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黒の暴牛と呼ばれる9つある騎士団のうち最低と呼ばれる騎士団の本部。
そこに『伝説の聖女』と呼ばれるリンという女が在籍していた。
彼女はソファに寝転びながら鼻歌交じりに光の精霊を指に乗せる。
その様子を団長であるヤミ・スケヒロは引きつった顔で彼女に言った。
「てめえまた精霊で盗み見してんのか気持ちわりい」
その言葉にリンは顔色を変えることなく光の精霊と心を通わせる。
「私の故郷―ハージ村に二人の面白い少年を見つけました。半年後の魔法騎士団入団試験が楽しみです」
「黒の暴牛に来れるタマだといいがな――
ところで金ピカ仮面団長さん直々のご指名の任務だ。さっさと行ってこい」
「承知しました。フィンラル、さっそく空間魔法を頼んでもいい?」
「了解です。金色の夜明け団本部前に飛ばしますね!」
そう言ってフィンラルの空間魔法でリンを送った後、フィンラルは好奇心を抑えることができずヤミを見た。
「リンさんと金色の夜明けの団長ってよく二人で任務行きますよねぇ。お二人ってそういう関係なんですか?」
タバコの煙をすっと吐いたヤミはフィンラルを睨む。
その様子に思わず「なんて、冗談ですー」と退散しようとすると、ヤミの口が開いた。
「そうかもな」その言葉にフィンラルはしばらく言葉を失った。