハグすると、料金が10%OFFになるのよ」
店「ちなみに、お客様。キスまでなさいますと30%OFFでこざいますが。いかがなさいますか?」
土「ほう……。どうする、榊?」
マ「どうする……って」
土「節約して、鑑定道具を買うんだろう?協力してやろうか?」
マ「でも、それとこれとは……」
土「往生際が悪いぞ?」
マ「ちょっ!!!」
フッと笑う土門の顔が近くに迫る。
マリコは思わず目を閉じた。
ちゅぅーーっ♡♡♡
店「しっかり、確認しました。30%OFFでございます。お二人で素敵なバレンタインデーを!」
真っ赤な顔のマリコはもう何も言えず、土門の背中に隠れる。
土門はそんなマリコの手を引いて、颯爽とレストランを後にするのだった。
もちろん、自宅に向かって。
『こんな榊を食べずにいられるか!』
どうやらドルチェはもう一品……それも極上品が残されていたらしい。
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管「送信ありがとうございました!(≧∇≦)管理人の頑張る源です。ぜひまたお越しください(^^)」